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現在、イケムラさんに、利き腕を噛まれている。
「痛たたたたたた! イケムラさん!?」
「…………」
何も喋ってくれない。私が何かしたんだろうか? 身に覚えがないけど。
ガブリとされた腕は、血が出ない程度ではあるが、強く噛まれている。
「うぅ~…………」と、イケムラさんは唸った。
「えぇ…………」
どういう感情なの?
なんとなくだけど、私に怒ってる訳ではない気がした。じゃあ、なに?
「イケムラさん、落ち着いて。とりあえず、噛むのやめてください。ね?」
「んー」
ゆっくりと、イケムラさんが口を開く。
解放された私の腕には、くっきりと歯形がついていた。
「ごめん。オレ…………」
「私、平気ですから! 気にしないでください」
「ん。ありがと」
きっと、少し疲れてるだけだ。いつも、素敵な歌声を聴かせてくれる、あなた。私は、あなたを支えるためにいる。
私はね、あなたのファンで、友人です。あなたのためなら、腕の一本くらいあげます。
私からは、何も訊きません。話したくなったら、話してください。
「イケムラさん」
「なに?」
「歌ってください」
「……うん」
あなたは、感情表現が苦手だと言う。でも、あなたの歌には感情が乗っているように思います。だって、私の心が揺さぶられるから。
イケムラさんが、歌い出した。素敵な声。魂のこもった歌だと思う。それを燃やして、あなたは歌い続ける。
私は、一曲一曲を、大切に聴いた。
最後には、私は大きな拍手を贈る。
「聴いてくれて、ありがとう」
「歌ってくれて、ありがとうございます!」
いつもね、力をもらえるんです。私、あなたに助けられてます。
だから、私もあなたを助けます。それが、友達ってものでしょう?
「いつも、ありがとう……」
ぼそり、とイケムラさんが私に言った。それだけで、私は充分過ぎるほど報われる。
「お安いご用です!」
私は、胸を張った。
隣にいられて、嬉しいです。
だから、ずっと一緒にいてくださいね?
「痛たたたたたた! イケムラさん!?」
「…………」
何も喋ってくれない。私が何かしたんだろうか? 身に覚えがないけど。
ガブリとされた腕は、血が出ない程度ではあるが、強く噛まれている。
「うぅ~…………」と、イケムラさんは唸った。
「えぇ…………」
どういう感情なの?
なんとなくだけど、私に怒ってる訳ではない気がした。じゃあ、なに?
「イケムラさん、落ち着いて。とりあえず、噛むのやめてください。ね?」
「んー」
ゆっくりと、イケムラさんが口を開く。
解放された私の腕には、くっきりと歯形がついていた。
「ごめん。オレ…………」
「私、平気ですから! 気にしないでください」
「ん。ありがと」
きっと、少し疲れてるだけだ。いつも、素敵な歌声を聴かせてくれる、あなた。私は、あなたを支えるためにいる。
私はね、あなたのファンで、友人です。あなたのためなら、腕の一本くらいあげます。
私からは、何も訊きません。話したくなったら、話してください。
「イケムラさん」
「なに?」
「歌ってください」
「……うん」
あなたは、感情表現が苦手だと言う。でも、あなたの歌には感情が乗っているように思います。だって、私の心が揺さぶられるから。
イケムラさんが、歌い出した。素敵な声。魂のこもった歌だと思う。それを燃やして、あなたは歌い続ける。
私は、一曲一曲を、大切に聴いた。
最後には、私は大きな拍手を贈る。
「聴いてくれて、ありがとう」
「歌ってくれて、ありがとうございます!」
いつもね、力をもらえるんです。私、あなたに助けられてます。
だから、私もあなたを助けます。それが、友達ってものでしょう?
「いつも、ありがとう……」
ぼそり、とイケムラさんが私に言った。それだけで、私は充分過ぎるほど報われる。
「お安いご用です!」
私は、胸を張った。
隣にいられて、嬉しいです。
だから、ずっと一緒にいてくださいね?