800文字チャレンジ
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私は、自由気ままである。
行けない場所はない。どこへだって行ける。
やれないことはない。なんだってやれる。
私は、散歩するのが好きだ。この家の中は、とても広いので気に入っている。
家の中を歩いていると、色々なヒトに出くわす。私を見ると、駆け寄って来て、なにやら話しかけてくる者。逆に、逃げていく者。そのどちらでもなく、私を遠くからじっと見つめる者など、様々だ。
私は構われたい時もあれば、構われたくない時もあるので、そういうヒトたちへの態度は一定ではない。悪いとは思わない。
とはいえ、そういうヒトたちが嫌いではないので、基本的にはサービス精神を出してしまう私であった。
話しかけてきた者には、言葉を返し。逃げる者は追わず。見つめる者には視線を返す。
いささか善良過ぎるだろうか? 仲間に見られたら、笑われるかもしれない。
まあ、そんなことを気にする私じゃないが。
これは、いわゆる処世術というやつだ。むしろ、仲間たちは、私を見習うべきだろう。
私には、最近、お気に入りの場所がある。正確に言うと場所ではないか。
あるヒトの近くにいるのが気に入っている。
名前を、トウマという。
トウマは、私に構い過ぎないし、放置し過ぎない、丁度いいヒトである。
ヒトのそういったことには疎い私だが、モテるのではないかと思う。
しかし、モテているところは見たことがない。ひょっとしてモテてないのだろうか?
だとしたら、ヒトは見る目がない。
けれど、コウハイには好かれているように思う。
なにやら訓練をしている時に、コウハイに助言をするようなところを、何度も見ているからだ。
そういう時でも、トウマに構ってほしくなった場合は、ついつい、ちょっかいを出してしまう。近頃の私は、少し反省している。
お詫びに、今度なにか獲ってくることを約束する。ヒトに贈り物をするのは初めてだが、きっと良い物を贈れるはずだ。
さて、今日もトウマに会いにいくとしよう。
私は、窓から差し込む日の光の中から、一歩踏み出した。
行けない場所はない。どこへだって行ける。
やれないことはない。なんだってやれる。
私は、散歩するのが好きだ。この家の中は、とても広いので気に入っている。
家の中を歩いていると、色々なヒトに出くわす。私を見ると、駆け寄って来て、なにやら話しかけてくる者。逆に、逃げていく者。そのどちらでもなく、私を遠くからじっと見つめる者など、様々だ。
私は構われたい時もあれば、構われたくない時もあるので、そういうヒトたちへの態度は一定ではない。悪いとは思わない。
とはいえ、そういうヒトたちが嫌いではないので、基本的にはサービス精神を出してしまう私であった。
話しかけてきた者には、言葉を返し。逃げる者は追わず。見つめる者には視線を返す。
いささか善良過ぎるだろうか? 仲間に見られたら、笑われるかもしれない。
まあ、そんなことを気にする私じゃないが。
これは、いわゆる処世術というやつだ。むしろ、仲間たちは、私を見習うべきだろう。
私には、最近、お気に入りの場所がある。正確に言うと場所ではないか。
あるヒトの近くにいるのが気に入っている。
名前を、トウマという。
トウマは、私に構い過ぎないし、放置し過ぎない、丁度いいヒトである。
ヒトのそういったことには疎い私だが、モテるのではないかと思う。
しかし、モテているところは見たことがない。ひょっとしてモテてないのだろうか?
だとしたら、ヒトは見る目がない。
けれど、コウハイには好かれているように思う。
なにやら訓練をしている時に、コウハイに助言をするようなところを、何度も見ているからだ。
そういう時でも、トウマに構ってほしくなった場合は、ついつい、ちょっかいを出してしまう。近頃の私は、少し反省している。
お詫びに、今度なにか獲ってくることを約束する。ヒトに贈り物をするのは初めてだが、きっと良い物を贈れるはずだ。
さて、今日もトウマに会いにいくとしよう。
私は、窓から差し込む日の光の中から、一歩踏み出した。