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あなたは、自己卑下ばかりするけれど、私にとっては、眩い光のような存在なのである。
アトランティスでの活躍を、私は覚えている。あの時のあなたと、ノウム・カルデアにいるあなたは、別なのかもしれないけれど、私はあなたに敬意を持っている。
だから、そう。私の中にある勇気をかき集めて、話しかけたのです。
「こんにちは、マンドリカルドさ、ん。いえ、マンドリカルド様、こんにちは」
私のバカ~! こんにちは、何回言った?!
「こ、こんにちは。その、様とか、いらねっすよ…………」
「で、では、マンドリカルドさん」
「はい…………」
「本日は、お日柄もよく…………」
「よく…………?」
私のバカ~! 年中霧がかってる彷徨海に天気もクソもねぇよ!
「すいません。私の心は晴れやかです…………」
「…………それは、よかったっす」
私のバカ~! 心が晴れてるからなんだってんだよぉ!
「あの、私は、マンドリカルドさんのことを、その、尊敬、していまして。で、ですね、私はアトランティスでのあなたを覚えているひとりなので、本当に、えと、感謝しています」
「あの俺と今の俺は、別っすけど、ありがとうございます」
「あ、それはそうなんですが……ええと、どうしてもお礼を言いたかったんです……」
「……これからも頑張るっす。だから、その、出来れば、応援してほしいっす」
「はい! よ、よろしくお願いします!」
私のバカ~! なに手を出してんの~?!
「はい!」
マンドリカルドさんは、快く握手に応じてくれた。英雄のファンサ、ありがたいな。
いや、でもよく観察すると、マンドリカルドさんも緊張しているな、これは。
私たちって、少しだけ似てる。なんて、大それたことを思った。
英雄なのに、親しみやすくて、自己評価が低くて。だけど、ここぞという時には真価を発揮する。それが、英雄というものなのでしょうね。
このカルデアで、あなたと言葉を交わしたことを、私は一生忘れないでしょう。平凡な私の人生で起きた奇跡。それは、美しい宝石のように。眩いばかりの思い出として。
アトランティスでの活躍を、私は覚えている。あの時のあなたと、ノウム・カルデアにいるあなたは、別なのかもしれないけれど、私はあなたに敬意を持っている。
だから、そう。私の中にある勇気をかき集めて、話しかけたのです。
「こんにちは、マンドリカルドさ、ん。いえ、マンドリカルド様、こんにちは」
私のバカ~! こんにちは、何回言った?!
「こ、こんにちは。その、様とか、いらねっすよ…………」
「で、では、マンドリカルドさん」
「はい…………」
「本日は、お日柄もよく…………」
「よく…………?」
私のバカ~! 年中霧がかってる彷徨海に天気もクソもねぇよ!
「すいません。私の心は晴れやかです…………」
「…………それは、よかったっす」
私のバカ~! 心が晴れてるからなんだってんだよぉ!
「あの、私は、マンドリカルドさんのことを、その、尊敬、していまして。で、ですね、私はアトランティスでのあなたを覚えているひとりなので、本当に、えと、感謝しています」
「あの俺と今の俺は、別っすけど、ありがとうございます」
「あ、それはそうなんですが……ええと、どうしてもお礼を言いたかったんです……」
「……これからも頑張るっす。だから、その、出来れば、応援してほしいっす」
「はい! よ、よろしくお願いします!」
私のバカ~! なに手を出してんの~?!
「はい!」
マンドリカルドさんは、快く握手に応じてくれた。英雄のファンサ、ありがたいな。
いや、でもよく観察すると、マンドリカルドさんも緊張しているな、これは。
私たちって、少しだけ似てる。なんて、大それたことを思った。
英雄なのに、親しみやすくて、自己評価が低くて。だけど、ここぞという時には真価を発揮する。それが、英雄というものなのでしょうね。
このカルデアで、あなたと言葉を交わしたことを、私は一生忘れないでしょう。平凡な私の人生で起きた奇跡。それは、美しい宝石のように。眩いばかりの思い出として。