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私には、愛している人がいる。
警視庁刑事部のキャリア組の刑事である、彼。笛吹直大。彼は、私の恋人だ。世界で一番大好きな人。
彼はよく、私にプレゼントをしてくれる。
今日は、私に可愛い水色のリボンや、綺麗な薄い緑色の生地に白色のフリルのついたドレスをくれた。
私の服を脱がせて、ドレスを着せて。首元をリボンで飾る彼。それから、私の長い波がかった金髪を、丁寧にとかしてくれる。その後、素敵な雨雲のような色の帽子を被せてくれた。
私の灰色だが、角度によっては桃色の筋が入って見える瞳を、じっと見つめる彼。
「とっても似合っているぞ。ナマエは、世界で一番可愛い娘だ」
そう言いながら、指先で私の頬を撫でる。
あなたが褒めてくれるのなら、私はいくらでも可愛くなりたいし、なれると思った。
だから、世界で一番愛してね?
あなたの世界で一番でなければ、ダメよ?
この後は、いつもの通りに、ふたりだけでのティーパーティーが始まる。
素敵なティーセット。美味しそうなフォートナム・アンド・メイソンの紅茶。甘い甘い、チェリーパイ。スコーンの生クリーム添え。色とりどりのマカロン。それらが、テーブルに並べられる。
「さあ、今日も、ふたりきりでティーパーティーを始めよう」
もちろん。私は、この午後のティーパーティーをとても楽しみにしていたのだ。
美味しそうに紅茶を飲み、甘いお菓子を食べる、あなたの幸せそうな顔が大好きよ。
こんなに幸せな日々が崩れるなんて、私は微塵も思っていなかった。
ふたりきりのお茶会に、異物が紛れ込むようになったのである。
忌々しい彼女は、私と彼の間に居座り、ふてぶてしいことこの上ない。
彼は、私と彼女に仲良くしてほしいらしいが、お断りだ。あなたから贈り物を、お茶会を、そして何より愛情をもらえるのは、私だけでいいのだから。
彼女は、あの女は、いらない。
しかし悔しいことに、私にはあの女を排除する術はないのだ。
私は、自ら動かすことの出来ない球体関節を恨む。
警視庁刑事部のキャリア組の刑事である、彼。笛吹直大。彼は、私の恋人だ。世界で一番大好きな人。
彼はよく、私にプレゼントをしてくれる。
今日は、私に可愛い水色のリボンや、綺麗な薄い緑色の生地に白色のフリルのついたドレスをくれた。
私の服を脱がせて、ドレスを着せて。首元をリボンで飾る彼。それから、私の長い波がかった金髪を、丁寧にとかしてくれる。その後、素敵な雨雲のような色の帽子を被せてくれた。
私の灰色だが、角度によっては桃色の筋が入って見える瞳を、じっと見つめる彼。
「とっても似合っているぞ。ナマエは、世界で一番可愛い娘だ」
そう言いながら、指先で私の頬を撫でる。
あなたが褒めてくれるのなら、私はいくらでも可愛くなりたいし、なれると思った。
だから、世界で一番愛してね?
あなたの世界で一番でなければ、ダメよ?
この後は、いつもの通りに、ふたりだけでのティーパーティーが始まる。
素敵なティーセット。美味しそうなフォートナム・アンド・メイソンの紅茶。甘い甘い、チェリーパイ。スコーンの生クリーム添え。色とりどりのマカロン。それらが、テーブルに並べられる。
「さあ、今日も、ふたりきりでティーパーティーを始めよう」
もちろん。私は、この午後のティーパーティーをとても楽しみにしていたのだ。
美味しそうに紅茶を飲み、甘いお菓子を食べる、あなたの幸せそうな顔が大好きよ。
こんなに幸せな日々が崩れるなんて、私は微塵も思っていなかった。
ふたりきりのお茶会に、異物が紛れ込むようになったのである。
忌々しい彼女は、私と彼の間に居座り、ふてぶてしいことこの上ない。
彼は、私と彼女に仲良くしてほしいらしいが、お断りだ。あなたから贈り物を、お茶会を、そして何より愛情をもらえるのは、私だけでいいのだから。
彼女は、あの女は、いらない。
しかし悔しいことに、私にはあの女を排除する術はないのだ。
私は、自ら動かすことの出来ない球体関節を恨む。