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アズール・アーシェングロットと、私が交わした契約が白紙に戻った。
けれど私は、再び自身のユニーク魔法をアズールに差し出しに行く。
モストロ・ラウンジのスタッフルームへと赴くと、何故、わざわざユニーク魔法を差し出しに来たのか? 当然、彼にそう問われた。
「そんなものでもいいから、君との繋がりが欲しかったんだ」
私は、素直に答える。
「僕との繋がりに、一体どういった価値があるんですか?」
アズールは、不思議そうに、不可解そうに、顔を歪めた。
「それは…………」
そんな薄い繋がりだとしても、私には黄金よりも価値があるのである。何故なら私は、アズール・アーシェングロットを愛しているから。
「…………君のことが好きだからだよ」
「グズでのろまなタコである僕を?」
「自己卑下が過ぎるね、アズール。あなたの努力家なところを愛しているよ」
この私の、最大の弱味を握った彼は、どのような行動を見せてくれるのだろう?
「それは、それは」
アズールは、不敵な笑みを浮かべたかと思えば、次の瞬間、私から目を逸らして頬を赤く染め上げた。
私は、その様子に面食らって、目を見開く。
「アズール…………?」
「見ないでください」
手で帽子の鍔を下げ、俯くアズール。
可愛い。率直にそう思った。
「愛してるよ、アズール」
意外さに驚きながらも、私は、彼への愛しさの溢れるままに愛を伝える。
「……ありがとう、ございます」
彼は俯きがちなままに、私に礼を言った。しかし、アズールの美しい双眸は、しっかりと私に向けられている。
私は、彼の右手を両手で握り締め、跪いてキスを送った。
「私は、あなたのものになりたいし、あなたを私のものにしたい。あなたが、それを許してくれるのなら…………」
「……考えさせてください」
アズールの手を握ったまま立ち上がり、私は微笑んだ。
「いつまでも待つよ」
「いずれ必ず、答えを出しますから」
彼と私は、契約ではなく、約束を交わす。
初めての約束が果たされるまで、あとわずか。
けれど私は、再び自身のユニーク魔法をアズールに差し出しに行く。
モストロ・ラウンジのスタッフルームへと赴くと、何故、わざわざユニーク魔法を差し出しに来たのか? 当然、彼にそう問われた。
「そんなものでもいいから、君との繋がりが欲しかったんだ」
私は、素直に答える。
「僕との繋がりに、一体どういった価値があるんですか?」
アズールは、不思議そうに、不可解そうに、顔を歪めた。
「それは…………」
そんな薄い繋がりだとしても、私には黄金よりも価値があるのである。何故なら私は、アズール・アーシェングロットを愛しているから。
「…………君のことが好きだからだよ」
「グズでのろまなタコである僕を?」
「自己卑下が過ぎるね、アズール。あなたの努力家なところを愛しているよ」
この私の、最大の弱味を握った彼は、どのような行動を見せてくれるのだろう?
「それは、それは」
アズールは、不敵な笑みを浮かべたかと思えば、次の瞬間、私から目を逸らして頬を赤く染め上げた。
私は、その様子に面食らって、目を見開く。
「アズール…………?」
「見ないでください」
手で帽子の鍔を下げ、俯くアズール。
可愛い。率直にそう思った。
「愛してるよ、アズール」
意外さに驚きながらも、私は、彼への愛しさの溢れるままに愛を伝える。
「……ありがとう、ございます」
彼は俯きがちなままに、私に礼を言った。しかし、アズールの美しい双眸は、しっかりと私に向けられている。
私は、彼の右手を両手で握り締め、跪いてキスを送った。
「私は、あなたのものになりたいし、あなたを私のものにしたい。あなたが、それを許してくれるのなら…………」
「……考えさせてください」
アズールの手を握ったまま立ち上がり、私は微笑んだ。
「いつまでも待つよ」
「いずれ必ず、答えを出しますから」
彼と私は、契約ではなく、約束を交わす。
初めての約束が果たされるまで、あとわずか。