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考えてみたら、一般的に恋人が何をするのか、よく分からない。
番井孝人さんと付き合うようになってから、外でイチャつく陽キャどもを観察するようになってしまったのだが、アイツらみたいなのは、なんか違う。
人前で、彼女のスカートの中に手を入れる男。はい、最悪!
クレープ屋で並んでる最中に、人目をはばからずにディープキスを始める男女。はい、最悪!
何故か、彼女の首根っこを掴みながら歩く男。はい、最悪!
陽キャどものようなイチャつき方は、我ら陰キャの肌には合わぬ。
孝人さんと、何がしたい? ラブラブ? したいが?
「ねぇ、孝人さん」
「はい」
「手、繋ぎませんか?」
「はい…………」
頬を少し赤く染めて、手を差し出してくる彼氏。可愛いが過ぎる。口に含みたい。
そっと手を取る。
「ガハハ! カップルっぽいですね!」
「そうですね……」
手を恋人繋ぎして、並んで歩くふたり。うーん、カップル~。
自分が、大学構内でこんなことをする日が来るとは。リアル充実。お肌つやつや。
恋人がいるとリアルが充実すると考えてるワケじゃないけど。そこはイコールではない。でも、孝人さんといると、凄く嬉しい。
心臓が、どきどきする。
「会長さん、そろそろ……」
「アッはい」
叡ゲ同のサークル室前。流石にね。流石に手を放す。名残惜しいけどね。
そして、いつも通りにゲームしたり、話したり、ゲームしたりする。
その後、帰る時も、しれっと指を絡ませた。孝人さんは、受け入れてくれる。へへへ。
「この後、暇ですか?」
「はい。予定はありません」
「じゃあ、よかったら、家に……どうっすか……?」
「僕が、女性の部屋に……」
固まる孝人さん。
「あ! 別に取って食いやしないっすよ! 二重の意味で!」
ガハハ! と笑う。いや、ほんとに襲ったりしないし!
「い、行きたいです」
「わーい!」
やっぱ、イチャイチャするなら、自分の部屋が一番。知らんけど。
◆◆◆
自室にて。並んで、ベッドに腰かけるふたり。
「…………」
孝人さんから、緊張が伝わってくる。
手をにじり寄らせて、重ねた。
「……ッ!」
びくり、と体を震わせる孝人さん。可愛い。食ったろ。ほっぺを甘噛みする。あむ。
「か、会長さん……!?」
「食わないっての嘘だったかも!」
「僕は、あなたになら、何をされても構わないです……」
きゅんとした。ヤバい。性癖の扉が開きそう。もう、いいかなぁ? 欲望のままに動いても。
「チューしていい?!」
「は、はい」
真っ赤になって、目を閉じる彼氏。は? 睫毛が三メートルあるが?
「いただきます」
首に腕を回して、唇を近付ける。そして、軽く口付けた。
物足りねぇ!
「孝人さん、口開けて」
「へ?」
発声したな。わはは。かかった。
「んんっ……!」
舌を口内に滑り込ませて、深くキスする。
「ふっ……はあ…………」
舌を絡めると、恋人から、艶っぽい吐息が漏れた。ぐへへ。堪んねぇな。
「あ…………さん……」
好き。大好き。どうしようもない。
「すき……すきです…………」
「ふふ」
おんなじ気持ち。めちゃくちゃ嬉しい。
この想いは、いつでも、いつまでも孝人さんに届けたいよ。
「大好きだよ、孝人さん……!」
「ありがとうございます」
ぎゅっと抱き締めて、頬と額にキスを落とした。孝人さんは、くすぐったそうにして、はにかんでいる。尊い。拝んどこ。
両手を合わせて拝んでいると、自分より大きな手に、包み込まれた。
「どうか、ずっと側にいてください」
「もちろん! 逃げたって追いかけます!」
歯を見せて笑う。ハッピースマイル。
「あなたは、そういう人ですよね」と言い、くすりと笑う孝人さん。
ふたりで、結婚するとか家庭を持つとか同じ墓に入るとか、そういう実績解除をしていけるんだろうか?
今はまだ分からないけど、出来たら楽しいかも。
孝人さんがいれば、いつでも優勝!
番井孝人さんと付き合うようになってから、外でイチャつく陽キャどもを観察するようになってしまったのだが、アイツらみたいなのは、なんか違う。
人前で、彼女のスカートの中に手を入れる男。はい、最悪!
クレープ屋で並んでる最中に、人目をはばからずにディープキスを始める男女。はい、最悪!
何故か、彼女の首根っこを掴みながら歩く男。はい、最悪!
陽キャどものようなイチャつき方は、我ら陰キャの肌には合わぬ。
孝人さんと、何がしたい? ラブラブ? したいが?
「ねぇ、孝人さん」
「はい」
「手、繋ぎませんか?」
「はい…………」
頬を少し赤く染めて、手を差し出してくる彼氏。可愛いが過ぎる。口に含みたい。
そっと手を取る。
「ガハハ! カップルっぽいですね!」
「そうですね……」
手を恋人繋ぎして、並んで歩くふたり。うーん、カップル~。
自分が、大学構内でこんなことをする日が来るとは。リアル充実。お肌つやつや。
恋人がいるとリアルが充実すると考えてるワケじゃないけど。そこはイコールではない。でも、孝人さんといると、凄く嬉しい。
心臓が、どきどきする。
「会長さん、そろそろ……」
「アッはい」
叡ゲ同のサークル室前。流石にね。流石に手を放す。名残惜しいけどね。
そして、いつも通りにゲームしたり、話したり、ゲームしたりする。
その後、帰る時も、しれっと指を絡ませた。孝人さんは、受け入れてくれる。へへへ。
「この後、暇ですか?」
「はい。予定はありません」
「じゃあ、よかったら、家に……どうっすか……?」
「僕が、女性の部屋に……」
固まる孝人さん。
「あ! 別に取って食いやしないっすよ! 二重の意味で!」
ガハハ! と笑う。いや、ほんとに襲ったりしないし!
「い、行きたいです」
「わーい!」
やっぱ、イチャイチャするなら、自分の部屋が一番。知らんけど。
◆◆◆
自室にて。並んで、ベッドに腰かけるふたり。
「…………」
孝人さんから、緊張が伝わってくる。
手をにじり寄らせて、重ねた。
「……ッ!」
びくり、と体を震わせる孝人さん。可愛い。食ったろ。ほっぺを甘噛みする。あむ。
「か、会長さん……!?」
「食わないっての嘘だったかも!」
「僕は、あなたになら、何をされても構わないです……」
きゅんとした。ヤバい。性癖の扉が開きそう。もう、いいかなぁ? 欲望のままに動いても。
「チューしていい?!」
「は、はい」
真っ赤になって、目を閉じる彼氏。は? 睫毛が三メートルあるが?
「いただきます」
首に腕を回して、唇を近付ける。そして、軽く口付けた。
物足りねぇ!
「孝人さん、口開けて」
「へ?」
発声したな。わはは。かかった。
「んんっ……!」
舌を口内に滑り込ませて、深くキスする。
「ふっ……はあ…………」
舌を絡めると、恋人から、艶っぽい吐息が漏れた。ぐへへ。堪んねぇな。
「あ…………さん……」
好き。大好き。どうしようもない。
「すき……すきです…………」
「ふふ」
おんなじ気持ち。めちゃくちゃ嬉しい。
この想いは、いつでも、いつまでも孝人さんに届けたいよ。
「大好きだよ、孝人さん……!」
「ありがとうございます」
ぎゅっと抱き締めて、頬と額にキスを落とした。孝人さんは、くすぐったそうにして、はにかんでいる。尊い。拝んどこ。
両手を合わせて拝んでいると、自分より大きな手に、包み込まれた。
「どうか、ずっと側にいてください」
「もちろん! 逃げたって追いかけます!」
歯を見せて笑う。ハッピースマイル。
「あなたは、そういう人ですよね」と言い、くすりと笑う孝人さん。
ふたりで、結婚するとか家庭を持つとか同じ墓に入るとか、そういう実績解除をしていけるんだろうか?
今はまだ分からないけど、出来たら楽しいかも。
孝人さんがいれば、いつでも優勝!