アイマス
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8月19日は、君の誕生日。
「悪い、急に呼び出して」
「全然いいけど?」
夏休みに、“水嶋咲”とふたりきりで、公園にいる。
君が、学校にいる時と、今、目にしている“水嶋咲”は同一人物なんだけど。俺は、どちらを前にしても、ドキドキしてしまう。
好きだから。世界で一番、好きだ。
「こ、これ……いや、あの、誕生日おめでとう……!」
「わぁっ!」
後ろ手にしていた薔薇の花束を、差し出す。
君は、それを両手で受け取り、「ありがっとー!」と笑顔になった。
可愛いな。愛しいな。
君の笑顔は、夏の日射しより眩しい。
最初は、“水嶋咲”だけが好きなんだと思ってた。女の子みたいだから。でも、違った。君が好きなんだ。俺って、女の子だけ好きになるワケじゃなかったんだなぁ。
勇気を出して、花束を用意してよかった。この笑顔のためなら、どんなことでも出来る気がする。
赤い薔薇の花言葉は、愛情。
11本の薔薇の意味は、最愛。
「大好きだよ……!」
「……ありがとう。あたしも、大好きだよっ!」
その“大好き”は、きっと俺のものとは違うけど。でも、君の“大好き”の中に自分がいるなら、嬉しいよ。君は、いつだって“大好き”を身に纏って輝くアイドルだから。
その輝きで、俺を照らしてくれる。太陽みたいに。星みたいに。優しい光を届けてくれる。
ありがとう。君に会えて、よかった。出会わなければ、俺の人生は全く違うものになっていただろう。
「どうして、赤い薔薇なの?」
「えっ? あ、うん。君に似合うと思って……」
「そっか。嬉しいっ! 枯れちゃうと悲しいから、ドライフラワーにしようかな?」
「ああ。家でも出来るらしいな。色んな方法があったはず」
スマホで、ドライフラワーの作り方を調べると、4つの手法が出てきた。花を自然乾燥させる、ハンギング法。花から水を抜く、ドライインウォーター法。グリセリン溶液を使う、グリセリン法。そして。
「薔薇向きのは、シリカゲルを使うやつみたいだよ」
「ふんふん」
「シリカゲルと花を密閉容器に入れて、一週間置くんだってさ」
「なるほどー。あたし、この薔薇、大切にするねっ」
「うん。ありがとう」
「今日が、とっても素敵な一日になっちゃった!」
キラキラの笑顔で、君は言う。
「俺も、そう思う。君の誕生日を祝えて、凄く嬉しい」
「ふふっ。あたし、この思い出を宝石箱にしまっとくねっ!」
「はは。俺も、そうするよ」
君との思い出は、全て俺の宝物だ。きっと、いつまでも目映く輝き続ける。それを抱き締めて、生きていこう。
「悪い、急に呼び出して」
「全然いいけど?」
夏休みに、“水嶋咲”とふたりきりで、公園にいる。
君が、学校にいる時と、今、目にしている“水嶋咲”は同一人物なんだけど。俺は、どちらを前にしても、ドキドキしてしまう。
好きだから。世界で一番、好きだ。
「こ、これ……いや、あの、誕生日おめでとう……!」
「わぁっ!」
後ろ手にしていた薔薇の花束を、差し出す。
君は、それを両手で受け取り、「ありがっとー!」と笑顔になった。
可愛いな。愛しいな。
君の笑顔は、夏の日射しより眩しい。
最初は、“水嶋咲”だけが好きなんだと思ってた。女の子みたいだから。でも、違った。君が好きなんだ。俺って、女の子だけ好きになるワケじゃなかったんだなぁ。
勇気を出して、花束を用意してよかった。この笑顔のためなら、どんなことでも出来る気がする。
赤い薔薇の花言葉は、愛情。
11本の薔薇の意味は、最愛。
「大好きだよ……!」
「……ありがとう。あたしも、大好きだよっ!」
その“大好き”は、きっと俺のものとは違うけど。でも、君の“大好き”の中に自分がいるなら、嬉しいよ。君は、いつだって“大好き”を身に纏って輝くアイドルだから。
その輝きで、俺を照らしてくれる。太陽みたいに。星みたいに。優しい光を届けてくれる。
ありがとう。君に会えて、よかった。出会わなければ、俺の人生は全く違うものになっていただろう。
「どうして、赤い薔薇なの?」
「えっ? あ、うん。君に似合うと思って……」
「そっか。嬉しいっ! 枯れちゃうと悲しいから、ドライフラワーにしようかな?」
「ああ。家でも出来るらしいな。色んな方法があったはず」
スマホで、ドライフラワーの作り方を調べると、4つの手法が出てきた。花を自然乾燥させる、ハンギング法。花から水を抜く、ドライインウォーター法。グリセリン溶液を使う、グリセリン法。そして。
「薔薇向きのは、シリカゲルを使うやつみたいだよ」
「ふんふん」
「シリカゲルと花を密閉容器に入れて、一週間置くんだってさ」
「なるほどー。あたし、この薔薇、大切にするねっ」
「うん。ありがとう」
「今日が、とっても素敵な一日になっちゃった!」
キラキラの笑顔で、君は言う。
「俺も、そう思う。君の誕生日を祝えて、凄く嬉しい」
「ふふっ。あたし、この思い出を宝石箱にしまっとくねっ!」
「はは。俺も、そうするよ」
君との思い出は、全て俺の宝物だ。きっと、いつまでも目映く輝き続ける。それを抱き締めて、生きていこう。