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あなたのために、チョコレートを作る。
プロデューサーは、パティシエでありアイドルである、東雲荘一郎に贈るためのトリュフチョコレートを作った。
もう、何回目だろう? 彼のためにチョコレートを用意するのは?
製菓のプロに自作の菓子を贈るのは、いつも少し緊張してしまう。けれど、あなたのお返しは、手作りのケーキだから。こちらも手作りをしたいのだ。
東雲は、何回目でも、贈ったものを「美味しかったです」と言ってくれる。それは、とても嬉しかった。
最初は、そう、親愛を込めたものを贈っていたのだが。今では、恋慕の情を込めている。
あなたに、恋をしています。
おいそれと口には出来ない感情を、プロデューサーは抱いてしまった。
あなたのことが、「大好きなんです」、「愛してるんです」、「もう、どうしようもないんです」、どうか愛を返してくれませんか?
言えない。そんなことは、言えない。
担当ユニットのアイドルに言うのは、ゆるされない気がした。
でも、この立場でなければ、あなたと出会えなかったかもしれない。だから、担当プロデューサーとアイドルという関係性を壊さなくてもいいと思っていた。
けれど、バレンタインデーに、いつものように手作りのチョコレートを贈ったら。
「私も、あなたにチョコレートを用意しました。受け取っていただけますか?」
「はい、もちろんです。ありがとうございます」
「では、こちらを、どうぞ」
綺麗にラッピングされたそれを受け取る。
「プロデューサーさん。私は、あなたのことが好きです」
添えられた言葉。愛の告白。
「東雲さん…………」
「困らせてしまいましたよね? すいません。でも、伝えたかっただけなので……」
「僕も、あなたのことが好きです」
「……ありがとうございます。とても嬉しいです」
「実は、結構前から、あなたのことを愛しています」
「私も、あなたを愛していますよ」
はにかみながら、彼は言う。
プロデューサーも、遅れて頬を紅潮させた。
同じ想いを抱いていたのだろうか?
親しみ。恋慕。愛情。少しの恐れ。
「伝えるのが、怖かったんですよ。でも、カフェパレードは、“大好き”を伝えるアイドルユニットですからね。勇気を出して、言いました」
「そうですか。そうですよね。僕の大切なカフェパレードは、そういうアイドルです」
アラカルトな“大好き”を歓迎する、幸福を体現したユニット。それが、カフェパレードだ。
人々の持つ、宝石のような想いを肯定するのが、カフェパレードである。
自分の想いも、きっと煌めいている、大事なもの。美しくて、個性的なインクルージョンを持つ、世界でひとつだけの宝石。
恐れずに、それを抱き締めて生きよう。
ふたりは、自身の宝石の輝きで、お互いを照らすことを誓った。
プロデューサーは、パティシエでありアイドルである、東雲荘一郎に贈るためのトリュフチョコレートを作った。
もう、何回目だろう? 彼のためにチョコレートを用意するのは?
製菓のプロに自作の菓子を贈るのは、いつも少し緊張してしまう。けれど、あなたのお返しは、手作りのケーキだから。こちらも手作りをしたいのだ。
東雲は、何回目でも、贈ったものを「美味しかったです」と言ってくれる。それは、とても嬉しかった。
最初は、そう、親愛を込めたものを贈っていたのだが。今では、恋慕の情を込めている。
あなたに、恋をしています。
おいそれと口には出来ない感情を、プロデューサーは抱いてしまった。
あなたのことが、「大好きなんです」、「愛してるんです」、「もう、どうしようもないんです」、どうか愛を返してくれませんか?
言えない。そんなことは、言えない。
担当ユニットのアイドルに言うのは、ゆるされない気がした。
でも、この立場でなければ、あなたと出会えなかったかもしれない。だから、担当プロデューサーとアイドルという関係性を壊さなくてもいいと思っていた。
けれど、バレンタインデーに、いつものように手作りのチョコレートを贈ったら。
「私も、あなたにチョコレートを用意しました。受け取っていただけますか?」
「はい、もちろんです。ありがとうございます」
「では、こちらを、どうぞ」
綺麗にラッピングされたそれを受け取る。
「プロデューサーさん。私は、あなたのことが好きです」
添えられた言葉。愛の告白。
「東雲さん…………」
「困らせてしまいましたよね? すいません。でも、伝えたかっただけなので……」
「僕も、あなたのことが好きです」
「……ありがとうございます。とても嬉しいです」
「実は、結構前から、あなたのことを愛しています」
「私も、あなたを愛していますよ」
はにかみながら、彼は言う。
プロデューサーも、遅れて頬を紅潮させた。
同じ想いを抱いていたのだろうか?
親しみ。恋慕。愛情。少しの恐れ。
「伝えるのが、怖かったんですよ。でも、カフェパレードは、“大好き”を伝えるアイドルユニットですからね。勇気を出して、言いました」
「そうですか。そうですよね。僕の大切なカフェパレードは、そういうアイドルです」
アラカルトな“大好き”を歓迎する、幸福を体現したユニット。それが、カフェパレードだ。
人々の持つ、宝石のような想いを肯定するのが、カフェパレードである。
自分の想いも、きっと煌めいている、大事なもの。美しくて、個性的なインクルージョンを持つ、世界でひとつだけの宝石。
恐れずに、それを抱き締めて生きよう。
ふたりは、自身の宝石の輝きで、お互いを照らすことを誓った。