ペルソナ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
綺麗な人だと思った。
それに、他者の命を助けたいと願う優しい人。
ミョウジナマエは、ゲームセンターで知り合った研修医に片想いをしている。
「基良さん」
「なんだ?」
夜のゲームセンターで、ガンシューティングゲームをした後。彼に話しかけた。
「好きです」
何故か口から出てしまった、突然の告白。
「……驚いた」
北里基良は、ナマエの顔を見て、目を丸くする。
「お前は、俺のことが好きだったのか」
「はい」
「知っていると思うが、俺は25歳で、お前は高校生だ。俺が捕まるようなことはしてくれるなよ」
「それって?」
「ナマエ、俺もお前のことが好きだ」
ナマエは、可愛いらしい顔を赤く染めた。
「嬉しい……」
「家まで送ろう」
「一緒にいたいって意味?」
「そうだ」
ナマエは、白衣の男と並んで帰路につく。
ふたりは、いつも通りになんてことない会話をした。
そして。ナマエの自宅前まで来た。
「基良さん。上がってって」
「お前は、ひとり暮らしだろう? 何をされることやら」
「疚しいことはしないですよ」
「なんだ、しないのか」
「え?」
「冗談だ」
なんやかんや言いつつ、基良はナマエの家に招かれる。
「ここが、お前の部屋か」
「はい」
「カプセルトイの収集が趣味なのか?」
「はい、まあ」
そのせいで金を吹き飛ばし、バイトをしまくっていることは秘密だ。
「本が多いな。それに、ジャンルが雑多だ」
「なんにでも興味があるんです」
「好奇心旺盛なのは、いいことだ」
あなたの会話についていくために、勉強しているんですよ。
なんてことは、黙っておく。
「この作業台は?」
「プレゼントを作ったりしてます」
「器用だな」
ゲームの腕を磨くためです。
「そうだ、ナマエ。浮気をしたら、メスで切り裂いてやるからな」
急に、自分が浮気をすると疑われた。
「しませんよ」
「……冗談だ。今はな」
ふ、と笑う基良。
「お前に少し触れてもいいか?」
「はい」
同意を得てから、基良は、片手でナマエの頬に触れた。
ふたりの目が合う。
「ナマエは、いつも生命力に溢れた、意志の強い目をしている。俺は、そういうところが好きなんだ」
「……ありがとうございます」
基良は、照れているナマエから手を離して微笑んだ。
「僕は、基良さんの優しいところが好きですよ」
「優しい? 俺が?」
「はい」
「そんなことを言うのはお前くらいだ」
「人のために僕をサンプルにしているんでしょう?」
「……ものは言い様だな」
そっぽを向く基良を見て、ナマエは「照れてるのかな?」とクスリと笑う。
「基良さん、今、凄く抱き締めたいんですけど」
「いいだろう。少しだけだぞ」
「はい」
ナマエは、正面から基良を抱き締めた。
基良も、ナマエを抱き締め返す。
ずっと、このままでいられたらいいのに。
ふたりは、同じことを考えていた。
それに、他者の命を助けたいと願う優しい人。
ミョウジナマエは、ゲームセンターで知り合った研修医に片想いをしている。
「基良さん」
「なんだ?」
夜のゲームセンターで、ガンシューティングゲームをした後。彼に話しかけた。
「好きです」
何故か口から出てしまった、突然の告白。
「……驚いた」
北里基良は、ナマエの顔を見て、目を丸くする。
「お前は、俺のことが好きだったのか」
「はい」
「知っていると思うが、俺は25歳で、お前は高校生だ。俺が捕まるようなことはしてくれるなよ」
「それって?」
「ナマエ、俺もお前のことが好きだ」
ナマエは、可愛いらしい顔を赤く染めた。
「嬉しい……」
「家まで送ろう」
「一緒にいたいって意味?」
「そうだ」
ナマエは、白衣の男と並んで帰路につく。
ふたりは、いつも通りになんてことない会話をした。
そして。ナマエの自宅前まで来た。
「基良さん。上がってって」
「お前は、ひとり暮らしだろう? 何をされることやら」
「疚しいことはしないですよ」
「なんだ、しないのか」
「え?」
「冗談だ」
なんやかんや言いつつ、基良はナマエの家に招かれる。
「ここが、お前の部屋か」
「はい」
「カプセルトイの収集が趣味なのか?」
「はい、まあ」
そのせいで金を吹き飛ばし、バイトをしまくっていることは秘密だ。
「本が多いな。それに、ジャンルが雑多だ」
「なんにでも興味があるんです」
「好奇心旺盛なのは、いいことだ」
あなたの会話についていくために、勉強しているんですよ。
なんてことは、黙っておく。
「この作業台は?」
「プレゼントを作ったりしてます」
「器用だな」
ゲームの腕を磨くためです。
「そうだ、ナマエ。浮気をしたら、メスで切り裂いてやるからな」
急に、自分が浮気をすると疑われた。
「しませんよ」
「……冗談だ。今はな」
ふ、と笑う基良。
「お前に少し触れてもいいか?」
「はい」
同意を得てから、基良は、片手でナマエの頬に触れた。
ふたりの目が合う。
「ナマエは、いつも生命力に溢れた、意志の強い目をしている。俺は、そういうところが好きなんだ」
「……ありがとうございます」
基良は、照れているナマエから手を離して微笑んだ。
「僕は、基良さんの優しいところが好きですよ」
「優しい? 俺が?」
「はい」
「そんなことを言うのはお前くらいだ」
「人のために僕をサンプルにしているんでしょう?」
「……ものは言い様だな」
そっぽを向く基良を見て、ナマエは「照れてるのかな?」とクスリと笑う。
「基良さん、今、凄く抱き締めたいんですけど」
「いいだろう。少しだけだぞ」
「はい」
ナマエは、正面から基良を抱き締めた。
基良も、ナマエを抱き締め返す。
ずっと、このままでいられたらいいのに。
ふたりは、同じことを考えていた。
