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ホテル・ロブスターブルーの医務室にて。
「オクトーバー、またサボりか」
「あんただってサボりだろ」
「俺は、お前とは違う」
単純に、医務室に来る者がいないのだ。
医務室の主。ドクターのナマエは、憤慨した。
「おや。お客様が来たようだぞ。働け、バーテンダー」
「へいへい」
ベッドを占拠していたオクトーバーを追い出し、ナマエは、一息つく。
「はぁ。どうせ、今回も俺の出番はない」
もちろん、それでいいのだけれど。
医者が暇なのが一番、とナマエは自分に言い聞かせた。
そして。やっぱり、ナマエがお客様を見ることなく、チェックアウトした。
ナマエは、バーへ行き、ひたすらカクテルのブラッディメアリーを飲む。
「俺なんて、いてもいなくても同じなんだぁ…………!」
「オクト、飲ませ過ぎだ」
「うるさいぞ、エイプリル。俺は、まだ飲むんだぁ!」
「ナマエ、次で最後な」
オクトーバーは、コープスリバイバーを差し出した。
それを一気に飲み、ナマエはカウンターに突っ伏す。
「あーあ。潰れちゃった」と、エイプリルが笑った。
その後。
ナマエが目覚めると、医務室のデスクにいた。
バーに行った後の記憶がない。
そして、よくよく見れば、ベッドにはオクトーバーが寝ている。
「こら、オクト!」
「んだよ」
「そこは、患者のベッドだ!」
「いねーだろ、そんなもん」
「そういう問題じゃない!」
ナマエがオクトーバーの腕を掴み、ベッドから引き剥がそうとしたら、逆に彼に引き倒された。
「わっ!?」
しばしもがいていたナマエだが、オクトーバーには力では敵わない。
そして、ぎゅっと抱き締められる。
「オクト?」
「たまには、サボりに付き合えよ」
オクトーバーは、ナマエを抱き枕のようにして、寝入ってしまった。
「やれやれ…………」
医務室の主は、オクトーバーの頭を優しく撫でる。
そうしているうちに、自身も眠ってしまった。
ぱちり。目覚めた時に見えたのは、歯を見せて笑うオクトーバー。
「おはよ、ナマエ」
「……おはよう」
ゆっくりと、身を起こす。
分かっていた。サボりに誘われることが、彼の気遣いであると。
「オクトーバー」
「ん?」
「ありがとう」
「どういたしまして?」
「さて、ふたりでジューンの手伝いでもするか」
逃げようとするオクトーバーの首根っこを掴み、ナマエは笑った。
仕事が済んだら、モーニンググローリーフィズでも作ってもらおう。
「オクトーバー、またサボりか」
「あんただってサボりだろ」
「俺は、お前とは違う」
単純に、医務室に来る者がいないのだ。
医務室の主。ドクターのナマエは、憤慨した。
「おや。お客様が来たようだぞ。働け、バーテンダー」
「へいへい」
ベッドを占拠していたオクトーバーを追い出し、ナマエは、一息つく。
「はぁ。どうせ、今回も俺の出番はない」
もちろん、それでいいのだけれど。
医者が暇なのが一番、とナマエは自分に言い聞かせた。
そして。やっぱり、ナマエがお客様を見ることなく、チェックアウトした。
ナマエは、バーへ行き、ひたすらカクテルのブラッディメアリーを飲む。
「俺なんて、いてもいなくても同じなんだぁ…………!」
「オクト、飲ませ過ぎだ」
「うるさいぞ、エイプリル。俺は、まだ飲むんだぁ!」
「ナマエ、次で最後な」
オクトーバーは、コープスリバイバーを差し出した。
それを一気に飲み、ナマエはカウンターに突っ伏す。
「あーあ。潰れちゃった」と、エイプリルが笑った。
その後。
ナマエが目覚めると、医務室のデスクにいた。
バーに行った後の記憶がない。
そして、よくよく見れば、ベッドにはオクトーバーが寝ている。
「こら、オクト!」
「んだよ」
「そこは、患者のベッドだ!」
「いねーだろ、そんなもん」
「そういう問題じゃない!」
ナマエがオクトーバーの腕を掴み、ベッドから引き剥がそうとしたら、逆に彼に引き倒された。
「わっ!?」
しばしもがいていたナマエだが、オクトーバーには力では敵わない。
そして、ぎゅっと抱き締められる。
「オクト?」
「たまには、サボりに付き合えよ」
オクトーバーは、ナマエを抱き枕のようにして、寝入ってしまった。
「やれやれ…………」
医務室の主は、オクトーバーの頭を優しく撫でる。
そうしているうちに、自身も眠ってしまった。
ぱちり。目覚めた時に見えたのは、歯を見せて笑うオクトーバー。
「おはよ、ナマエ」
「……おはよう」
ゆっくりと、身を起こす。
分かっていた。サボりに誘われることが、彼の気遣いであると。
「オクトーバー」
「ん?」
「ありがとう」
「どういたしまして?」
「さて、ふたりでジューンの手伝いでもするか」
逃げようとするオクトーバーの首根っこを掴み、ナマエは笑った。
仕事が済んだら、モーニンググローリーフィズでも作ってもらおう。