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人間って、社会って、生きるって面倒臭い。
ミョウジナマエは、昔から女にモテていた。精悍な顔立ち。爽やかな雰囲気。柔らかな物腰。でも、人間という生き物が、本当はあまり好きではない。
ナマエは、社会生活を、人の営みを、好ましいとは思っていなかった。
僕を、放っておいてくれ。
ナマエの望みは、それだけだ。
しかし、女は寄って来るし、男は僻んでくる。厄介な奴ほど、ナマエに近付いて来た。
小学生の頃には、すっかり人生が嫌になり、最低限の人付き合いを上っ面でこなす子供になっていた。
そんなある日、担任の女性教師が、ナマエを呼び出す。
「ミョウジさん、無理してませんか?」
「無理…………?」
傷付けないように。傷付けられないように。本音を隠して、うわべだけで仲良くして。それを、鬱陶しく思ってること?
「無理でも、やらないといけないことだから」
「そうですか。でも、決して自分を殺さないようにしてくださいね。ミョウジさんの気持ちを大切に」
「はい」
彼女は、初めての理解者だった。ナマエの本質に肉薄した、初めての大人。
先生は、芯のあるカッコいい女性だった。いつも冷静で、テキパキと仕事をする人。それは、ナマエが尊敬した最初の他者。
僕は、先生みたいなカッコいい人になりたい。
そして、現在。ミョウジナマエ、27歳。彼は、恋をしている。
同僚であり、先輩社員の女性、都竹里穂子。ふたつ歳上の彼女に、ナマエは片想いをしていた。
理想のカッコいい女性。里穂子さんが好きだ。
聞くところによると、恋人はいないらしい。
皆、気付いてないのか知らないが、里穂子は、意外と謎の多い人物だった。休日なにをしているのか? とか、趣味はなんなのか? とか。ナマエは、詳しくは誰も分からないと考えている。
僕は、里穂子さんの仮面しか見たことがない。
それが、彼の目下の悩み。
僕に教えてくださいませんか? あなたのこと。
いきなりそんなこと言えない。
「里穂子さん」
「なに?」
「書類、半分引き受けますよ」
「いいの? ありがとう」
「はい」
彼女が同僚に押し付けられた書類を、半分受け取る。そして、自分のデスクに戻り、パソコンと向き合った。
一段落してから、伸びをして、コーヒーを淹れる。
「ミョウジくん、終わった?」
里穂子が、給湯室に来て、訊く。
「あと少しです」
「そう。本当はね、大切な用事があるの。だから、助かったわ」
「いえ。里穂子さんは、いつも僕のお手本なんです。憧れの、カッコいい先輩です」
「……ありがとう」
いつもの微笑み。でも、僕には分かるんですよ。それが偽りの笑顔だってこと。
昔の僕みたいだから。
◆◆◆
ナマエは、合コンに参加してほしいという話を持ってきた同僚を鬱陶しく思った。
「断固拒否」
「頼むよ~! ミョウジがいれば、絶対食い付いてくれるからさ!」
「人を撒き餌にするな」
「はぁ。やっぱりダメかぁ。そういや、知ってるか? 最近、里穂子さんが合コン行ってるんだと」
「へー」
「彼氏と別れたんかな?」
「そうかもな」
ナマエは、内心動揺する。あの直帰してばかりだった里穂子が、合コン?
恋人と別れた? そもそも恋人がいたのか? 合コンで男と連絡先を交換したりしてるのか?
考えただけで、胸がムカつく。
デスクでコーヒーを一口飲むと、苦みが口の中に広がり、ナマエの心象のようだった。
は? なに? ぽっと出の男が里穂子さんと仲良くしてるのか?
腹立たしいことこの上ない。苛つく。
「ミョウジくん」
「はい」
渦中の人、里穂子がナマエを呼ぶ。
「これ、ミョウジくんに回せって言われて」と、書類を差し出してきた。
「はい。ありがとうございます」
「じゃあ、がんばってね」
「里穂子さん」
「なあに?」
「僕とデートしませんか? その、迷惑でなければ…………」
思わず、そんな台詞が口からこぼれる。
「ミョウジくんと、デート?」
「はい……すいません、急に…………」
「ううん。嬉しいわ。それじゃあ、予定を合わせましょうか」
柔らかな笑みには、嘘がなかった。
「ありがとうございます……!」
連絡先を交換し、休みが重なる日にちに一緒に出かけることが決まる。場所は、まだ未定。
ナマエは、心の中で叫んだ。
よし! 里穂子さんとデートだ! 決めろ! ミョウジナマエ!
それからは、調子よく仕事を片付け、いつも通り直帰した。
里穂子さんとふたりで、どこへ行こう? 映画館? 水族館? 美術館? 博物館? 賑やかなところがいいのか? 静かなところがいいのか?
ご飯はどうする? イタリアン? 中華? 和食? レストラン? カフェ? バル?
酒は飲むのか? 里穂子さん、アレルギーとか苦手なものないかな?
気になることが多過ぎる。徐々にLIMEで訊いていこう。
ごちゃごちゃと考えながらも身支度を終え、ルームウェアになったナマエは、ソファーに寝そべった。そして、クッションに顔を埋める。
あーっ! あーっ! 里穂子さんとデート!? 僕が!? 幸せ過ぎる!
しばし、そうして幸せを噛み締めていた。
「よし!」
LIMEしよう。覚悟を決めて、ナマエはスマートフォンを持つ。
『お疲れ様です』
『里穂子さんは、どういったところへ行きたいですか?』
すぐに既読がつき、返事がくる。
『そうね、気になる展示があるの』
『URL送るわね』
送られてきたのは、有名な人形作家の企画展示会のものだった。サイトには、美しい球体関節人形たちが並んでいる。
里穂子さん、人形が好きなのかな? こういうのって、確か高いんだよな。大人の趣味だ。
『人形には造詣がないのですが、興味はあります』
『ぜひ、一緒に行きましょう』
『ありがとう』
『それじゃあ、ご飯はミョウジくんの好きなところにしましょう』
『いいんですか?』
『ええ』
さて、難問である。流石に、なんでもはよくはないだろう。頭をフル回転させ、考えるナマエ。
『では、ここはどうでしょう?』
フードメニューも充実している、アフタヌーンティーを楽しめる店のURLを送った。
『素敵ね』
『楽しみだわ』
『僕も楽しみです』
ナマエは、いい感触だと思う。
その晩、当日に思いを馳せ、ナマエは眠りについた。
◆◆◆
待ちに待ったデート当日。
「ミョウジくん、お待たせ」
「いえ…………」
待ち合わせ場所に来た里穂子は、薄手の上着の下に、エレガントなワンピースを着ていた。
「どうかした?」
「いや、里穂子さんが、あまりにも綺麗で……」
見惚れていました。
「……ありがとう」
「あ、すいません。ぼんやりして。行きましょうか」
「ええ」
開場時間までに、人形の展示会の会場へ到着しておきたい。
ふたりは、並んで歩いた。
「里穂子さん、展示会で物販もあるみたいですけど、何か買います?」
「そうね。いくつか洋服を買いたいわ」
「ドールって色々と大変ですよね。管理とか、お金とか」
「まあね。苦労はするし、安くはないわね」
趣味を開示してくれたことが嬉しくて、ナマエは笑顔になる。
「それに、馬鹿にされたり…………」
「他人の趣味を笑う奴は、最低ですよ」
子供っぽいとか、痛々しいとか。嘲笑う人間は、いくらでもいた。
「趣味なんて、迷惑かけてなければ、何してもいいんですから」
「……迷惑、か。そうよね」
里穂子が思い出すのは、かつての恋。あんな日々が、いつかは笑える過去になることを願う。迷惑をかけたし、かけられたけれど、最高の恋だった。
「ミョウジくんの趣味は、なんなの?」
「僕は、ソロキャンプとバイクですね」
「そうなの。楽しそうね」
「はい。バイクでキャンプ場まで行って、ひとりで焚き火を見つめて過ごすのが好きなんです」
でも、あなたとなら、一緒にバイクに乗ったり、キャンプしたりしたい。
ナマエは、そう思った。
しばし、雑談をしていると、会場前に着く。
整理券を受け取り、列に並んだ。
「早めに来たのに、結構人いますね」
「比較的、展示会をするのが珍しい作家だから」
「そうなんですか」
「だから、楽しみだわ」
里穂子の笑みを見て、ナマエも自然と微笑む。
彼女の笑顔を写真で撮って、スマホの壁紙にしたいなぁ。なんて思う。
しばらく、ふたりで世間話をした。
そして。開場の時刻がくる。
ふたりで入場し、まず目に飛び込んできたのは、等身大の美しい少女の人形だった。豪奢な椅子に座り、ガラスケースの中に佇んでいる。
「里穂子さ…………」
呼びかけて、途中でやめた。里穂子が、息を呑んで感動していたから。
少ししてから、ハッとした彼女が、弁解を始めた。
「ご、ごめんなさい。とても素敵だから、つい……」
「いえいえ、気にしないでください。凄い作品であることは、僕にも分かります。あ、写真オーケーなんですね。僕、撮りましょうか?」
「いいの? ありがとう」
スマホを取り出し、カメラアプリを起動する里穂子。
「では、撮りますよ」
シャッターを切る。美しい少女人形と、美しい里穂子が切り取られた。
この時間が永遠だったらいいのに。
ナマエは、珍しく、ロマンチストみたいなことを考えた。
ミョウジナマエは、昔から女にモテていた。精悍な顔立ち。爽やかな雰囲気。柔らかな物腰。でも、人間という生き物が、本当はあまり好きではない。
ナマエは、社会生活を、人の営みを、好ましいとは思っていなかった。
僕を、放っておいてくれ。
ナマエの望みは、それだけだ。
しかし、女は寄って来るし、男は僻んでくる。厄介な奴ほど、ナマエに近付いて来た。
小学生の頃には、すっかり人生が嫌になり、最低限の人付き合いを上っ面でこなす子供になっていた。
そんなある日、担任の女性教師が、ナマエを呼び出す。
「ミョウジさん、無理してませんか?」
「無理…………?」
傷付けないように。傷付けられないように。本音を隠して、うわべだけで仲良くして。それを、鬱陶しく思ってること?
「無理でも、やらないといけないことだから」
「そうですか。でも、決して自分を殺さないようにしてくださいね。ミョウジさんの気持ちを大切に」
「はい」
彼女は、初めての理解者だった。ナマエの本質に肉薄した、初めての大人。
先生は、芯のあるカッコいい女性だった。いつも冷静で、テキパキと仕事をする人。それは、ナマエが尊敬した最初の他者。
僕は、先生みたいなカッコいい人になりたい。
そして、現在。ミョウジナマエ、27歳。彼は、恋をしている。
同僚であり、先輩社員の女性、都竹里穂子。ふたつ歳上の彼女に、ナマエは片想いをしていた。
理想のカッコいい女性。里穂子さんが好きだ。
聞くところによると、恋人はいないらしい。
皆、気付いてないのか知らないが、里穂子は、意外と謎の多い人物だった。休日なにをしているのか? とか、趣味はなんなのか? とか。ナマエは、詳しくは誰も分からないと考えている。
僕は、里穂子さんの仮面しか見たことがない。
それが、彼の目下の悩み。
僕に教えてくださいませんか? あなたのこと。
いきなりそんなこと言えない。
「里穂子さん」
「なに?」
「書類、半分引き受けますよ」
「いいの? ありがとう」
「はい」
彼女が同僚に押し付けられた書類を、半分受け取る。そして、自分のデスクに戻り、パソコンと向き合った。
一段落してから、伸びをして、コーヒーを淹れる。
「ミョウジくん、終わった?」
里穂子が、給湯室に来て、訊く。
「あと少しです」
「そう。本当はね、大切な用事があるの。だから、助かったわ」
「いえ。里穂子さんは、いつも僕のお手本なんです。憧れの、カッコいい先輩です」
「……ありがとう」
いつもの微笑み。でも、僕には分かるんですよ。それが偽りの笑顔だってこと。
昔の僕みたいだから。
◆◆◆
ナマエは、合コンに参加してほしいという話を持ってきた同僚を鬱陶しく思った。
「断固拒否」
「頼むよ~! ミョウジがいれば、絶対食い付いてくれるからさ!」
「人を撒き餌にするな」
「はぁ。やっぱりダメかぁ。そういや、知ってるか? 最近、里穂子さんが合コン行ってるんだと」
「へー」
「彼氏と別れたんかな?」
「そうかもな」
ナマエは、内心動揺する。あの直帰してばかりだった里穂子が、合コン?
恋人と別れた? そもそも恋人がいたのか? 合コンで男と連絡先を交換したりしてるのか?
考えただけで、胸がムカつく。
デスクでコーヒーを一口飲むと、苦みが口の中に広がり、ナマエの心象のようだった。
は? なに? ぽっと出の男が里穂子さんと仲良くしてるのか?
腹立たしいことこの上ない。苛つく。
「ミョウジくん」
「はい」
渦中の人、里穂子がナマエを呼ぶ。
「これ、ミョウジくんに回せって言われて」と、書類を差し出してきた。
「はい。ありがとうございます」
「じゃあ、がんばってね」
「里穂子さん」
「なあに?」
「僕とデートしませんか? その、迷惑でなければ…………」
思わず、そんな台詞が口からこぼれる。
「ミョウジくんと、デート?」
「はい……すいません、急に…………」
「ううん。嬉しいわ。それじゃあ、予定を合わせましょうか」
柔らかな笑みには、嘘がなかった。
「ありがとうございます……!」
連絡先を交換し、休みが重なる日にちに一緒に出かけることが決まる。場所は、まだ未定。
ナマエは、心の中で叫んだ。
よし! 里穂子さんとデートだ! 決めろ! ミョウジナマエ!
それからは、調子よく仕事を片付け、いつも通り直帰した。
里穂子さんとふたりで、どこへ行こう? 映画館? 水族館? 美術館? 博物館? 賑やかなところがいいのか? 静かなところがいいのか?
ご飯はどうする? イタリアン? 中華? 和食? レストラン? カフェ? バル?
酒は飲むのか? 里穂子さん、アレルギーとか苦手なものないかな?
気になることが多過ぎる。徐々にLIMEで訊いていこう。
ごちゃごちゃと考えながらも身支度を終え、ルームウェアになったナマエは、ソファーに寝そべった。そして、クッションに顔を埋める。
あーっ! あーっ! 里穂子さんとデート!? 僕が!? 幸せ過ぎる!
しばし、そうして幸せを噛み締めていた。
「よし!」
LIMEしよう。覚悟を決めて、ナマエはスマートフォンを持つ。
『お疲れ様です』
『里穂子さんは、どういったところへ行きたいですか?』
すぐに既読がつき、返事がくる。
『そうね、気になる展示があるの』
『URL送るわね』
送られてきたのは、有名な人形作家の企画展示会のものだった。サイトには、美しい球体関節人形たちが並んでいる。
里穂子さん、人形が好きなのかな? こういうのって、確か高いんだよな。大人の趣味だ。
『人形には造詣がないのですが、興味はあります』
『ぜひ、一緒に行きましょう』
『ありがとう』
『それじゃあ、ご飯はミョウジくんの好きなところにしましょう』
『いいんですか?』
『ええ』
さて、難問である。流石に、なんでもはよくはないだろう。頭をフル回転させ、考えるナマエ。
『では、ここはどうでしょう?』
フードメニューも充実している、アフタヌーンティーを楽しめる店のURLを送った。
『素敵ね』
『楽しみだわ』
『僕も楽しみです』
ナマエは、いい感触だと思う。
その晩、当日に思いを馳せ、ナマエは眠りについた。
◆◆◆
待ちに待ったデート当日。
「ミョウジくん、お待たせ」
「いえ…………」
待ち合わせ場所に来た里穂子は、薄手の上着の下に、エレガントなワンピースを着ていた。
「どうかした?」
「いや、里穂子さんが、あまりにも綺麗で……」
見惚れていました。
「……ありがとう」
「あ、すいません。ぼんやりして。行きましょうか」
「ええ」
開場時間までに、人形の展示会の会場へ到着しておきたい。
ふたりは、並んで歩いた。
「里穂子さん、展示会で物販もあるみたいですけど、何か買います?」
「そうね。いくつか洋服を買いたいわ」
「ドールって色々と大変ですよね。管理とか、お金とか」
「まあね。苦労はするし、安くはないわね」
趣味を開示してくれたことが嬉しくて、ナマエは笑顔になる。
「それに、馬鹿にされたり…………」
「他人の趣味を笑う奴は、最低ですよ」
子供っぽいとか、痛々しいとか。嘲笑う人間は、いくらでもいた。
「趣味なんて、迷惑かけてなければ、何してもいいんですから」
「……迷惑、か。そうよね」
里穂子が思い出すのは、かつての恋。あんな日々が、いつかは笑える過去になることを願う。迷惑をかけたし、かけられたけれど、最高の恋だった。
「ミョウジくんの趣味は、なんなの?」
「僕は、ソロキャンプとバイクですね」
「そうなの。楽しそうね」
「はい。バイクでキャンプ場まで行って、ひとりで焚き火を見つめて過ごすのが好きなんです」
でも、あなたとなら、一緒にバイクに乗ったり、キャンプしたりしたい。
ナマエは、そう思った。
しばし、雑談をしていると、会場前に着く。
整理券を受け取り、列に並んだ。
「早めに来たのに、結構人いますね」
「比較的、展示会をするのが珍しい作家だから」
「そうなんですか」
「だから、楽しみだわ」
里穂子の笑みを見て、ナマエも自然と微笑む。
彼女の笑顔を写真で撮って、スマホの壁紙にしたいなぁ。なんて思う。
しばらく、ふたりで世間話をした。
そして。開場の時刻がくる。
ふたりで入場し、まず目に飛び込んできたのは、等身大の美しい少女の人形だった。豪奢な椅子に座り、ガラスケースの中に佇んでいる。
「里穂子さ…………」
呼びかけて、途中でやめた。里穂子が、息を呑んで感動していたから。
少ししてから、ハッとした彼女が、弁解を始めた。
「ご、ごめんなさい。とても素敵だから、つい……」
「いえいえ、気にしないでください。凄い作品であることは、僕にも分かります。あ、写真オーケーなんですね。僕、撮りましょうか?」
「いいの? ありがとう」
スマホを取り出し、カメラアプリを起動する里穂子。
「では、撮りますよ」
シャッターを切る。美しい少女人形と、美しい里穂子が切り取られた。
この時間が永遠だったらいいのに。
ナマエは、珍しく、ロマンチストみたいなことを考えた。