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サロメちゃんの夢ってなあに? そんな質問を学生の頃にした。
黄昏迫る放課後に。ふたりで並んで歩く。
「わたくしの夢は、お嬢様になることですわ」
「そうなんだ。サロメちゃんなら、きっとなれるよ。素敵なお嬢様に」
私の大好きな、幼馴染みの壱百満天原サロメちゃん。とても可愛くて、優しくて、輝いているあなた。
「あなたの夢はなんですの?」
「私? 私は、なんだろう?」
頭の中に、空白が生まれる。
私は、将来どうなりたい? 職業は? 生き方は? 生きる目的は?
分からない。だけど、ひとつだけ、願いがある。
「私は、大人になっても、サロメちゃんと仲良しでいたいかな」
「まあ! わたくしも、そう思っていますわ! わたくしたち、両想いですわ!」
「ほんとに?! ありがとう、サロメちゃん……」
「いえ、こちらこそ、ありがとうございますわ!」
私とサロメちゃんは、その後、カラオケに行った。今日は、ふたりが好きなアーティスト、ALI PROJECT縛りをする。私が、「禁じられた遊び」を歌えば、彼女は、「聖少女領域」を歌う。私が、「月蝕グランギニョル」を歌い、サロメちゃんが、「未來のイヴ」を歌う。そんな応酬が楽しくて、楽しくて。
ラストソングは、ふたりでデュエットした。可愛い恋の歌、「ピアニィ・ピンク」を。
「今日も、とっても楽しかったですわ!」
「私も。次は何縛りにしようか?」
「やっぱり、あれですわよね。わたくしたちの大好きな……」
ああ。きっと同じことを考えている。
「Sound Horizon!」と、私たちは、同時に言った。
「わたくしたち、心が通じ合っていますわ」
「うん。そうだね」
ふたりで、微笑む。サロメちゃんと過ごす日々は、いつだって楽しい。
月日は、流れる。時は、不可逆。
私とサロメちゃんは、大人になった。
毎日のようには会えないけれど、メッセージアプリでやり取りしたり、たまに通話をしたり、休日に遊んだり。ふたりの交流は続いている。私の夢は、叶った。
「こんばんは。サロメちゃん、元気?」
『こんばんは。元気いっぱいですわ。あなたはどうかしら?』
「元気だよ。正確に言うと、ちょっと疲れてたけど、サロメちゃんの声を聴いたら元気になった」
スマホ越しに、サロメちゃんの元気を分けてもらったみたい。
『まあ! よかったですわ!』
「それで、今度のお休みの日のことなんだけれど」
『宝石展ですわよね? もちろん、ご一緒したいですわ』
「うん。ありがとう。楽しみだね」
『ええ。輝く宝石の数々、見るのが楽しみですわ』
サロメちゃんは、私の人生の宝石みたいな人なんだよ。だから、いつも、心の中のスイートルームにサロメちゃんがいる。優しく、私に微笑みかけてくれる。
そんな、あなたの夢を、ずっと応援しているよ。いつか、お嬢様になる日まで、ずっと。
サロメちゃんは、美しく輝く、素敵なお嬢様になれる。その日を、私は待っている。
サロメちゃんの夢が叶ったら、一番にお祝いするんだ。おめでとうと言って、プレゼントを贈るんだ。
あなたが私にくれたものは、たくさんある。そのお返し、というだけではないけれど、私もサロメちゃんに何かあげたい。
絶対に、あなたに似合うものを贈るから。どうか、夢を叶えてね、サロメちゃん。
あなたを応援する、たったひとりの私のこと、どうか忘れないで。いつでも、あなたの側にいるから。
黄昏迫る放課後に。ふたりで並んで歩く。
「わたくしの夢は、お嬢様になることですわ」
「そうなんだ。サロメちゃんなら、きっとなれるよ。素敵なお嬢様に」
私の大好きな、幼馴染みの壱百満天原サロメちゃん。とても可愛くて、優しくて、輝いているあなた。
「あなたの夢はなんですの?」
「私? 私は、なんだろう?」
頭の中に、空白が生まれる。
私は、将来どうなりたい? 職業は? 生き方は? 生きる目的は?
分からない。だけど、ひとつだけ、願いがある。
「私は、大人になっても、サロメちゃんと仲良しでいたいかな」
「まあ! わたくしも、そう思っていますわ! わたくしたち、両想いですわ!」
「ほんとに?! ありがとう、サロメちゃん……」
「いえ、こちらこそ、ありがとうございますわ!」
私とサロメちゃんは、その後、カラオケに行った。今日は、ふたりが好きなアーティスト、ALI PROJECT縛りをする。私が、「禁じられた遊び」を歌えば、彼女は、「聖少女領域」を歌う。私が、「月蝕グランギニョル」を歌い、サロメちゃんが、「未來のイヴ」を歌う。そんな応酬が楽しくて、楽しくて。
ラストソングは、ふたりでデュエットした。可愛い恋の歌、「ピアニィ・ピンク」を。
「今日も、とっても楽しかったですわ!」
「私も。次は何縛りにしようか?」
「やっぱり、あれですわよね。わたくしたちの大好きな……」
ああ。きっと同じことを考えている。
「Sound Horizon!」と、私たちは、同時に言った。
「わたくしたち、心が通じ合っていますわ」
「うん。そうだね」
ふたりで、微笑む。サロメちゃんと過ごす日々は、いつだって楽しい。
月日は、流れる。時は、不可逆。
私とサロメちゃんは、大人になった。
毎日のようには会えないけれど、メッセージアプリでやり取りしたり、たまに通話をしたり、休日に遊んだり。ふたりの交流は続いている。私の夢は、叶った。
「こんばんは。サロメちゃん、元気?」
『こんばんは。元気いっぱいですわ。あなたはどうかしら?』
「元気だよ。正確に言うと、ちょっと疲れてたけど、サロメちゃんの声を聴いたら元気になった」
スマホ越しに、サロメちゃんの元気を分けてもらったみたい。
『まあ! よかったですわ!』
「それで、今度のお休みの日のことなんだけれど」
『宝石展ですわよね? もちろん、ご一緒したいですわ』
「うん。ありがとう。楽しみだね」
『ええ。輝く宝石の数々、見るのが楽しみですわ』
サロメちゃんは、私の人生の宝石みたいな人なんだよ。だから、いつも、心の中のスイートルームにサロメちゃんがいる。優しく、私に微笑みかけてくれる。
そんな、あなたの夢を、ずっと応援しているよ。いつか、お嬢様になる日まで、ずっと。
サロメちゃんは、美しく輝く、素敵なお嬢様になれる。その日を、私は待っている。
サロメちゃんの夢が叶ったら、一番にお祝いするんだ。おめでとうと言って、プレゼントを贈るんだ。
あなたが私にくれたものは、たくさんある。そのお返し、というだけではないけれど、私もサロメちゃんに何かあげたい。
絶対に、あなたに似合うものを贈るから。どうか、夢を叶えてね、サロメちゃん。
あなたを応援する、たったひとりの私のこと、どうか忘れないで。いつでも、あなたの側にいるから。