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「おのれ、エイプリ・レディーズ! またしても、おれの怪人を倒しやがって~!」
エイプリ・シティの科学者、ナマエはデスクに突っ伏して、頭を掻きむしった。紫色のおさげが揺れる。
「はぁ~。次は、どんな怪人を造って大暴れさせるかなぁ……」
白衣のポケットに手を突っ込み、ロリポップを取り出した。
ブドウ味の飴を舐めながら、ナマエは考える。
このところ、引きこもっていたから、気分転換に外へ出るか。
ナマエは、白衣のポケットに両手を入れて歩き出した。
「あ、ナマエ博士。こんにちは」
「こんにちは、テツニウム博士」
隣に住んでいるふたりは、挨拶を交わす。
「今月のエイプリ・サイエンス、読みましたよ。テツニウム博士の論文、大変興味深かったです」
「ありがとうございます。私も、ナマエ博士の論文には感心していたところで」
お互いに、にへら、と照れながら笑っている。
「あなたのおかげで、研究にも張り合いが出ますよ」
「おれも、もっと研究をがんばらないとですね」
「では、そろそろ失礼します」
「はい。では、また」
手を振って、ふたりは別れた。
ナマエは、再びロリポップを舐めながら歩き出す。
推し活に熱狂する人々を横目に、公園を目指した。
到着し、ベンチに座っていると警戒心のない鳩が数羽近寄って来る。
「餌なんかねぇよ! しっしっ!」
足を振り上げて、鳩を追い払う。
ナマエは、鳩が大嫌いである。よく自宅のベランダを荒らされるから。
「そうだ」
全ての鳩を、無害なぬいぐるみに変えてしまおう!
次の実験は決まった。
スキップしながら帰路を進んでいると、テツニウム博士のところの乙女たちと出くわす。
「あら、こんにちは」
「ナマエさん、ごきげんよう」
「こんにちは~」
「こんにちは、お三方」
皆、ナマエよりも身長が高いため、少々首が疲れた。
「ナマエさん、うちの博士に会いました?」とセイラが尋ねる。
「さっき会いましたよ」
「どうりで。帰って来てからも、とても楽しそうにしてましたの」
「まあ、科学者同士、馬が合うんじゃない?」
「あはは。テツニウム博士は、凄い方ですからね。お互いが刺激になってるのかも」
三人の乙女は、嬉しそうなナマエを微笑ましそうに見た。
「それでは、研究が立て込んでますので。さよならです」
「さよなら」
「さようなら」
「バーイ」
自宅兼研究室へ戻り、ナマエは、デスク前に座り、パソコンをスリープから起こす。
「さあて、エイプリ・シティの鳩どもをみぃんなぬいぐるみにしちゃおう!」
次に造る怪人は、“パペット・マスター”と名付けた。
お互いの真実を知らない博士たちは、今日も仲良く過ごせている。
エイプリ・シティの科学者、ナマエはデスクに突っ伏して、頭を掻きむしった。紫色のおさげが揺れる。
「はぁ~。次は、どんな怪人を造って大暴れさせるかなぁ……」
白衣のポケットに手を突っ込み、ロリポップを取り出した。
ブドウ味の飴を舐めながら、ナマエは考える。
このところ、引きこもっていたから、気分転換に外へ出るか。
ナマエは、白衣のポケットに両手を入れて歩き出した。
「あ、ナマエ博士。こんにちは」
「こんにちは、テツニウム博士」
隣に住んでいるふたりは、挨拶を交わす。
「今月のエイプリ・サイエンス、読みましたよ。テツニウム博士の論文、大変興味深かったです」
「ありがとうございます。私も、ナマエ博士の論文には感心していたところで」
お互いに、にへら、と照れながら笑っている。
「あなたのおかげで、研究にも張り合いが出ますよ」
「おれも、もっと研究をがんばらないとですね」
「では、そろそろ失礼します」
「はい。では、また」
手を振って、ふたりは別れた。
ナマエは、再びロリポップを舐めながら歩き出す。
推し活に熱狂する人々を横目に、公園を目指した。
到着し、ベンチに座っていると警戒心のない鳩が数羽近寄って来る。
「餌なんかねぇよ! しっしっ!」
足を振り上げて、鳩を追い払う。
ナマエは、鳩が大嫌いである。よく自宅のベランダを荒らされるから。
「そうだ」
全ての鳩を、無害なぬいぐるみに変えてしまおう!
次の実験は決まった。
スキップしながら帰路を進んでいると、テツニウム博士のところの乙女たちと出くわす。
「あら、こんにちは」
「ナマエさん、ごきげんよう」
「こんにちは~」
「こんにちは、お三方」
皆、ナマエよりも身長が高いため、少々首が疲れた。
「ナマエさん、うちの博士に会いました?」とセイラが尋ねる。
「さっき会いましたよ」
「どうりで。帰って来てからも、とても楽しそうにしてましたの」
「まあ、科学者同士、馬が合うんじゃない?」
「あはは。テツニウム博士は、凄い方ですからね。お互いが刺激になってるのかも」
三人の乙女は、嬉しそうなナマエを微笑ましそうに見た。
「それでは、研究が立て込んでますので。さよならです」
「さよなら」
「さようなら」
「バーイ」
自宅兼研究室へ戻り、ナマエは、デスク前に座り、パソコンをスリープから起こす。
「さあて、エイプリ・シティの鳩どもをみぃんなぬいぐるみにしちゃおう!」
次に造る怪人は、“パペット・マスター”と名付けた。
お互いの真実を知らない博士たちは、今日も仲良く過ごせている。
