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「ナマエ、最近ご機嫌じゃない?」と、店長の女に言われた。
「そうですか?」
「ずっと鼻歌唄ってるじゃん」
「あはは」
ナマエは、頬を掻く。
「あんたがそうなってる時は、だいたい恋してる時だ」
「当たりぃ」
「大丈夫なの? またドライブ先で置き去りにされたりしてない? そういうのは愛の試練じゃないからね?」
「大丈夫ですよ! 優しい人たちなんで!」
ナマエは、モラハラやデートDVをしてくる者と付き合いがちだったので、店長は心配なのである。
「ふたりとも、ほんとに優しくってぇ。可愛いくってぇ。頼りになってぇ」
「ふたりいるの?」
「3人で付き合ってます」
「さすがだわ……」
「えへ」
ふたりが話していると、呼び声が聴こえた。
「ナマエちゃん、指名!」
「はぁい!」
オーダーを確認し、中性型から女性型に体を換装する。
「いってきまーす」
ナマエは、いつものように客と店内で話したり、デートをした。
終業後。帰宅し、ベッドの上に寝転ぶ。
「疲れた…………」
今日は、3セクハラ、1モラハラ、1職業差別だった。
『もしもーし』
マックスと通信を試みる。
『はいはーい』
『今、大丈夫?』
『休憩中。カートくん、ナマエちゃん! 繋いで!』
『……ナマエ、どうした?』
『聞いてよぉ』
ナマエは、仕事先での愚痴をこぼした。
『全員殺そう』
『全員殺せ』
『そういや、まだ針使ってないや』
『刺せ』と、カート。
『うん、二度目は刺すね』
『ナマエちゃん、優し~』
『ボク、優しいよねぇ』
けらけら笑うナマエ。
『刺すで思い出したんだけど、ボクが女の子に刺された時にね』
『待て待て』
『怖い話?』
カートとマックスが話を遮る。
『笑い話だよ?』
『いや、刺されたんだろ?』
『うん。お腹刺された』
『待って。それ、生身の時の話?』と、マックス。
『そうそう。まだ、お腹が柔らかかった頃の話』
『怖い怖い怖い!』
『トラウマもんだろ……』
『平気、平気。刺された時は、まず熱さを感じて————』
『聞かせないで!』
『やめとけ』
『はぁい。ま、今生きてんだから大丈夫だよ』と、ナマエは笑顔で言った。
『マックス?』
カートの声。
『ナマエちゃんに危害を加えた奴を全員調べ上げたい衝動と戦ってる』
『……ナマエ、あんまり心配させんな』
『ごめん。うーん。ボク、感覚麻痺してる?』
『かなり』と、ふたり。
『ナマエは、その仕事……』
『カートくん』
『悪い、なんでもない』
『心配してくれて、ありがと。ボク、逃げ足速いから大丈夫だよ』
でも、刺されてるじゃん。
マックスとカートは、そう思った。
『ボクが刺されてから、客の持ち物検査が厳しくなったんだ』
ナマエは、ふたりの考えを見透かしたように言う。
『ふたりと話してたら、だいぶ疲れが取れたよ。また話してね!』
『よかった』
『いつでも連絡してね』
『うん!』
ナマエは、元気に返事をした。
カートとマックスは、その様子に安心する。
どうか、ナマエを害するバカどもがくたばりますように。
ふたりの気持ちは、ひとつだった。
「そうですか?」
「ずっと鼻歌唄ってるじゃん」
「あはは」
ナマエは、頬を掻く。
「あんたがそうなってる時は、だいたい恋してる時だ」
「当たりぃ」
「大丈夫なの? またドライブ先で置き去りにされたりしてない? そういうのは愛の試練じゃないからね?」
「大丈夫ですよ! 優しい人たちなんで!」
ナマエは、モラハラやデートDVをしてくる者と付き合いがちだったので、店長は心配なのである。
「ふたりとも、ほんとに優しくってぇ。可愛いくってぇ。頼りになってぇ」
「ふたりいるの?」
「3人で付き合ってます」
「さすがだわ……」
「えへ」
ふたりが話していると、呼び声が聴こえた。
「ナマエちゃん、指名!」
「はぁい!」
オーダーを確認し、中性型から女性型に体を換装する。
「いってきまーす」
ナマエは、いつものように客と店内で話したり、デートをした。
終業後。帰宅し、ベッドの上に寝転ぶ。
「疲れた…………」
今日は、3セクハラ、1モラハラ、1職業差別だった。
『もしもーし』
マックスと通信を試みる。
『はいはーい』
『今、大丈夫?』
『休憩中。カートくん、ナマエちゃん! 繋いで!』
『……ナマエ、どうした?』
『聞いてよぉ』
ナマエは、仕事先での愚痴をこぼした。
『全員殺そう』
『全員殺せ』
『そういや、まだ針使ってないや』
『刺せ』と、カート。
『うん、二度目は刺すね』
『ナマエちゃん、優し~』
『ボク、優しいよねぇ』
けらけら笑うナマエ。
『刺すで思い出したんだけど、ボクが女の子に刺された時にね』
『待て待て』
『怖い話?』
カートとマックスが話を遮る。
『笑い話だよ?』
『いや、刺されたんだろ?』
『うん。お腹刺された』
『待って。それ、生身の時の話?』と、マックス。
『そうそう。まだ、お腹が柔らかかった頃の話』
『怖い怖い怖い!』
『トラウマもんだろ……』
『平気、平気。刺された時は、まず熱さを感じて————』
『聞かせないで!』
『やめとけ』
『はぁい。ま、今生きてんだから大丈夫だよ』と、ナマエは笑顔で言った。
『マックス?』
カートの声。
『ナマエちゃんに危害を加えた奴を全員調べ上げたい衝動と戦ってる』
『……ナマエ、あんまり心配させんな』
『ごめん。うーん。ボク、感覚麻痺してる?』
『かなり』と、ふたり。
『ナマエは、その仕事……』
『カートくん』
『悪い、なんでもない』
『心配してくれて、ありがと。ボク、逃げ足速いから大丈夫だよ』
でも、刺されてるじゃん。
マックスとカートは、そう思った。
『ボクが刺されてから、客の持ち物検査が厳しくなったんだ』
ナマエは、ふたりの考えを見透かしたように言う。
『ふたりと話してたら、だいぶ疲れが取れたよ。また話してね!』
『よかった』
『いつでも連絡してね』
『うん!』
ナマエは、元気に返事をした。
カートとマックスは、その様子に安心する。
どうか、ナマエを害するバカどもがくたばりますように。
ふたりの気持ちは、ひとつだった。
