A級9位!秋津隊
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モテたい同盟のふたりは、合コンに行き、女子の連絡先をゲットしたのだが。
一週間後。澪川の家にて、経過報告会。
「幹事以外にブロックされた……」
「ふたりきりで遊ぶの、避けられ続けとるんやけど……」
「脈ねーよ、それ。もう終わりだよ、俺たち」
「なにがアカンねん……」
「俺ら、悪くないんじゃー! 向こうが見る目ないんじゃー!」
澪川四季は、恥ずかしげもなく叫んだ。
「四季……」
「達人ぉ……」
澪川と生駒は、強く抱き締め合う。女子みたいな柔らかさはないが、温もりはあった。
「はぁ~。もう合コンのツテねぇよ~」
「四季は、よう頑張った」
「達人~」
生駒の肩に顎を乗せ、哀れな声を上げる澪川。
「結局さぁ、達人しかいねーんだよな。一番話合うもんよ。好きだ」
「俺も好きやで」
澪川の背中を、ポンポンと叩く。
「どっちか、女だったらよかったのになぁ」
「……そうやなぁ」
なんで、異性のことしか好きになれないのだろう? 澪川は、疑問に思った。
「達人……チューしよ……」
「なんて?」
「チューだよ、チュー。キス。接吻。口付け」
「なんでやねん!」
「ボケじゃねーわー!」
力一杯叫ぶ澪川。耳元で大声を出された生駒は、堪ったものじゃない。
「ほら、目ぇ閉じてみ」
「いや、なんで?」
「案外、男でもイケるかもしんないじゃん」
「そんな、お試し感覚でキスするんや……」
「してみないと分からんっしょ!」
澪川の言いくるめにより、生駒は首を縦に振った。
「じゃ、いただきます」
生駒の首に両腕を絡めて、澪川はキスをする。
軽く触れるだけのキス。一瞬の出来事。
「……うーん。なんか違うかも。猫ちゃんにチューしたみたいな感じ。達人は?」
「俺は……うん、なんか変な感じやな……」
「やっぱ、ダメかぁ!」
「……せやなぁ」
ふたりは、肩を落とした。
「ま、これからも、ふたりでがんばろうぜ!」
「そうやな!」
固く握手する、モテたい同盟のふたり。
何故、モテたいか? 不特定多数の女子にキャーキャー言われたり、ちやほやされたりしたいからだ。
澪川四季は、そう思っている。
◆◆◆
「諏訪さん、お疲れっす!」
「よう、澪川。お疲れ」
「金髪って全然モテなくないすか?」
「知るかよ」
「俺、諏訪さんの真似して金髪にしたんすけど、よく考えたら、別に諏訪さんモテてねーやって」
「シバくぞ」
同じ銃手の後輩、澪川四季。
クソ生意気で、薄っぺらい奴。
「諏訪さんって、すげーメンヘラに好かれそうですよね」
「ノーコメント」
「大変そう~」
なんかあったら頼ってくださいよ。なんて宣う澪川。
てめーに頼るほどバカじゃねーっつの。
諏訪洸太郎が、澪川四季を頼ることはない。
一週間後。澪川の家にて、経過報告会。
「幹事以外にブロックされた……」
「ふたりきりで遊ぶの、避けられ続けとるんやけど……」
「脈ねーよ、それ。もう終わりだよ、俺たち」
「なにがアカンねん……」
「俺ら、悪くないんじゃー! 向こうが見る目ないんじゃー!」
澪川四季は、恥ずかしげもなく叫んだ。
「四季……」
「達人ぉ……」
澪川と生駒は、強く抱き締め合う。女子みたいな柔らかさはないが、温もりはあった。
「はぁ~。もう合コンのツテねぇよ~」
「四季は、よう頑張った」
「達人~」
生駒の肩に顎を乗せ、哀れな声を上げる澪川。
「結局さぁ、達人しかいねーんだよな。一番話合うもんよ。好きだ」
「俺も好きやで」
澪川の背中を、ポンポンと叩く。
「どっちか、女だったらよかったのになぁ」
「……そうやなぁ」
なんで、異性のことしか好きになれないのだろう? 澪川は、疑問に思った。
「達人……チューしよ……」
「なんて?」
「チューだよ、チュー。キス。接吻。口付け」
「なんでやねん!」
「ボケじゃねーわー!」
力一杯叫ぶ澪川。耳元で大声を出された生駒は、堪ったものじゃない。
「ほら、目ぇ閉じてみ」
「いや、なんで?」
「案外、男でもイケるかもしんないじゃん」
「そんな、お試し感覚でキスするんや……」
「してみないと分からんっしょ!」
澪川の言いくるめにより、生駒は首を縦に振った。
「じゃ、いただきます」
生駒の首に両腕を絡めて、澪川はキスをする。
軽く触れるだけのキス。一瞬の出来事。
「……うーん。なんか違うかも。猫ちゃんにチューしたみたいな感じ。達人は?」
「俺は……うん、なんか変な感じやな……」
「やっぱ、ダメかぁ!」
「……せやなぁ」
ふたりは、肩を落とした。
「ま、これからも、ふたりでがんばろうぜ!」
「そうやな!」
固く握手する、モテたい同盟のふたり。
何故、モテたいか? 不特定多数の女子にキャーキャー言われたり、ちやほやされたりしたいからだ。
澪川四季は、そう思っている。
◆◆◆
「諏訪さん、お疲れっす!」
「よう、澪川。お疲れ」
「金髪って全然モテなくないすか?」
「知るかよ」
「俺、諏訪さんの真似して金髪にしたんすけど、よく考えたら、別に諏訪さんモテてねーやって」
「シバくぞ」
同じ銃手の後輩、澪川四季。
クソ生意気で、薄っぺらい奴。
「諏訪さんって、すげーメンヘラに好かれそうですよね」
「ノーコメント」
「大変そう~」
なんかあったら頼ってくださいよ。なんて宣う澪川。
てめーに頼るほどバカじゃねーっつの。
諏訪洸太郎が、澪川四季を頼ることはない。