A級9位!秋津隊
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「加古さん、好きです! 俺と付き合ってください!」
「あら、秋津くん。気持ちだけ受け取っておくわね」
秋津豊久は、通算33回目の玉砕をした。
「せ、せめて、これも受け取ってください」
加古望に、墨で想いの丈を綴った巻物を差し出す。
「趣向を変えてきたわね。面白いから、もらっておくわ。ありがとう」
「ありがとうございます!」
一礼し、加古が優雅に去るのを見送った。
「隊長~」
「恭一。見てたのか?」
「私だけじゃないですよぉ」
「わっ! バラさないでくださいよ、恭一先輩!」
柱の影から出て、香介が騒ぐ。その後ろから、四季と冬樹も出て来た。
「いやぁ、エンタメだわ。流石隊長」と、四季が言う。
「凄いですよね、毎回毎回」と、冬樹。
「よせやい」
豊久は、鼻の下を指でこすり、恥ずかしそうにした。
「褒めてないっす!」
香介が辛辣な言葉を吐く。
「30回以上フラれて、次に行けるのパネェわ。俺だったら、無理ですわ」
「私は、尊敬してますよ」
「僕は、豊久さんが報われるまで応援します」
「あれぇ? 褒めてないのおれだけ?」
「香介に恋愛の話は早い」
四季が、香介の肩に手を置きながら言った。
「バカにしてます?! おれ、恋人いますけど!」
「嘘!?」と、4人が驚く。
「本当です~! 相手が隠しておきたいみたいだから、誰か言えないけど、います~!」
「炊くか、赤飯」
「ケーキ食う?」
「焼き肉は?」
「風船ガムがいい?」
「意見バラバラ。おれ、焼き肉がいいです」
香介が、スパッと答えた。
「じゃあ、今度、寿寿苑で祝おうや」
「りょ」
「はーい」
「了解です」
「わーい! ありがとうございます!」
ごほん、と豊久が咳払いする。
「ところで、どうやって付き合えることになったのか教えてくれますよね、春日井先生」
「参考にならないと思います!」
「参考にしてみせるっつーの!」
「ただ、告白しただけです」
「マジで参考にならん!」
四季が、げらげら笑った。
「あのぉ、隊長。私、加古さんにあげるもののアイディアがあるんですけどぉ」
「はい、恭一くん」
挙手した恭一を指差す豊久。
「姫リンゴのフラワーアレンジメントは、どうでしょう?」
「採用。加古さんは、リンゴ好きだし、フラワーなんとかはシャレオツな感じする」
「やったぁ。がんばってくださいね」
「がんばれ!」
「ファイトです!」
「がんばってください」
隊員たちに応援され、豊久は少し泣きそうになった。
応援してくれるコイツらのためにも、俺は負けない。例え、100回フラれたって、諦めない。
秋津豊久は、決意を新たに、加古望への想いを強くした。
いつか、この想いを受け入れてもらえる日がくるのだろうか?
「あら、秋津くん。気持ちだけ受け取っておくわね」
秋津豊久は、通算33回目の玉砕をした。
「せ、せめて、これも受け取ってください」
加古望に、墨で想いの丈を綴った巻物を差し出す。
「趣向を変えてきたわね。面白いから、もらっておくわ。ありがとう」
「ありがとうございます!」
一礼し、加古が優雅に去るのを見送った。
「隊長~」
「恭一。見てたのか?」
「私だけじゃないですよぉ」
「わっ! バラさないでくださいよ、恭一先輩!」
柱の影から出て、香介が騒ぐ。その後ろから、四季と冬樹も出て来た。
「いやぁ、エンタメだわ。流石隊長」と、四季が言う。
「凄いですよね、毎回毎回」と、冬樹。
「よせやい」
豊久は、鼻の下を指でこすり、恥ずかしそうにした。
「褒めてないっす!」
香介が辛辣な言葉を吐く。
「30回以上フラれて、次に行けるのパネェわ。俺だったら、無理ですわ」
「私は、尊敬してますよ」
「僕は、豊久さんが報われるまで応援します」
「あれぇ? 褒めてないのおれだけ?」
「香介に恋愛の話は早い」
四季が、香介の肩に手を置きながら言った。
「バカにしてます?! おれ、恋人いますけど!」
「嘘!?」と、4人が驚く。
「本当です~! 相手が隠しておきたいみたいだから、誰か言えないけど、います~!」
「炊くか、赤飯」
「ケーキ食う?」
「焼き肉は?」
「風船ガムがいい?」
「意見バラバラ。おれ、焼き肉がいいです」
香介が、スパッと答えた。
「じゃあ、今度、寿寿苑で祝おうや」
「りょ」
「はーい」
「了解です」
「わーい! ありがとうございます!」
ごほん、と豊久が咳払いする。
「ところで、どうやって付き合えることになったのか教えてくれますよね、春日井先生」
「参考にならないと思います!」
「参考にしてみせるっつーの!」
「ただ、告白しただけです」
「マジで参考にならん!」
四季が、げらげら笑った。
「あのぉ、隊長。私、加古さんにあげるもののアイディアがあるんですけどぉ」
「はい、恭一くん」
挙手した恭一を指差す豊久。
「姫リンゴのフラワーアレンジメントは、どうでしょう?」
「採用。加古さんは、リンゴ好きだし、フラワーなんとかはシャレオツな感じする」
「やったぁ。がんばってくださいね」
「がんばれ!」
「ファイトです!」
「がんばってください」
隊員たちに応援され、豊久は少し泣きそうになった。
応援してくれるコイツらのためにも、俺は負けない。例え、100回フラれたって、諦めない。
秋津豊久は、決意を新たに、加古望への想いを強くした。
いつか、この想いを受け入れてもらえる日がくるのだろうか?