A級9位!秋津隊
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
秋津隊の隊室には、大型のモニターがあり、隊員たちが、それぞれ好きなDVDやブルーレイを他の仲間に見せるのが常である。
隊長の攻撃手、秋津豊久は、好きな舞台劇を。
隊員の銃手、澪川四季は、アイドルのライブを。
隊員の銃手、夏海恭一は、マジックショーやアニメを。
隊員の狙撃手、春日井香介は、映画を。
オペレーターの冷泉冬樹は、落語を。
皆、自分以外を己の領域に引きずり込もうと考えていた。
今日は、秋津隊で一番歳下である17歳の香介が、「ザ・シューター/極大射程」というスナイパー映画を流している。
隊の皆は、モニター前のソファーに座り、それを見た。
「めっちゃスゲーじゃん」
「でしょ?」
豊久のこぼした感想に、香介は得意げな顔をする。
「スナイパー映画って、意外とたくさんあるよねぇ」
のんびりした口調で、恭一が言った。
「まだまだあるんで、期待しててください!」
香介は、嬉しそうにしている。
「香介って、荒船と仲良しだよな。映画のシュミ合うの?」と、四季が訊いた。
「合いますよ! おれも荒船先輩もアクション映画好きなんで!」
「仲良きことは美しきかな」
冬樹が、テキトーなことを言う。
賑やかに過ごしていると、門発生の連絡がきた。秋津隊に指令が下される。
「行くぜ、おまえら!」
「了解!」
豊久の掛け声に、皆が答えた。オペレーターの冬樹はデスクに向かい、他の者は現場へ急行する。
「秋津隊、現着」
『了解』
「モールモッド一体を目視」
『いつも通り、やってきましょ』
「秋津豊久、参る!」
斬り込み隊長でもある豊久が前に出た。
「旋空弧月!」
モールモッドの刃を避けて、一撃を加える。
「行くぞ~」
「はい」
豊久が退き、二丁の散弾銃を構えた四季と恭一が、ドカドカと弾を撃った。
『香介、とどめ』
「アイサー!」
一番深い傷を目掛け、アイビスで撃ち抜いた。
「モールモッド、撃破」
『お疲れ様』
「おつ~」
「お疲れ」
「お疲れ様でした!」
秋津隊のモットーは、「速く、鋭く」である。迅速に確実に敵を仕止めるのが目標だ。
「帰って、映画の続き見ましょ!」
「で、次の上映選択権は?」
「俺」
「おれですね」
「いや、俺の付けた一撃が一番深かったろ」
「とどめ刺したの、おれですけど?」
豊久も香介も譲らない。
「はいはい。じゃんけんなぁ」
「恭一に賛成」
『僕も』
白熱したじゃんけんの結果、上映選択権は豊久のものになった。
「最高の吸血鬼ミュージカル流したろ」
「好きですね、それ」
話しながら隊室に戻ると、冬樹が飲み物を用意していた。
「お疲れさん。緑茶とソーダとコーラあるぞ」
「俺、緑茶」
「ソーダ一択」
「コーラ一択~」
「おれは緑茶」
「じゃ、余ったソーダで」
豊久、四季、恭一、香介、冬樹は、それぞれ飲み物を選ぶ。そして、再びモニター前に座り、映画鑑賞を再開するのだった。
隊長の攻撃手、秋津豊久は、好きな舞台劇を。
隊員の銃手、澪川四季は、アイドルのライブを。
隊員の銃手、夏海恭一は、マジックショーやアニメを。
隊員の狙撃手、春日井香介は、映画を。
オペレーターの冷泉冬樹は、落語を。
皆、自分以外を己の領域に引きずり込もうと考えていた。
今日は、秋津隊で一番歳下である17歳の香介が、「ザ・シューター/極大射程」というスナイパー映画を流している。
隊の皆は、モニター前のソファーに座り、それを見た。
「めっちゃスゲーじゃん」
「でしょ?」
豊久のこぼした感想に、香介は得意げな顔をする。
「スナイパー映画って、意外とたくさんあるよねぇ」
のんびりした口調で、恭一が言った。
「まだまだあるんで、期待しててください!」
香介は、嬉しそうにしている。
「香介って、荒船と仲良しだよな。映画のシュミ合うの?」と、四季が訊いた。
「合いますよ! おれも荒船先輩もアクション映画好きなんで!」
「仲良きことは美しきかな」
冬樹が、テキトーなことを言う。
賑やかに過ごしていると、門発生の連絡がきた。秋津隊に指令が下される。
「行くぜ、おまえら!」
「了解!」
豊久の掛け声に、皆が答えた。オペレーターの冬樹はデスクに向かい、他の者は現場へ急行する。
「秋津隊、現着」
『了解』
「モールモッド一体を目視」
『いつも通り、やってきましょ』
「秋津豊久、参る!」
斬り込み隊長でもある豊久が前に出た。
「旋空弧月!」
モールモッドの刃を避けて、一撃を加える。
「行くぞ~」
「はい」
豊久が退き、二丁の散弾銃を構えた四季と恭一が、ドカドカと弾を撃った。
『香介、とどめ』
「アイサー!」
一番深い傷を目掛け、アイビスで撃ち抜いた。
「モールモッド、撃破」
『お疲れ様』
「おつ~」
「お疲れ」
「お疲れ様でした!」
秋津隊のモットーは、「速く、鋭く」である。迅速に確実に敵を仕止めるのが目標だ。
「帰って、映画の続き見ましょ!」
「で、次の上映選択権は?」
「俺」
「おれですね」
「いや、俺の付けた一撃が一番深かったろ」
「とどめ刺したの、おれですけど?」
豊久も香介も譲らない。
「はいはい。じゃんけんなぁ」
「恭一に賛成」
『僕も』
白熱したじゃんけんの結果、上映選択権は豊久のものになった。
「最高の吸血鬼ミュージカル流したろ」
「好きですね、それ」
話しながら隊室に戻ると、冬樹が飲み物を用意していた。
「お疲れさん。緑茶とソーダとコーラあるぞ」
「俺、緑茶」
「ソーダ一択」
「コーラ一択~」
「おれは緑茶」
「じゃ、余ったソーダで」
豊久、四季、恭一、香介、冬樹は、それぞれ飲み物を選ぶ。そして、再びモニター前に座り、映画鑑賞を再開するのだった。