煙シリーズおまけ
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『2021年』
「諏訪、誕生日おめでとう!」
「おう! ありがとよ」
「はい、これ誕生日プレゼントのキーホルダー」
「サンキューな、貝瀬」
シンプルな包装をとくと、ドッグタグ風のキーホルダーには、鍵がついていた。
「と、家の合鍵」
「…………マジか」
「大マジです…………」
顔を見合わせて、照れ笑いを浮かべるふたり。
既に、貝瀬の家には歯ブラシがふたつ並んでいるし、諏訪専用の食器もある。
「いつでも来ていーよ」
「おう…………」
だって、ひとり暮らしには、この家は広過ぎるから。
『2022年』
「誕生日おめでとう!」
「ああ、サンキュ」
「という訳で、プレゼントのビール1ケースです」
「マジか」
「マジマジ。そして、実は家に、つまみもある。パーッと祝おうぜ!」
「ありがとよ」
『2023年』
「洸太郎、誕生日おめでとう!」
「おう、ありがとうな」
「はい、プレゼント」
「サンキュー」
包みの中に、箱がある。それを開けると。
「リング」
「ペアリング……です……」
男は、そっと左手を見せた。
諏訪は、照れ臭そうにしている恋人を抱き締める。
『2024年』
「洸太郎、誕生日おめでとう!」
「ありがとうな」
「はい、コレ」
「サンキュー」
プレゼントは、栞セットだった。
読書する度、おまえのことを思い出すだろう。
「諏訪、誕生日おめでとう!」
「おう! ありがとよ」
「はい、これ誕生日プレゼントのキーホルダー」
「サンキューな、貝瀬」
シンプルな包装をとくと、ドッグタグ風のキーホルダーには、鍵がついていた。
「と、家の合鍵」
「…………マジか」
「大マジです…………」
顔を見合わせて、照れ笑いを浮かべるふたり。
既に、貝瀬の家には歯ブラシがふたつ並んでいるし、諏訪専用の食器もある。
「いつでも来ていーよ」
「おう…………」
だって、ひとり暮らしには、この家は広過ぎるから。
『2022年』
「誕生日おめでとう!」
「ああ、サンキュ」
「という訳で、プレゼントのビール1ケースです」
「マジか」
「マジマジ。そして、実は家に、つまみもある。パーッと祝おうぜ!」
「ありがとよ」
『2023年』
「洸太郎、誕生日おめでとう!」
「おう、ありがとうな」
「はい、プレゼント」
「サンキュー」
包みの中に、箱がある。それを開けると。
「リング」
「ペアリング……です……」
男は、そっと左手を見せた。
諏訪は、照れ臭そうにしている恋人を抱き締める。
『2024年』
「洸太郎、誕生日おめでとう!」
「ありがとうな」
「はい、コレ」
「サンキュー」
プレゼントは、栞セットだった。
読書する度、おまえのことを思い出すだろう。