A級9位!秋津隊
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たまたま、夏海恭一と澪川四季は、作戦室でふたりきりになった。
「四季さん、海に行ったんですかぁ?」
「行ったぜ。マイスイートハニーとその他4人でな」
羨ましいなぁと思う。
「いいですねぇ、海」
「恭一も行けばいいじゃん。当真と」
「うーん。でも、迷惑かけちゃいますから」
「迷惑?」
「私が、沖に流されたりとか……」
その様は、ありありと想像出来た。なんだか、夏海は大自然に翻弄されそうな感じがある。
「プールにしなさい」
思わず、澪川はそう言った。
「はぁい」と、夏海が素直に返事をするものだから、澪川は笑う。
その後、ボーダーの任務を終わらせ、夏海はひとりで帰り道を歩いた。
「夏海くん」
「人見さん」
「帰り? 途中まで一緒に行かない?」
「うん」
ふたりは並んで、日が沈んできた街を行く。
「秋津隊ってよく上映会してるんでしょう?」
「してるよぉ」
「ホラー映画は見る?」
「たまに香介くんが流してるね」
「そうなんだ」と、嬉しそうにする人見摩子。
「オススメのホラー映画ある?」
「いっぱいあるよー」
人見は、笑みを浮かべた。
いくつかオススメを教えてもらい、夏海は、ふわふわ笑う。
「夏海くんは、どういうホラーが好き?」
「私は、ホラーコメディーが好きかなぁ」
「なるほど」
じゃあ、と、またいくつかホラー映画のタイトルを挙げられた。
「って、ごめん。覚え切れないよね。あとで、リスト送る」
「うん。ありがとう」
やがて、別れ道がきて、ふたりは「さよなら」をする。
海やプールの夏。ホラーの夏。
どちらも、まだ楽しんでいない。
「ただいまぁ」
「おかえり、恭一」
帰宅すると、珍しく姉の麗佳が出迎えてくれた。
「麗佳ちゃん、プール行かない?」
「うん? ダチと行きな」
「勇くんと、冬樹くんと、あとは……」
「交友関係が狭い! でも、冬樹呼んだら、芋づる式に増えそうだな」
確かに。冷泉冬樹は、わりと誰とでも仲が良いから。
「人見さんは、誘ったら来てくれるかなぁ?」
「女子? いーんでない?」
麗佳は、からから笑っている。
「プール行って。ホラー映画見て。花火もしたい」
「おーおー、夢いっぱいだな」
夏は、好きだ。自分の名前の一部だから。思いっきり楽しみたい。
翌日。隊室で冷泉に相談した。
「冬樹くん、プール行かない?」
「いいけど。水上も呼んでいい?」
「うん、いいよ」
「グルチャに流したら、もっと集まるんじゃないかな?」
「あー」
思い付かなかったなぁ。
冷泉は、18歳男子のグループチャットに、『プール行きたい人~?』と送る。
挙手がポツポツと返ってきた。
「明日までには、もっと増えそうだね」
冷泉が言った通り、メンバーは増えていく。
夏海は、プールに行く日を楽しみに。夏を最大限楽しむために。楽しい思い出を増やして、いつの日か、土産話をすることを半身に誓った。
「四季さん、海に行ったんですかぁ?」
「行ったぜ。マイスイートハニーとその他4人でな」
羨ましいなぁと思う。
「いいですねぇ、海」
「恭一も行けばいいじゃん。当真と」
「うーん。でも、迷惑かけちゃいますから」
「迷惑?」
「私が、沖に流されたりとか……」
その様は、ありありと想像出来た。なんだか、夏海は大自然に翻弄されそうな感じがある。
「プールにしなさい」
思わず、澪川はそう言った。
「はぁい」と、夏海が素直に返事をするものだから、澪川は笑う。
その後、ボーダーの任務を終わらせ、夏海はひとりで帰り道を歩いた。
「夏海くん」
「人見さん」
「帰り? 途中まで一緒に行かない?」
「うん」
ふたりは並んで、日が沈んできた街を行く。
「秋津隊ってよく上映会してるんでしょう?」
「してるよぉ」
「ホラー映画は見る?」
「たまに香介くんが流してるね」
「そうなんだ」と、嬉しそうにする人見摩子。
「オススメのホラー映画ある?」
「いっぱいあるよー」
人見は、笑みを浮かべた。
いくつかオススメを教えてもらい、夏海は、ふわふわ笑う。
「夏海くんは、どういうホラーが好き?」
「私は、ホラーコメディーが好きかなぁ」
「なるほど」
じゃあ、と、またいくつかホラー映画のタイトルを挙げられた。
「って、ごめん。覚え切れないよね。あとで、リスト送る」
「うん。ありがとう」
やがて、別れ道がきて、ふたりは「さよなら」をする。
海やプールの夏。ホラーの夏。
どちらも、まだ楽しんでいない。
「ただいまぁ」
「おかえり、恭一」
帰宅すると、珍しく姉の麗佳が出迎えてくれた。
「麗佳ちゃん、プール行かない?」
「うん? ダチと行きな」
「勇くんと、冬樹くんと、あとは……」
「交友関係が狭い! でも、冬樹呼んだら、芋づる式に増えそうだな」
確かに。冷泉冬樹は、わりと誰とでも仲が良いから。
「人見さんは、誘ったら来てくれるかなぁ?」
「女子? いーんでない?」
麗佳は、からから笑っている。
「プール行って。ホラー映画見て。花火もしたい」
「おーおー、夢いっぱいだな」
夏は、好きだ。自分の名前の一部だから。思いっきり楽しみたい。
翌日。隊室で冷泉に相談した。
「冬樹くん、プール行かない?」
「いいけど。水上も呼んでいい?」
「うん、いいよ」
「グルチャに流したら、もっと集まるんじゃないかな?」
「あー」
思い付かなかったなぁ。
冷泉は、18歳男子のグループチャットに、『プール行きたい人~?』と送る。
挙手がポツポツと返ってきた。
「明日までには、もっと増えそうだね」
冷泉が言った通り、メンバーは増えていく。
夏海は、プールに行く日を楽しみに。夏を最大限楽しむために。楽しい思い出を増やして、いつの日か、土産話をすることを半身に誓った。