A級9位!秋津隊
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浮かれたアロハシャツを着た6人の男たちが、ミニバンに乗って移動している。目指すは、海。
運転手は、澪川四季だ。
「四季くんは偉いので、おまえらを乗せてってやりまーす!」と、意気揚々と運転席に着いた。
助手席には、最近、澪川と付き合い出した生駒達人。中列には、迅悠一と嵐山准。後列には、柿崎国治と弓場拓磨。
「ふふふんふふふんふふふふふーん!」
「ご機嫌やなぁ」
「海! 太陽! 水着の女の子!」
「澪川ァ!」
「んだよ、弓場ちゃん」
「本命が横にいンだろうが……」
ちら、と横目で生駒を見る澪川。
「それは、それ。これは、これじゃんよぉ。女の子のことは好きなだけで、達人のことは愛してるよぉ!」
「俺は、それでかまへんで」
「わーい! らびゅー!」
なんだか安っぽいが、澪川なりに真剣である。
「みんな、ふたりが付き合ってること、もう順応してんの? 早くない?」と柿崎が尋ねた。
「めでたいことじゃないか!」
「サイドエフェクトが言ってた」
「一切、藤丸目当てで隊室に来なくなったからなァ」
「ザキだけ取り残されてんじゃん!」
澪川は、けらけら笑う。
「ひれ伏せ! 独り身の男どもよ!」
「調子乗んな、澪川ァ!」
道中は、賑やかに過ぎていった。
そして、海が見えてきた頃。
「っしゃ! 窓全開! イェーイ! 海!」
運転手が全ての窓を開けて、潮風が車内に入り込む。
駐車場に車を停めて、みんなで海を目指した。
走り出す澪川・生駒・嵐山・迅を、後から柿崎と弓場が歩いて追う。
「はしゃいでんなぁ」
「アイツら、昨日は遠足前の幼児みたいだったからな」
走った4人は、勢いでビーチサンダルのまま、海に浸かった。
「うおー! 大自然!」
「波! 大自然!」
「あれ、カモメか? 大自然!」
「あれは、ウミネコ! 大自然!」
「達人、さっさと荷物置いて遊ぼうぜ!」
「おう!」
澪川は、生駒の手を引き、砂浜を歩く。
陣取りをしていた柿崎と弓場の元へ行き、荷物を置いて服を脱いだ。
「やっぱ、水着着てきたの正解だろ。行こうぜ!」
再び、ふたりは手を繋いで、海に入る。
「晴れてよかったな!」
「せやな」
「おまえと来れて、嬉しい」
「四季……」
わずかに照れ笑いになる生駒。
「可愛い~!? なんだよ、表情変わるんじゃん!」
「いや、これは、四季が…………」
繋いでない方の手で、顔を隠そうとした。それを、澪川の手が止める。ふたりは、両手を繋いだ状態になった。
「俺が?」
「男前やから……」
「俺のこと分かってるねぇ!」
「なにしてんの? おふたりさん」
迅たちも水着になって来る。
「イチャイチャしてた!」
「いや、ほんま、もう……四季が……」
「はいはい。だいたい分かったから、遊ぼう」
「ビーチバレーするか?」
その後、3対3で白熱したビーチバレー。負けた方が、昼ごはんを調達しなければならない。
「じゃあ、行ってくるわ」
「いってら!」
生駒・嵐山・弓場が、買い出しに行く。
留守番組は、なんとなく買い出し組を眺めていた。
「え、ちょ、え?」
「逆ナンされてない?」
「されてるかもな……」
「アレでしょ? 准ちゃんいるからでしょ?」
「四季が焦ってる。弓場ちゃんもモテるでしょ」
「おまえら、生駒をどう思ってるんだ」
「お? 戻って来る」
3人が戻って来たのだが、嵐山以外は、なんとも言えない顔をしている。
「逆ナン?! ねぇ、逆ナン?!」
「いや、嵐山隊のファンやった」
「なーんだ! 今更モテたら、どうしようかと思ったわ! 突撃するところだった」
「モンスター彼氏だ」
それからは、平和に昼食を摂り、再び海で遊んだ。
日が暮れてきて、潮をシャワーで流し、服を着た6人は、持ってきた花火を取り出す。
手持ち花火やネズミ花火やヘビ花火を楽しみ、締めには線香花火に火を着けた。
「達人、来年も海来ようぜ」
「そうやな」
並んでしゃがんでいるふたりは、静かに約束をする。
きっと、来年もハッピーに過ごせるだろうと、澪川四季は思った。
運転手は、澪川四季だ。
「四季くんは偉いので、おまえらを乗せてってやりまーす!」と、意気揚々と運転席に着いた。
助手席には、最近、澪川と付き合い出した生駒達人。中列には、迅悠一と嵐山准。後列には、柿崎国治と弓場拓磨。
「ふふふんふふふんふふふふふーん!」
「ご機嫌やなぁ」
「海! 太陽! 水着の女の子!」
「澪川ァ!」
「んだよ、弓場ちゃん」
「本命が横にいンだろうが……」
ちら、と横目で生駒を見る澪川。
「それは、それ。これは、これじゃんよぉ。女の子のことは好きなだけで、達人のことは愛してるよぉ!」
「俺は、それでかまへんで」
「わーい! らびゅー!」
なんだか安っぽいが、澪川なりに真剣である。
「みんな、ふたりが付き合ってること、もう順応してんの? 早くない?」と柿崎が尋ねた。
「めでたいことじゃないか!」
「サイドエフェクトが言ってた」
「一切、藤丸目当てで隊室に来なくなったからなァ」
「ザキだけ取り残されてんじゃん!」
澪川は、けらけら笑う。
「ひれ伏せ! 独り身の男どもよ!」
「調子乗んな、澪川ァ!」
道中は、賑やかに過ぎていった。
そして、海が見えてきた頃。
「っしゃ! 窓全開! イェーイ! 海!」
運転手が全ての窓を開けて、潮風が車内に入り込む。
駐車場に車を停めて、みんなで海を目指した。
走り出す澪川・生駒・嵐山・迅を、後から柿崎と弓場が歩いて追う。
「はしゃいでんなぁ」
「アイツら、昨日は遠足前の幼児みたいだったからな」
走った4人は、勢いでビーチサンダルのまま、海に浸かった。
「うおー! 大自然!」
「波! 大自然!」
「あれ、カモメか? 大自然!」
「あれは、ウミネコ! 大自然!」
「達人、さっさと荷物置いて遊ぼうぜ!」
「おう!」
澪川は、生駒の手を引き、砂浜を歩く。
陣取りをしていた柿崎と弓場の元へ行き、荷物を置いて服を脱いだ。
「やっぱ、水着着てきたの正解だろ。行こうぜ!」
再び、ふたりは手を繋いで、海に入る。
「晴れてよかったな!」
「せやな」
「おまえと来れて、嬉しい」
「四季……」
わずかに照れ笑いになる生駒。
「可愛い~!? なんだよ、表情変わるんじゃん!」
「いや、これは、四季が…………」
繋いでない方の手で、顔を隠そうとした。それを、澪川の手が止める。ふたりは、両手を繋いだ状態になった。
「俺が?」
「男前やから……」
「俺のこと分かってるねぇ!」
「なにしてんの? おふたりさん」
迅たちも水着になって来る。
「イチャイチャしてた!」
「いや、ほんま、もう……四季が……」
「はいはい。だいたい分かったから、遊ぼう」
「ビーチバレーするか?」
その後、3対3で白熱したビーチバレー。負けた方が、昼ごはんを調達しなければならない。
「じゃあ、行ってくるわ」
「いってら!」
生駒・嵐山・弓場が、買い出しに行く。
留守番組は、なんとなく買い出し組を眺めていた。
「え、ちょ、え?」
「逆ナンされてない?」
「されてるかもな……」
「アレでしょ? 准ちゃんいるからでしょ?」
「四季が焦ってる。弓場ちゃんもモテるでしょ」
「おまえら、生駒をどう思ってるんだ」
「お? 戻って来る」
3人が戻って来たのだが、嵐山以外は、なんとも言えない顔をしている。
「逆ナン?! ねぇ、逆ナン?!」
「いや、嵐山隊のファンやった」
「なーんだ! 今更モテたら、どうしようかと思ったわ! 突撃するところだった」
「モンスター彼氏だ」
それからは、平和に昼食を摂り、再び海で遊んだ。
日が暮れてきて、潮をシャワーで流し、服を着た6人は、持ってきた花火を取り出す。
手持ち花火やネズミ花火やヘビ花火を楽しみ、締めには線香花火に火を着けた。
「達人、来年も海来ようぜ」
「そうやな」
並んでしゃがんでいるふたりは、静かに約束をする。
きっと、来年もハッピーに過ごせるだろうと、澪川四季は思った。