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サクちゃんは、グミが好きらしい。
それを聞いてから俺は、なんとなくグミの売り場を眺めるようになった。
「…………」
キラキラにコーティングされた星形のグミに目が止まる。
サクちゃんに買ってあげようかな。
喜ぶかな?
俺は、星が入った袋を手に取って、会計を済ませた。
そして。食堂にて。
「サクちゃん、これあげる」
「グミ! いいの? 晃牙くん」
「うん、もちろん」
サクちゃんは、宝石でも見るみたいに目を輝かせている。
「遠慮しないで食べちゃって」
「ありがとう!」
サクちゃんは、星をつまんで口にした。
「ソーダ味だね。美味しい」
ニコニコ笑う彼女を見て、俺も満足して笑う。
買って来てよかったな。
それから、美味しそうなグミや変わったグミを見かける度、サクちゃんにあげることにした。
「はい、あげる」
グミは、コロンとした可愛いものとか、パンを模したものとか、架空の果実という設定のものとか、ファンシーなキャラクターものとか、ブロックみたいなやつとか。色々。
「晃牙くん」
「なに?」
「私のこと餌付けしてる?」
「え?」
「してるの?」
そんなつもりはない。
「いや、サクちゃんがグミ好きって言うから」
「それって、こんなに買って来る理由になるのかな?」
「…………」
ならない。
どうして俺は、サクちゃんにグミをあげたいんだろう?
「なんとなく、サクちゃんには感謝しといた方がいい気がするから?」
「疑問形」
「うーん。どうしてかな……?」
理屈がない。俺らしくない。
考えを巡らせてみても答えが出ない。
こういうの苦手なんだけど。
よく分からないものは怖い。
「あーそうだ。サクちゃんが可愛いからだよ」
「じゃあ、餌付けなの?」
「それは違うかな」
「それなら、なんで?」
サクちゃんと視線を合わせる。綺麗な緑色。
目を合わせても、それは俺にしか分からないだろうけど。
「内緒」
俺は、立てた人差し指を口元にやり、笑った。
「晃牙くん、ズルい! イケメン!」
サクちゃんは、ちょっと怒ったような、照れたような感じで声を出す。
「イケメンじゃないって。顔ほとんど出てないでしょ」
初めて会った時から、なんかそう言われてるんだよな。
「うーん。じゃあ、毎日がサクちゃんの誕生日だから?」
「じゃあ、じゃないよ!」
「いいじゃん、別に」
「よくない!」
俺は、ヘラヘラ笑って、サクちゃんの台詞を流した。
「それじゃあ、もういらないの? グミ」
「いりまぁす!」
「どうぞ」
ずっと、こんな風に平和だといいんだけどねぇ。
でもいつか、答えを見付けに行かないといけないんだよ。
それを聞いてから俺は、なんとなくグミの売り場を眺めるようになった。
「…………」
キラキラにコーティングされた星形のグミに目が止まる。
サクちゃんに買ってあげようかな。
喜ぶかな?
俺は、星が入った袋を手に取って、会計を済ませた。
そして。食堂にて。
「サクちゃん、これあげる」
「グミ! いいの? 晃牙くん」
「うん、もちろん」
サクちゃんは、宝石でも見るみたいに目を輝かせている。
「遠慮しないで食べちゃって」
「ありがとう!」
サクちゃんは、星をつまんで口にした。
「ソーダ味だね。美味しい」
ニコニコ笑う彼女を見て、俺も満足して笑う。
買って来てよかったな。
それから、美味しそうなグミや変わったグミを見かける度、サクちゃんにあげることにした。
「はい、あげる」
グミは、コロンとした可愛いものとか、パンを模したものとか、架空の果実という設定のものとか、ファンシーなキャラクターものとか、ブロックみたいなやつとか。色々。
「晃牙くん」
「なに?」
「私のこと餌付けしてる?」
「え?」
「してるの?」
そんなつもりはない。
「いや、サクちゃんがグミ好きって言うから」
「それって、こんなに買って来る理由になるのかな?」
「…………」
ならない。
どうして俺は、サクちゃんにグミをあげたいんだろう?
「なんとなく、サクちゃんには感謝しといた方がいい気がするから?」
「疑問形」
「うーん。どうしてかな……?」
理屈がない。俺らしくない。
考えを巡らせてみても答えが出ない。
こういうの苦手なんだけど。
よく分からないものは怖い。
「あーそうだ。サクちゃんが可愛いからだよ」
「じゃあ、餌付けなの?」
「それは違うかな」
「それなら、なんで?」
サクちゃんと視線を合わせる。綺麗な緑色。
目を合わせても、それは俺にしか分からないだろうけど。
「内緒」
俺は、立てた人差し指を口元にやり、笑った。
「晃牙くん、ズルい! イケメン!」
サクちゃんは、ちょっと怒ったような、照れたような感じで声を出す。
「イケメンじゃないって。顔ほとんど出てないでしょ」
初めて会った時から、なんかそう言われてるんだよな。
「うーん。じゃあ、毎日がサクちゃんの誕生日だから?」
「じゃあ、じゃないよ!」
「いいじゃん、別に」
「よくない!」
俺は、ヘラヘラ笑って、サクちゃんの台詞を流した。
「それじゃあ、もういらないの? グミ」
「いりまぁす!」
「どうぞ」
ずっと、こんな風に平和だといいんだけどねぇ。
でもいつか、答えを見付けに行かないといけないんだよ。
