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いつも通りに読書をしていた。つもりだった。
思考が乱れる。冷静でいられない。いつもの笑顔が作れない。
「晃牙? どうしたんだ?」
「……父さん」
「具合が悪そうだ」
父さんの手が、俺の前髪を掻き分けて額に触れた。
「熱はないようだが」
「俺、行かないと……」
俺は立ち上がり、ふらふらと歩く。
「待て。どこへ行く?」
「サクちゃんのところ……」
「晃牙……!」
制止する父さんの声を振り切り、外へ出た。
いつの間にか、俺は走っている。
走り続けて到着したのは、もちろん彼女のところだ。
「晃牙くん!? どうしたの?」
「……サクちゃん」
彼女に手を伸ばす。
「晃牙くん、裸足……拭くもの取って来るね…………」
俺に背を向けるサクちゃんを、反射的に両腕で抱き止めた。
「……置いてかないでよ」
「こうが、くん…………」
サクちゃんを後ろから抱き締めたまま、その肩に頭を預ける。
「晃牙くん」
「なに?」
「……ううん。なんでもない。私は、あなたの側にいるよ」
「うん」
俺は、サクちゃんがいないとダメなんだ。
「俺から離れないでね、サクちゃん」
「そうする」
「絶対だよ?」
「うん。約束する」
サクちゃんの手が、俺の腕に触れる。
その温かさに安心して、俺は彼女に頬をすり寄せた。
「こ、晃牙くん……」
「ん?」
「あの、いつまでもこうしてると、ちょっと…………」
「ダメなの?」
「ダメじゃないよ? ダメじゃないけど……」
サクちゃんの声が、少し上擦っている。
「…………」
サクちゃんは、黙ってしまった。
「サクちゃん、こっち向いて」
俺は、彼女から手を離す。
「うん……」
こっちに体を向けるサクちゃん。顔が赤い。
「可愛いね」
サクちゃんの頬に手を添える。
彼女は、何かを言おうとしたけど、一度口を閉じてから、「ありがとう。嬉しい」とだけ言った。
今度は、正面からサクちゃんを抱き締める。サクちゃんも、抱き締め返してくれた。
どうしたら、あなたを独り占め出来る?
あなたを、ずっと見つめていたい。
二度と離れたくない。どこにも行かないで。
傍にいて。もう俺を置いて行かないで。
もう嫌だ。あなたを忘れるのは。
死ぬまで、いや、死んでも隣にいたい。
それを邪魔するなら、神でもゆるさない。
あなたは、俺のこと好き? 大好き? 愛してる?
そんなことは、今はいいや。あなたが、俺といてくれるなら。
俺が死んだ後も、あなたは一緒にいてくれる?
俺は、何か色々言いたいような気もしたけど、サクちゃんの耳元で、「愛してる……」とだけ囁いた。
思考が乱れる。冷静でいられない。いつもの笑顔が作れない。
「晃牙? どうしたんだ?」
「……父さん」
「具合が悪そうだ」
父さんの手が、俺の前髪を掻き分けて額に触れた。
「熱はないようだが」
「俺、行かないと……」
俺は立ち上がり、ふらふらと歩く。
「待て。どこへ行く?」
「サクちゃんのところ……」
「晃牙……!」
制止する父さんの声を振り切り、外へ出た。
いつの間にか、俺は走っている。
走り続けて到着したのは、もちろん彼女のところだ。
「晃牙くん!? どうしたの?」
「……サクちゃん」
彼女に手を伸ばす。
「晃牙くん、裸足……拭くもの取って来るね…………」
俺に背を向けるサクちゃんを、反射的に両腕で抱き止めた。
「……置いてかないでよ」
「こうが、くん…………」
サクちゃんを後ろから抱き締めたまま、その肩に頭を預ける。
「晃牙くん」
「なに?」
「……ううん。なんでもない。私は、あなたの側にいるよ」
「うん」
俺は、サクちゃんがいないとダメなんだ。
「俺から離れないでね、サクちゃん」
「そうする」
「絶対だよ?」
「うん。約束する」
サクちゃんの手が、俺の腕に触れる。
その温かさに安心して、俺は彼女に頬をすり寄せた。
「こ、晃牙くん……」
「ん?」
「あの、いつまでもこうしてると、ちょっと…………」
「ダメなの?」
「ダメじゃないよ? ダメじゃないけど……」
サクちゃんの声が、少し上擦っている。
「…………」
サクちゃんは、黙ってしまった。
「サクちゃん、こっち向いて」
俺は、彼女から手を離す。
「うん……」
こっちに体を向けるサクちゃん。顔が赤い。
「可愛いね」
サクちゃんの頬に手を添える。
彼女は、何かを言おうとしたけど、一度口を閉じてから、「ありがとう。嬉しい」とだけ言った。
今度は、正面からサクちゃんを抱き締める。サクちゃんも、抱き締め返してくれた。
どうしたら、あなたを独り占め出来る?
あなたを、ずっと見つめていたい。
二度と離れたくない。どこにも行かないで。
傍にいて。もう俺を置いて行かないで。
もう嫌だ。あなたを忘れるのは。
死ぬまで、いや、死んでも隣にいたい。
それを邪魔するなら、神でもゆるさない。
あなたは、俺のこと好き? 大好き? 愛してる?
そんなことは、今はいいや。あなたが、俺といてくれるなら。
俺が死んだ後も、あなたは一緒にいてくれる?
俺は、何か色々言いたいような気もしたけど、サクちゃんの耳元で、「愛してる……」とだけ囁いた。
