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歯車の塔に張り付いてるだけじゃ、世界は狭過ぎるだろ?
好奇心旺盛なモダンタイムズの若い男、技術者のファルファッラは、スカイノーツになった。
同じ船の仲間たちは、三者三様の自由を求めている。
飛空挺、ジェネリック・スタークイーン号の持ち主であるアンティークのルージュは、パッション溢れる船長だ。
勉強熱心なファーリィの瑠璃は、頼れる操舵技術を使う。
偶然、あるいは運命的に出会った3人は、話も合った。
ルージュと瑠璃の場合。
「やっぱり、アイライナーはこれで決まりね。それで、香水はこれよ!」
「なるほど。勉強になります」
「んふ。こ・れ、あなたにあげちゃう! 毛並みにぴったりのオイルよ!」
「こんなに貴重な物をいただいていいんですか?!」
「いいのよ。あたしが持っていても仕方ないんだから!」
ふたりは、コスメの話で盛り上がった。
ルージュとファルファッラは、工具談義に花を咲かせる。
「メーカーにこだわりはそんなにないっすね。ただ、レンチだけは別っす。あれだけはね、俺の手に馴染むやつは決まってて」
「あら、そうなの? 見せてちょうだい!」
「はい。全部見ていいっすよ」
ファルファッラは、腰に吊るしている工具ポーチからレンチを取り出し、ずらりと並べた。
「あらやだ! このレンチ、今では手に入らない逸品だわ! ファル、あなた、どうやって入手したの?」
「人から貰ったっすよ」
「まあ! その人、どういう人なの? 紹介してちょうだい!」
「いいっすよ」
工具の話は白熱し、夜明けまで続く。
ファルファッラと瑠璃は、知的好奇心が強い点が同じだった。
「瑠璃さん、見て! デッケェ月!」
「わぁ! 綺麗ですね! ファルさん」
「こういう景色が見たくて、スカイノーツになったんすよ。やっぱ、未知の世界って、わくわくするっすね」
「ええ、本当に! 見たことないものを、たくさん見たいですね!」
瑠璃は、にこにことしている。
「よっしゃ! 俺と瑠璃さんとルージュ船長で頑張るっすよ!」
ぐっと片腕を空に掲げ、ファルファッラは言った。
「はい!」
「おー!」
「おー!」
瑠璃も片腕を上げ、嬉しそうにしている。
その後。
3人は、少々困ったことに巻き込まれた。
それは、空賊に狙われてしまったことである。
敵のカノン砲が、容赦なくこちらを撃つ。
「賊だ!」とファルファッラが大声を上げた。
「賊!?」
「まあ! なんて礼儀知らずなのかしらね!」
瑠璃が操舵輪につき、ルージュがラピッド砲を放ち、ファルファッラが破損箇所を修理する。
3人の奮闘の末に、敵船を落とすことが出来た。
「テメェ~! 許さん! 蜂の巣にしてやるからな!」とルージュが鬼の形相で怒る。
「もうしてます!」
「もうしてるっすよ!」
船員ふたりは、同時にツッコミを入れた。
賊を見事に退けたが、空路を見失ってしまった3人の運命や、いかに!
◆◆◆
見知らぬ空を行くスカイノーツのタマゴたち。
その旅路は、トラブル続きだった。
「落雷!?」
雷が落ちて来たり。
キレても、空は蜂の巣に出来ない。
「うおっ!? あぶねっ!」
浮遊生物が船体を突き破って来たり。
空には、危険がいっぱい。
「また雷!?」
雷の落ちる数に限りなし。
「やぁだもう! そことそことそこ! 壊されてるわ!」
「火事!? 火事です!」
浮遊生物により、火災が発生したり。
「俺が火を消すっす!」
「わた、私、操舵を……!」
皆で船内を駆け回り、破損箇所を修理して、ファルファッラが消火をする。
「あわ、操舵……操舵を……」
「瑠璃さん、しっかり!」
「は、はい!」
3人が力を合わせて、トラブルを処理していく。
なんとか持ち直したが、その後も困難は降り続けた。
「ああっ! 我が子が!」
「きゃーっ!」
「うわっ!」
それすらも乗り越え、3人は試験に合格する。
「ぃやったわ!」
「やりましたね!」
「まあ、当然っすよ」
「さ、お祝いに食べるわよ! 奢りよ!」
「いいんですかぁ! ありがとうございます!」
瑠璃の耳が、ぴこぴこと動いた。
「さすがルージュ船長!」と、ファルファッラも喜ぶ。
「あ、まずはスパよ! スパ!」
「スパ! いいですね!」
「賛成」
(便宜上)男性陣は。
「ファル、もっと熟すのよ!」
「ん? 了解っす。いっぱい食って、いっぱい寝ますよ」
一方、瑠璃は。
「黒狐から戻らないと!」と、一生懸命体を洗っていた。
仕上げは、ルージュからもらったオイルである。
浴場で汚れをさっぱりと洗い流し、美味しいものを食べ、目一杯お祝いをした。
思い出の手紙を幸運のお守りに、スカイノーツの旅路は続く。
好奇心旺盛なモダンタイムズの若い男、技術者のファルファッラは、スカイノーツになった。
同じ船の仲間たちは、三者三様の自由を求めている。
飛空挺、ジェネリック・スタークイーン号の持ち主であるアンティークのルージュは、パッション溢れる船長だ。
勉強熱心なファーリィの瑠璃は、頼れる操舵技術を使う。
偶然、あるいは運命的に出会った3人は、話も合った。
ルージュと瑠璃の場合。
「やっぱり、アイライナーはこれで決まりね。それで、香水はこれよ!」
「なるほど。勉強になります」
「んふ。こ・れ、あなたにあげちゃう! 毛並みにぴったりのオイルよ!」
「こんなに貴重な物をいただいていいんですか?!」
「いいのよ。あたしが持っていても仕方ないんだから!」
ふたりは、コスメの話で盛り上がった。
ルージュとファルファッラは、工具談義に花を咲かせる。
「メーカーにこだわりはそんなにないっすね。ただ、レンチだけは別っす。あれだけはね、俺の手に馴染むやつは決まってて」
「あら、そうなの? 見せてちょうだい!」
「はい。全部見ていいっすよ」
ファルファッラは、腰に吊るしている工具ポーチからレンチを取り出し、ずらりと並べた。
「あらやだ! このレンチ、今では手に入らない逸品だわ! ファル、あなた、どうやって入手したの?」
「人から貰ったっすよ」
「まあ! その人、どういう人なの? 紹介してちょうだい!」
「いいっすよ」
工具の話は白熱し、夜明けまで続く。
ファルファッラと瑠璃は、知的好奇心が強い点が同じだった。
「瑠璃さん、見て! デッケェ月!」
「わぁ! 綺麗ですね! ファルさん」
「こういう景色が見たくて、スカイノーツになったんすよ。やっぱ、未知の世界って、わくわくするっすね」
「ええ、本当に! 見たことないものを、たくさん見たいですね!」
瑠璃は、にこにことしている。
「よっしゃ! 俺と瑠璃さんとルージュ船長で頑張るっすよ!」
ぐっと片腕を空に掲げ、ファルファッラは言った。
「はい!」
「おー!」
「おー!」
瑠璃も片腕を上げ、嬉しそうにしている。
その後。
3人は、少々困ったことに巻き込まれた。
それは、空賊に狙われてしまったことである。
敵のカノン砲が、容赦なくこちらを撃つ。
「賊だ!」とファルファッラが大声を上げた。
「賊!?」
「まあ! なんて礼儀知らずなのかしらね!」
瑠璃が操舵輪につき、ルージュがラピッド砲を放ち、ファルファッラが破損箇所を修理する。
3人の奮闘の末に、敵船を落とすことが出来た。
「テメェ~! 許さん! 蜂の巣にしてやるからな!」とルージュが鬼の形相で怒る。
「もうしてます!」
「もうしてるっすよ!」
船員ふたりは、同時にツッコミを入れた。
賊を見事に退けたが、空路を見失ってしまった3人の運命や、いかに!
◆◆◆
見知らぬ空を行くスカイノーツのタマゴたち。
その旅路は、トラブル続きだった。
「落雷!?」
雷が落ちて来たり。
キレても、空は蜂の巣に出来ない。
「うおっ!? あぶねっ!」
浮遊生物が船体を突き破って来たり。
空には、危険がいっぱい。
「また雷!?」
雷の落ちる数に限りなし。
「やぁだもう! そことそことそこ! 壊されてるわ!」
「火事!? 火事です!」
浮遊生物により、火災が発生したり。
「俺が火を消すっす!」
「わた、私、操舵を……!」
皆で船内を駆け回り、破損箇所を修理して、ファルファッラが消火をする。
「あわ、操舵……操舵を……」
「瑠璃さん、しっかり!」
「は、はい!」
3人が力を合わせて、トラブルを処理していく。
なんとか持ち直したが、その後も困難は降り続けた。
「ああっ! 我が子が!」
「きゃーっ!」
「うわっ!」
それすらも乗り越え、3人は試験に合格する。
「ぃやったわ!」
「やりましたね!」
「まあ、当然っすよ」
「さ、お祝いに食べるわよ! 奢りよ!」
「いいんですかぁ! ありがとうございます!」
瑠璃の耳が、ぴこぴこと動いた。
「さすがルージュ船長!」と、ファルファッラも喜ぶ。
「あ、まずはスパよ! スパ!」
「スパ! いいですね!」
「賛成」
(便宜上)男性陣は。
「ファル、もっと熟すのよ!」
「ん? 了解っす。いっぱい食って、いっぱい寝ますよ」
一方、瑠璃は。
「黒狐から戻らないと!」と、一生懸命体を洗っていた。
仕上げは、ルージュからもらったオイルである。
浴場で汚れをさっぱりと洗い流し、美味しいものを食べ、目一杯お祝いをした。
思い出の手紙を幸運のお守りに、スカイノーツの旅路は続く。
