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研究施設でフラッシュバックした記憶の断片。
ああ、だいたい全部分かってしまった。
10年かけて辿り着いた真実が、これ。
「ひとりになりたいかなぁ」
俺は、スパローのアジトに戻ってから、そう告げる。
でも、サクちゃんは俺のことが心配だったんだろうね。
控えめなノックの音。
「どうぞ」
「ごめんね、ちょっと話したくて……」
「……うん」
部屋の中に進む彼女の背中を見ながら、ドアを閉める。
そして。電子刀を持ち、少し前にいる彼女に振り下ろした。
室内に、暴力の音が響いている。
「……晃牙くん」
俺は、凶器を振り下ろす。
「痛いよ……」
俺は、ひたすら凶器を振り下ろす。
彼女の声は、確かに聴こえているはずなのに。
止められない。止めなかった。
「…………」
俺は、無言で凶器を振り下ろす。
なんだったんだろう? 俺の人生。
サクちゃんは、俺の幼馴染みで。
有馬真二は、サクちゃんの父親で。
俺の両親は殺され、俺も殺されかけて。
でも、俺を助けてくれたのは、サクちゃんで。
馬鹿みたい。人間って、本当に気持ちが悪い。
サクちゃんは無抵抗のまま、俺に壊され続けている。
青い液体が、俺の頬に飛んだ。
「最期は、晃牙くんの手でよかった」
いいワケないだろ。
「役立たずで、ごめん。私の分まで生きてね、晃牙くん」
生きて、どうすればいいの?
俺はもう、ずっと空っぽなんだよ。
「好きだよ、晃牙くん」
その言葉は、呪いだった。
最期の瞬間まで笑顔で、彼女は機能停止する。
青い血溜まりの中に、一体の壊れた機械。
それを見下ろして、俺は呼吸を乱した。心臓の辺りが痛い。
俺が殺したのにね。
「はは…………」
力が抜けて、床に膝をついた。
自分が愚か過ぎて笑えてくる。
それなりに賢いつもりだった。
だけど、目の前の現実はどうだ?
アンドロイドを嫌悪している衆愚と何が違う?
同じじゃないか。くだらない人間。
俺は、決定的に間違えている。
もう、どうしたって取り返しがつかない。
あなたは、死んだ後にどこへ逝くのだろうか?
俺は、地獄逝きかな。
父さんにも、母さんにも、あなたにも。きっと、もう会えないね。
自業自得の結末だ。
「天城晃牙は、サクちゃんのことが好きだったんだろうね」
サクちゃんが遺した呪いは、俺の中で黒い染みのように広がっていく。
「さようなら。死後がどうなってるのか、確かめてみるよ」
愚者は、経験に学ぶしかないから。
俺は、サクちゃんを殺した電子刀を持ち直した。
その刃を首筋に当て、そして…………。
全ては、真っ暗になった。
ああ、だいたい全部分かってしまった。
10年かけて辿り着いた真実が、これ。
「ひとりになりたいかなぁ」
俺は、スパローのアジトに戻ってから、そう告げる。
でも、サクちゃんは俺のことが心配だったんだろうね。
控えめなノックの音。
「どうぞ」
「ごめんね、ちょっと話したくて……」
「……うん」
部屋の中に進む彼女の背中を見ながら、ドアを閉める。
そして。電子刀を持ち、少し前にいる彼女に振り下ろした。
室内に、暴力の音が響いている。
「……晃牙くん」
俺は、凶器を振り下ろす。
「痛いよ……」
俺は、ひたすら凶器を振り下ろす。
彼女の声は、確かに聴こえているはずなのに。
止められない。止めなかった。
「…………」
俺は、無言で凶器を振り下ろす。
なんだったんだろう? 俺の人生。
サクちゃんは、俺の幼馴染みで。
有馬真二は、サクちゃんの父親で。
俺の両親は殺され、俺も殺されかけて。
でも、俺を助けてくれたのは、サクちゃんで。
馬鹿みたい。人間って、本当に気持ちが悪い。
サクちゃんは無抵抗のまま、俺に壊され続けている。
青い液体が、俺の頬に飛んだ。
「最期は、晃牙くんの手でよかった」
いいワケないだろ。
「役立たずで、ごめん。私の分まで生きてね、晃牙くん」
生きて、どうすればいいの?
俺はもう、ずっと空っぽなんだよ。
「好きだよ、晃牙くん」
その言葉は、呪いだった。
最期の瞬間まで笑顔で、彼女は機能停止する。
青い血溜まりの中に、一体の壊れた機械。
それを見下ろして、俺は呼吸を乱した。心臓の辺りが痛い。
俺が殺したのにね。
「はは…………」
力が抜けて、床に膝をついた。
自分が愚か過ぎて笑えてくる。
それなりに賢いつもりだった。
だけど、目の前の現実はどうだ?
アンドロイドを嫌悪している衆愚と何が違う?
同じじゃないか。くだらない人間。
俺は、決定的に間違えている。
もう、どうしたって取り返しがつかない。
あなたは、死んだ後にどこへ逝くのだろうか?
俺は、地獄逝きかな。
父さんにも、母さんにも、あなたにも。きっと、もう会えないね。
自業自得の結末だ。
「天城晃牙は、サクちゃんのことが好きだったんだろうね」
サクちゃんが遺した呪いは、俺の中で黒い染みのように広がっていく。
「さようなら。死後がどうなってるのか、確かめてみるよ」
愚者は、経験に学ぶしかないから。
俺は、サクちゃんを殺した電子刀を持ち直した。
その刃を首筋に当て、そして…………。
全ては、真っ暗になった。
