短編
ぽかぽか。ぽかぽか。
父さんはお日さま園の陽だまりだ。そばにいると安心するし、微笑むだけであたたかい。
そんな陽だまりが冷たくなって、お日さま園はお日さま園じゃなくなった。
それでも、父さんのくれた陽だまりを思い出しては父さんのために、陽だまりの笑顔のためにと戦った。
ぽかぽか。あたたかい。
円堂くんは、父さんの陽だまりのようにあたたかい。けれど、陽だまりよりももっと熱い。
じりじりと焼けるような太陽は、心も体も温める。
陽だまりよりも眩しくて、ギラギラ輝いていて、ちょっとやそっとじゃ近づけない。
円堂くんが、陽だまりならよかったのに。
くっと、円堂くんの袖の裾を引っ張ってみた。まるで子供が駄々をこねているかのようだ。
けれども円堂くんはそんなことにも気づかずに、どうした?と尋ねてくる。なんでもない、と返せば不服そうに改めて俺に向き直った。
「なんでもなかったら、これ、何だよ」
裾を掴んだままの俺の手を指を差す。語気は強いが怒っているわけではないはわかる。俺はその手を話さないまま小首を傾げる。
「何だろうね。でも、しいて言うなら……」
「言うなら?」
「さびしいのかもね」
「さびしい?」
俺の言葉をオウム返しする円堂くんに笑ったら怒られた。こんな些細な反応でも返されると嬉しい。けれど、俺は欲張りだから。
「もっと君といたい……ふれあいたいんだ」
優しく目を細めて円堂くんを見つめる。まるで理解していないらしい、きょとんと目をぱちくりさせている円堂くんは実にかわいらしい。そして、そんな円堂くんが。
「円堂くんのことが、好きだから」
◇◆◇
ヒロトに好きだと言われたあの日から、お互いに変わることは特になかった。
あんなことをしてきたのも言ってきたのもあれっきりだし、これといってヒロトと2人で時間を過ごすことすらなかった。
ただ、夜1人になると思い出す。「さびしい」と言ったヒロトのことを。
ヒロトの家の事情はだいたい知ってる。だから家族のことを思い出して「さびしい」と思うこともあるんだろう。けれどヒロトが言った「さびしい」は俺といられないことに対してだった。あるいは俺を、父親から引き離した俺を、父親に見立てているのかもしれない。でも、そんな感じでもなかった。
ただ思うのは、こんな時、ヒロトは「さびしい」と感じているのか、ということだった。俺と一緒にいたいと言ったヒロトは、一緒にいない今、さびしくないだろうか。
あれは、ヒロトからのSOSだったんじゃないか。そんな風にも思える。
こうして毎日ヒロトのことを考えているうちに眠りにつく。
そばにいてやった方がいいのかな。それとも、逆に離れないといけないのかな。
俺にはよく、わからなかった。
「円堂。最近ちゃんと眠れてるか?」
「え、何で?」
「いや、よく眠そうにしてるから」
さすがは幼馴染……は関係ないか。ヒロトに負けず劣らず気配り上手な風丸はそんな些細な変化も見逃さない、いいやつだ。
「ちょっと考え事しててな」
「ああ、世界大会だもんな。さすがのお前も緊張してるのか?」
「いや全然違うけど」
「だったら何だよ」
そっと遠くで談笑するヒロトを見やる。とても、さびしそうには見えなかった。
「ヒロトに……好きって言われた」
「は!?」
「それから、一緒にいたい、ふれあいたい……さびしいって」
なんとなく、引っかかる「さびしい」は最後にした。けれどそれが功を奏したのか何なのか、風丸の顔色が変わった。
「い、や……それって……」
「ん?どうした?」
「いや、その……まるで、告白みたいじゃないか……?」
「え?」
「だって、好きって言われて、一緒にいたくてふれあいたくて、今がさびしい?」
すとんと答えが自分の中に落ち着いた。「さびしい」理由は、「好き」だから。たしかにそう言われたはずなのに、どうにも繋がっていなかった。「好き」だから一緒にいないのは「さびしい」。そういうことだ。
「そっか。そういう意味か……」
「気づいてなかったのか、って、もしかしたら言ったらマズかったやつか?」
「いや、ありがとな!おかげですっきりした」
「いやお前じゃなくて」
「そうか。ヒロトが俺のことを好き、か……」
ヒロトが俺のことを好き。自分で言ってその言葉の意味を理解する。それはきっと、友情を超えた範囲の告白のはずで。
「え!どういうことだ!?」
「いや、もう俺に聞くな……」
そう言って頭を抑えた風丸はもう聞いても答えてくれそうになかったので、その時その答えを聞くのは諦めた。
「ヒロトが俺のことを好き……?」
また、悩みの種が増えた。
だって、どういうことだ?
だって、俺もヒロトも男だし、ただの友達のはずだった。なのに、ヒロトにとってはそれは違うという。つまり、どういうことだ?
恋愛経験なんてまったくない俺には考えても答えが出なかった。
これまでは心配するだけで終わっていた夜。それがまたヒロトのことで悩む夜が続くのか。いや、これは夜以外も悩みそうだ。
いっそヒロトと話し合った方がいい気がしてきた。ヒロトのことだもんな。俺だけが悩んだってどうしようもない。
明日にでも……いや、できれば今日のうちに!
俺はベッドから飛び起きてその足でヒロトの部屋へと向かった。
ヒロトの部屋の扉をノックすると、その持ち主はあっさりと姿を表した。寝間着にもならずにいつものイナズマジャパンのジャージを着込んだヒロトはとても今起こしたようには感じられなかった。
「星を見てたんだ」
その答えは聞かなくてもヒロトから教えてもらえた。そんなに顔に出てたのか?
「それで、どうかした?」
「ああ、えっと……」
少し、迷った。改めてこれは風丸の推測で、ヒロトから直接告白だと言われたわけじゃないということを思い出した。勘違いだったら、いまさら何だと思われたら、どうしよう。そんなカッコ悪いの嫌だな。
だから、ずっと悩んでいた方の話をすることにした。
「あの、前に、さびしいって言ってただろ?今も、さびしいのかなって」
「え?」
突然の話にヒロトはいつもは細い目を見開いて驚いていた。いつもと違って目がくりくりして、かわいい。
「覚えててくれたんだ……」
「え、だってついこの前の話だろ?」
「いや、忘れてくれてよかったのに」
何だよ、それ。こっちはずっと悩んでたっていうのに。
この調子じゃあの「好き」も告白の意味じゃなくてもっと軽いものだったのかもしれない。そう思うと、ちょっとさびしかった。
……さびしい?ヒロトと同じだ。
「ちょっと後悔してたんだ。あの時手を伸ばしたこと」
「何で?」
「だって、届かないままなら君が気にしてこんな時間にこんなところに来ることもなかっただろう?」
確かにそうだ。あの日手を伸ばされなかったら、それに気付きもしなかったら、俺はヒロトのことをこんなに考えることもなかった。
「でもそれって、ヒロトはずっとさびしいままなんじゃないか?」
じっと見つめたら、目を伏せられた。まるで逃げられたみたいだ。
「それでも、君に半端に構われるくらいなら、そのほうがよかった」
「半端?お前の言う半端じゃない構い方って何だよ」
その言葉に驚いたヒロトは、けれどすぐに笑った。何かをごまかすように、曖昧に。
「ごめん。悪く言うつもりじゃなかったんだよ。忘れて」
「またそれか。何で俺が忘れてやらなくちゃいけないんだよ」
「……ごめん」
「謝ってほしいわけじゃない」
「でも……」
すうっと息を吸って、止めた。そしてたっぷりと吐き出してから、俺はもう一度ヒロトを見つめた。
「ヒロトって、俺のこと好きなのか?」
「え?」
「俺のこと……付き合いたいとか、思ったりするだろ」
なんとなく、それはもう確信だった。ヒロトが隠したいもの、それが恋心なんじゃないか。そんな気がしてきた。
「……え……っと」
ヒロトの言葉を待った。長い沈黙が落ちる。
ヒロトは今までとは違って明らかに動揺している。目をそらして、さまよって。答えを探してるようで、きっとそこに答えはもうあって。
「好きなんだよな?」
確かめるようにもう一度尋ねれば、ややあって小さく頷いた。それに俺は満足した。なぜだか心が満たされていくようだった。
「じゃあ、付き合うか」
「……え?」
気づけば、そんなことを言っていた。さっきまで悩んでいたのがどこかへ行ったかのように、心が軽かった。きっと俺も、同じなんだ。ヒロトが意識しなくても、逃げられていくのは、「さびしい」。
「付き合って、一緒にいて、ふれあえば、もうさびしくないだろ?」
手を差し出した。迷うように恐る恐る伸びてきた手をしっかりと握って、俺たちは晴れてお付き合いすることになったのだった。
◇◆◇
ぽかぽか。ぽかぽか。
身も心もあたたかい。
けれど、ギラギラと眩しすぎる太陽は直接見たりなんてしたら目が焼け焦げてしまう。太陽に近すぎる惑星は水を失い枯れ果てた大地を持っている。
近すぎるのは、よくない。
わかってる。わかってる、はずなのに。
どうして人は太陽にこんなにも焦がれてしまうのだろう。どうして、手を伸ばしてしまったのだろう。
後悔すると同時に与えられたのは新しい道。太陽が、自ら差し出してきた道。
ひとりぼっちでさびしかったのは、太陽も同じだったんだ。
きっとこの先は焼け焦げるなんてものじゃ済まない。
それでも、俺は。
たったいっときでもこのさびしさを埋められるのならば。
君と、一緒に。
18/01/18=ヒロ円ヒロの日おめでとうございます!
まあ円ヒロだけど。
去年から書いてたやつなのは内緒。
>>2018.01.18
父さんはお日さま園の陽だまりだ。そばにいると安心するし、微笑むだけであたたかい。
そんな陽だまりが冷たくなって、お日さま園はお日さま園じゃなくなった。
それでも、父さんのくれた陽だまりを思い出しては父さんのために、陽だまりの笑顔のためにと戦った。
ぽかぽか。あたたかい。
円堂くんは、父さんの陽だまりのようにあたたかい。けれど、陽だまりよりももっと熱い。
じりじりと焼けるような太陽は、心も体も温める。
陽だまりよりも眩しくて、ギラギラ輝いていて、ちょっとやそっとじゃ近づけない。
円堂くんが、陽だまりならよかったのに。
くっと、円堂くんの袖の裾を引っ張ってみた。まるで子供が駄々をこねているかのようだ。
けれども円堂くんはそんなことにも気づかずに、どうした?と尋ねてくる。なんでもない、と返せば不服そうに改めて俺に向き直った。
「なんでもなかったら、これ、何だよ」
裾を掴んだままの俺の手を指を差す。語気は強いが怒っているわけではないはわかる。俺はその手を話さないまま小首を傾げる。
「何だろうね。でも、しいて言うなら……」
「言うなら?」
「さびしいのかもね」
「さびしい?」
俺の言葉をオウム返しする円堂くんに笑ったら怒られた。こんな些細な反応でも返されると嬉しい。けれど、俺は欲張りだから。
「もっと君といたい……ふれあいたいんだ」
優しく目を細めて円堂くんを見つめる。まるで理解していないらしい、きょとんと目をぱちくりさせている円堂くんは実にかわいらしい。そして、そんな円堂くんが。
「円堂くんのことが、好きだから」
◇◆◇
ヒロトに好きだと言われたあの日から、お互いに変わることは特になかった。
あんなことをしてきたのも言ってきたのもあれっきりだし、これといってヒロトと2人で時間を過ごすことすらなかった。
ただ、夜1人になると思い出す。「さびしい」と言ったヒロトのことを。
ヒロトの家の事情はだいたい知ってる。だから家族のことを思い出して「さびしい」と思うこともあるんだろう。けれどヒロトが言った「さびしい」は俺といられないことに対してだった。あるいは俺を、父親から引き離した俺を、父親に見立てているのかもしれない。でも、そんな感じでもなかった。
ただ思うのは、こんな時、ヒロトは「さびしい」と感じているのか、ということだった。俺と一緒にいたいと言ったヒロトは、一緒にいない今、さびしくないだろうか。
あれは、ヒロトからのSOSだったんじゃないか。そんな風にも思える。
こうして毎日ヒロトのことを考えているうちに眠りにつく。
そばにいてやった方がいいのかな。それとも、逆に離れないといけないのかな。
俺にはよく、わからなかった。
「円堂。最近ちゃんと眠れてるか?」
「え、何で?」
「いや、よく眠そうにしてるから」
さすがは幼馴染……は関係ないか。ヒロトに負けず劣らず気配り上手な風丸はそんな些細な変化も見逃さない、いいやつだ。
「ちょっと考え事しててな」
「ああ、世界大会だもんな。さすがのお前も緊張してるのか?」
「いや全然違うけど」
「だったら何だよ」
そっと遠くで談笑するヒロトを見やる。とても、さびしそうには見えなかった。
「ヒロトに……好きって言われた」
「は!?」
「それから、一緒にいたい、ふれあいたい……さびしいって」
なんとなく、引っかかる「さびしい」は最後にした。けれどそれが功を奏したのか何なのか、風丸の顔色が変わった。
「い、や……それって……」
「ん?どうした?」
「いや、その……まるで、告白みたいじゃないか……?」
「え?」
「だって、好きって言われて、一緒にいたくてふれあいたくて、今がさびしい?」
すとんと答えが自分の中に落ち着いた。「さびしい」理由は、「好き」だから。たしかにそう言われたはずなのに、どうにも繋がっていなかった。「好き」だから一緒にいないのは「さびしい」。そういうことだ。
「そっか。そういう意味か……」
「気づいてなかったのか、って、もしかしたら言ったらマズかったやつか?」
「いや、ありがとな!おかげですっきりした」
「いやお前じゃなくて」
「そうか。ヒロトが俺のことを好き、か……」
ヒロトが俺のことを好き。自分で言ってその言葉の意味を理解する。それはきっと、友情を超えた範囲の告白のはずで。
「え!どういうことだ!?」
「いや、もう俺に聞くな……」
そう言って頭を抑えた風丸はもう聞いても答えてくれそうになかったので、その時その答えを聞くのは諦めた。
「ヒロトが俺のことを好き……?」
また、悩みの種が増えた。
だって、どういうことだ?
だって、俺もヒロトも男だし、ただの友達のはずだった。なのに、ヒロトにとってはそれは違うという。つまり、どういうことだ?
恋愛経験なんてまったくない俺には考えても答えが出なかった。
これまでは心配するだけで終わっていた夜。それがまたヒロトのことで悩む夜が続くのか。いや、これは夜以外も悩みそうだ。
いっそヒロトと話し合った方がいい気がしてきた。ヒロトのことだもんな。俺だけが悩んだってどうしようもない。
明日にでも……いや、できれば今日のうちに!
俺はベッドから飛び起きてその足でヒロトの部屋へと向かった。
ヒロトの部屋の扉をノックすると、その持ち主はあっさりと姿を表した。寝間着にもならずにいつものイナズマジャパンのジャージを着込んだヒロトはとても今起こしたようには感じられなかった。
「星を見てたんだ」
その答えは聞かなくてもヒロトから教えてもらえた。そんなに顔に出てたのか?
「それで、どうかした?」
「ああ、えっと……」
少し、迷った。改めてこれは風丸の推測で、ヒロトから直接告白だと言われたわけじゃないということを思い出した。勘違いだったら、いまさら何だと思われたら、どうしよう。そんなカッコ悪いの嫌だな。
だから、ずっと悩んでいた方の話をすることにした。
「あの、前に、さびしいって言ってただろ?今も、さびしいのかなって」
「え?」
突然の話にヒロトはいつもは細い目を見開いて驚いていた。いつもと違って目がくりくりして、かわいい。
「覚えててくれたんだ……」
「え、だってついこの前の話だろ?」
「いや、忘れてくれてよかったのに」
何だよ、それ。こっちはずっと悩んでたっていうのに。
この調子じゃあの「好き」も告白の意味じゃなくてもっと軽いものだったのかもしれない。そう思うと、ちょっとさびしかった。
……さびしい?ヒロトと同じだ。
「ちょっと後悔してたんだ。あの時手を伸ばしたこと」
「何で?」
「だって、届かないままなら君が気にしてこんな時間にこんなところに来ることもなかっただろう?」
確かにそうだ。あの日手を伸ばされなかったら、それに気付きもしなかったら、俺はヒロトのことをこんなに考えることもなかった。
「でもそれって、ヒロトはずっとさびしいままなんじゃないか?」
じっと見つめたら、目を伏せられた。まるで逃げられたみたいだ。
「それでも、君に半端に構われるくらいなら、そのほうがよかった」
「半端?お前の言う半端じゃない構い方って何だよ」
その言葉に驚いたヒロトは、けれどすぐに笑った。何かをごまかすように、曖昧に。
「ごめん。悪く言うつもりじゃなかったんだよ。忘れて」
「またそれか。何で俺が忘れてやらなくちゃいけないんだよ」
「……ごめん」
「謝ってほしいわけじゃない」
「でも……」
すうっと息を吸って、止めた。そしてたっぷりと吐き出してから、俺はもう一度ヒロトを見つめた。
「ヒロトって、俺のこと好きなのか?」
「え?」
「俺のこと……付き合いたいとか、思ったりするだろ」
なんとなく、それはもう確信だった。ヒロトが隠したいもの、それが恋心なんじゃないか。そんな気がしてきた。
「……え……っと」
ヒロトの言葉を待った。長い沈黙が落ちる。
ヒロトは今までとは違って明らかに動揺している。目をそらして、さまよって。答えを探してるようで、きっとそこに答えはもうあって。
「好きなんだよな?」
確かめるようにもう一度尋ねれば、ややあって小さく頷いた。それに俺は満足した。なぜだか心が満たされていくようだった。
「じゃあ、付き合うか」
「……え?」
気づけば、そんなことを言っていた。さっきまで悩んでいたのがどこかへ行ったかのように、心が軽かった。きっと俺も、同じなんだ。ヒロトが意識しなくても、逃げられていくのは、「さびしい」。
「付き合って、一緒にいて、ふれあえば、もうさびしくないだろ?」
手を差し出した。迷うように恐る恐る伸びてきた手をしっかりと握って、俺たちは晴れてお付き合いすることになったのだった。
◇◆◇
ぽかぽか。ぽかぽか。
身も心もあたたかい。
けれど、ギラギラと眩しすぎる太陽は直接見たりなんてしたら目が焼け焦げてしまう。太陽に近すぎる惑星は水を失い枯れ果てた大地を持っている。
近すぎるのは、よくない。
わかってる。わかってる、はずなのに。
どうして人は太陽にこんなにも焦がれてしまうのだろう。どうして、手を伸ばしてしまったのだろう。
後悔すると同時に与えられたのは新しい道。太陽が、自ら差し出してきた道。
ひとりぼっちでさびしかったのは、太陽も同じだったんだ。
きっとこの先は焼け焦げるなんてものじゃ済まない。
それでも、俺は。
たったいっときでもこのさびしさを埋められるのならば。
君と、一緒に。
18/01/18=ヒロ円ヒロの日おめでとうございます!
まあ円ヒロだけど。
去年から書いてたやつなのは内緒。
>>2018.01.18
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