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君はオレンジ

※その後の展開

この後、宿を出るヒロトを皆で見送るけどその場に円堂は現れない。
寂しいけど「仕方ないよ」とそのまま行こうとするヒロト。
けれど円堂は門の入り口で待ち伏せしていた。
ヒロトと顔を合わせようとしない円堂にヒロトが「ごめんね」と謝ると、おもむろにバンダナを外してヒロトに突き出す円堂。
「オレンジ、好きなんだろ。お守りに持ってけよ」
必ず返しに行く、だからその時はもう一度サッカーをしてほしい。
そう約束したヒロトは、手術中もずっとそのバンダナを手放さなかった。

手術は無事成功。
次に目を開けたヒロトが最初に見たものは鮮やかなオレンジ色のバンダナで。
ああ、本当に綺麗な、俺の好きなオレンジ色だ。
バンダナを抱きしめて涙を流すヒロト。
心配でずっと付き添ってくれていた瞳子姉さんも瞳を潤ませ、初めてその姉の顔を見ることが出来たヒロトは「姉さんはやっぱりクールビューティー系なんだね」とか茶化したり。

FFIで円堂のバンダナとヒロトがいないイナズマジャパンが優勝してから半年経った頃、円堂はいつものように鉄塔広場で特訓していた。
オレンジ色の夕焼けに、円堂はいつもヒロトのことを思い出していた。
ヒロトは、どうなったんだろう。
「円堂君」
そんな時に名前を呼ばれて振り返れば、そこにはずっと思い続けていた姿があった。
「一目でわかったよ。思った通り格好良いね」
なんて言いながら嬉しそうに笑うヒロトを円堂は思わず抱きしめた。
「おかえり、ヒロト!」
「……うん。ただいま」

改めて鉄塔広場からの景色を見渡して、本当に綺麗だと、円堂君の見ている景色を見ているんだと感動するヒロト。
それを見て満足気な円堂にバンダナを差し出す。
「返すよ」
「ああ」
「……つけてみてくれる?」
装着!
「……やっぱりこれがあると落ち着くなあ」
「これが、本当の円堂君なんだね」
「似合うか?」
「うん。やっぱり格好良い」
真っ直ぐに褒められて照れる円堂。

「決勝戦、まだ見てないんだ」
「そうなのか?」
「うん。答えを見る前に、円堂君には直接会いたくて」
「そっか。……他の皆には?」
「これから会いに行こうかなって。ビデオで見る前にこれが誰かわかってた方が楽しいだろ?」
「そうだな。じゃあ俺も行く!」
「え、何で!?」
「俺が皆を紹介してやるよ」
「……じゃあ、お願いしようかな」
「おう!任せろ!」
そして2人で全国を回る旅に出る。



という続きの話を書こうかどうしようかという辺り。
それにしても円堂さんのキャラがわからない。どうなってるの。
とりあえずヒロト幸せになれ。


>>2012.8.25
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