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短編

「……ごめん」

わかっていたことだけど、私の決死の告白はその一言で返された。


「俺、好きな人がいるんだ」
「知ってます。木野先輩ですよね?」
「え!?」

風丸先輩は驚いてたけど、わからないはずはない。
だって、ずっと見てたんだから。


「本当、適わないですよね。まぁわかってて告白したんですけど」
「そうなのか?」

想いを伝えたら今まで通りに話せなくなるかとも思っていたけど、この様子を見るに大丈夫そうで嬉しくなった。


けれどこの想いは届かない。
だって、この人の好きな人は。

ちらりと遠くでキャプテンと楽しそうに話す木野先輩を見た。
優しくて、頼りになって、本当に可愛らしい人だ。


「相手が私にとっても大好きな人なら、適うわけないじゃないですか」

そう言うと風丸先輩は驚いた後、私が見ている2人を見た。

「……そうだな。相手は、俺にとっても大好きな奴なんだよな」



私達の想いは決して届くことのない、愛しい不毛な片思い。




春秋も好きです、とか空気を読まずに言ってみる。
呼び方が「風丸先輩」なのか「風丸さん」なのかわからない。「木野先輩」も初期だけかもしれない。

とりあえず円←秋前提の風秋に萌えるんだが、春奈の私的固定なお相手がいなくてもんもんした結果の風春ありかもってのも加えたらよくわからなくなった。
もう付き合っちゃえよ!としか言えない。

ホント総受けで固定の相手がいないです春奈。


>>2010.12.12

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