短編①
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戦闘が始まったなあとは思ってたんですよ。
でもまあ皆なら大丈夫だよね、と。
実際皆は何ともなかったんですけどね。
「大人しくしろ!」
「・・・あい」
いやー見事に捕まっちゃいました私。
しかも敵船に連れて行かれるハメに。
顔には刃物を突きつけられている。
「赤髪ぃ!動くなよ!」
敵船の甲板に立たされる。
目の前にはレッドフォース号。
そしてお頭、皆。
「・・・アコ!」
遠くからお頭の声が聞こえる。
「お頭ぁ、ごめんなさい!」
人質になったのは久し振りで、
皆なら何とかしてくれるんだろうけど。
「違うだろアコ」
「え?」
え、違うの。
何が違うの。
「シャンクスと呼べといつも言ってるだろう!」
「・・・・・えええ」
「ふ・・・ふざけるなよ貴様らァッ!」
ああうん、今のは私でもそう思う。
「えーと、とりあえず助けてもらえますかね」
「アコが『シャンクス愛してる』って言ってくれるなら助けよう」
「・・・・・・・うわあどうしよう」
何なのこの人。
私どうしたらいいの。
「いい加減にしろッ!この娘がどうなってもいいのか!赤髪!」
そう、敵が叫んだ瞬間。
「・・・ッ!」
「な!」
ものすごい、覇気。
「いいかお前、よく聞け。俺はアコの口から愛の言葉が聞ければお前に用はないんだ」
ものすごくイイ顔で何言ってるのこの人。
私は覚悟を決めた。
「えーと、シャンクスさん愛してるんで助けて下さい」
言った瞬間、私を押さえつけていた手が緩んだ。
同時に発砲音も聞こえたから、
ヤソップさんあたりが撃ってくれたんだろう。
その隙に私は走る。
が、
「逃げるのか!」
振り返ると肩を押さえた敵さんの姿。
「赤髪海賊団の者がおめおめと逃げるとはな!」
私は立ち止まって、笑う。
「・・・捕まえてみ?」
言って、私は飛び降りた。
思わず勢いで飛び降りちゃったけど、
ちゃんと受け止めてくれたのはベンさん。
「ベンさん・・・!有難う御座います!」
「無事だな?アコ」
「はい・・・!」
カッコイイ・・・!
「ずるいぞベン!俺が抱きとめるハズだったのに!」
「・・・片腕でどうやって抱きとめるんだ」
「担ぐ」
「え、やです」
なにやら拗ねているお頭にベンさんと2人で苦笑い。
「・・・あの、ごめんなさい。逃げてきちゃいました」
久し振りに捕まっちゃったし、ごめんなさい。
私がそう言うとお頭はにっこり笑って頭を撫でてくれた。
「俺は良くやったと思ってる。無駄に命を捨てるようなクルーでなかったお前は俺の誇りだ」
「・・・お頭!」
その言葉が嬉しくて、お礼を言おうと思った瞬間。
「だがなアコ、あのときの愛してるは気持ちがあまりこもっていなかったな」
「・・・は?」
「恥ずかしいのはわかるが、もっとこう頬を染めてだな」
・・・・赤髪海賊団。
その名にかけて、私は何が出来るのだろう。
でもまあ皆なら大丈夫だよね、と。
実際皆は何ともなかったんですけどね。
「大人しくしろ!」
「・・・あい」
いやー見事に捕まっちゃいました私。
しかも敵船に連れて行かれるハメに。
顔には刃物を突きつけられている。
「赤髪ぃ!動くなよ!」
敵船の甲板に立たされる。
目の前にはレッドフォース号。
そしてお頭、皆。
「・・・アコ!」
遠くからお頭の声が聞こえる。
「お頭ぁ、ごめんなさい!」
人質になったのは久し振りで、
皆なら何とかしてくれるんだろうけど。
「違うだろアコ」
「え?」
え、違うの。
何が違うの。
「シャンクスと呼べといつも言ってるだろう!」
「・・・・・えええ」
「ふ・・・ふざけるなよ貴様らァッ!」
ああうん、今のは私でもそう思う。
「えーと、とりあえず助けてもらえますかね」
「アコが『シャンクス愛してる』って言ってくれるなら助けよう」
「・・・・・・・うわあどうしよう」
何なのこの人。
私どうしたらいいの。
「いい加減にしろッ!この娘がどうなってもいいのか!赤髪!」
そう、敵が叫んだ瞬間。
「・・・ッ!」
「な!」
ものすごい、覇気。
「いいかお前、よく聞け。俺はアコの口から愛の言葉が聞ければお前に用はないんだ」
ものすごくイイ顔で何言ってるのこの人。
私は覚悟を決めた。
「えーと、シャンクスさん愛してるんで助けて下さい」
言った瞬間、私を押さえつけていた手が緩んだ。
同時に発砲音も聞こえたから、
ヤソップさんあたりが撃ってくれたんだろう。
その隙に私は走る。
が、
「逃げるのか!」
振り返ると肩を押さえた敵さんの姿。
「赤髪海賊団の者がおめおめと逃げるとはな!」
私は立ち止まって、笑う。
「・・・捕まえてみ?」
言って、私は飛び降りた。
思わず勢いで飛び降りちゃったけど、
ちゃんと受け止めてくれたのはベンさん。
「ベンさん・・・!有難う御座います!」
「無事だな?アコ」
「はい・・・!」
カッコイイ・・・!
「ずるいぞベン!俺が抱きとめるハズだったのに!」
「・・・片腕でどうやって抱きとめるんだ」
「担ぐ」
「え、やです」
なにやら拗ねているお頭にベンさんと2人で苦笑い。
「・・・あの、ごめんなさい。逃げてきちゃいました」
久し振りに捕まっちゃったし、ごめんなさい。
私がそう言うとお頭はにっこり笑って頭を撫でてくれた。
「俺は良くやったと思ってる。無駄に命を捨てるようなクルーでなかったお前は俺の誇りだ」
「・・・お頭!」
その言葉が嬉しくて、お礼を言おうと思った瞬間。
「だがなアコ、あのときの愛してるは気持ちがあまりこもっていなかったな」
「・・・は?」
「恥ずかしいのはわかるが、もっとこう頬を染めてだな」
・・・・赤髪海賊団。
その名にかけて、私は何が出来るのだろう。