短編①
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「敵襲?」
「ああ。久しぶりだよなァ」
船がいきなり騒がしくなったな、と思ったらどうやら敵襲らしい。
エースの言う通り確かに久しぶりだ。
「身体ナマってるんじゃない?」
「大丈夫だって。ヘマしねェよ」
「うん。頑張って」
「おう。アコは絶対部屋から出るなよ?」
「りょーかい」
なんて笑って。
緊張感のない会話を交わした。
そうしてエースを見送って、
私は部屋で読書を始める。
もう慣れっこだったから。
この油断が、
どうなるかなんて。
私は考えてもいなかった。
ガチャ、と音がした。
エースが出て行って何分たった頃か。
鍵は一応かけてあるから、
入って来れないんだろう。
船の揺れも少なくなってたから、もう終わってエースが戻ってきたのかな?
なんて単純に考えて、
私はドアを開けた。
「エース?」
開けた瞬間強く腕を取られて、
すごい力で中に引きずり込まれた。
「なっ、・・・・・痛っ!」
「へへっ、こんなとこに女が居たなんてな」
「・・・・・・・・・・・・・・・誰?」
知らない男は部屋の鍵をかけて、
私の目の前に迫ってきた。
「白ひげ海賊団の女をヤれるとはついてるぜぇ」
「私人の話を聞かない男嫌い。・・・・ていうかよく見れば怪我してるのね」
「ああ、そうだ。どうせここもすぐ見つかる。その前にたっぷり楽しませてもらおうか」
まずい。
部屋には武器はないし・・・・皆まだ戦ってるはずだし・・・・!
「怪我の手当てでもしてあげるけど?」
「いいねえ、身体でな」
「や・・・・っ」
男は舐めまわすような視線を私に向けた後、
私の首をぺろり舐めた。
・・・・っ気持ち悪い!
思わず目の前の男をじろりと睨みつけるけど、
下品な笑みを浮かべたまま男は私の手を片手で拘束する。
「可愛くねえなあ、お前。泣いてくれなきゃつまんないだろ」
「そこまで言われたら絶対泣かない」
「は、啼かしてやるよ」
力強く掴まれた胸。
「っつ!」
荒々しく揉まれる。
「・・・・・・・・・・・っ、痛いんですけど・・っ」
「まあ、そう言うな。楽しみはこれからだ」
言いながら男の片手が下に降りてくる。
私の足をさすり、
太腿を撫でる。
ぞくりと肌が粟立つ。
「・・・・・・・・・や、あ、」
「ほら、いい声で鳴けよ」
「ちょっ、と!」
ビリビリ、と着ていた服が破かれた。
露わになる下着。
「赤」
「何か文句ある?」
「ぐへへっ」
男は私の挑発に乗りもせず、
下着をいじっている。
・・・・・・・・・・・・最悪。
「さーてどうして欲しい?」
「ご馳走でもてなして欲しい」
「・・・・は?」
「デザートもつけてね」
なんて精一杯の強がり。
「喰われるのはてめーだろうが!」
「あっ・・・・」
胸元の下着を剥ぎ取られて、本当にもう駄目だと覚悟を決めた瞬間。
バン、という音が聞こえた。
「何してんだてめェ」
恐ろしく低い声。
熱くなった、空気。
・・・・・・・・・・・・・壊れたドアの前に燃えたエースが、立っていた。
「ひっ・・・・ひぃィ!!」
エースの姿を見て男は慌てて逃げようとした。
でも、
「ぐぁっ」
エースの燃える拳が一発、二発。
男の顔に当たる。
更にエースは、
「わわ悪かっ、たすけっ」
倒れた男を足蹴にする。
「誰の女に手ェ出したと思ってんだお前」
「う、うわ!・・・・・たったすけて、」
「死ね」
そして男の人は、
燃えた。
「アコっ!!」
「・・・・・・・・・えー、す」
とっさに露わになった身体を隠した私を見て、
「・・・・・・・・・・・・・遅くなって、ごめんな」
悔しそうに歯を食いしばる。
そして、ゆっくりと私に手を伸ばす。
「ううん、助かった。ありがとね?」
そう言って笑うのが、私のいっぱいいっぱい。
でもその強がりは、
「あ・・・・っ」
エースに強く抱きしめられたことで簡単に壊れた。
「くそっ・・・・!]
「・・・・・・っう、うぁ」
涙と一緒に嗚咽が洩れる。
「・・・・・・・・アコ」
「ごめ、っ・・・っちょっと、安心、しただけ、なの・・・っ」
「もう、大丈夫だから」
「うん・・・っありがと・・・っ」
力強い声に安堵の笑みを浮かべた瞬間、
まだ濡れてる目元に口付けが落とされた。
「アコ・・・・あいつに何された?」
「・・・・・・身体、触られた、だけ」
「何処を」
「胸と・・・・足」
答えた途端すぐに、
「あ・・・・エースっ」
胸と足、順番にちゅっ、ちゅっとキスされる。
「消毒。あいつに触られたまんまのアコなんて我慢出来ねェ」
「あ、は・・・っん」
胸に伸びてきた手は優しく触れて。
私を覗き込んでくる瞳は切ない。
「・・・・・・・あいつの前でもそんな声出したのか?」
「ん、あっ・・・て、ない」
元々触られて多少なりとも敏感になっていた肌が、
エースの手に触れられて感じ始めた。
「エースじゃなきゃ・・・・感じないもん・・・あっ」
「悪い・・・・もう無理」
「え、あ、わ!」
ほぼ裸の状態で持ち上げられて、
優しくベッドに落とされた。
「ンな可愛いこと言われたら無理」
「あ、あぁ、ん・・・っ」
私の身体をまさぐりながら、エースは私の唇を奪う。
深く、深く。
「ん・・・・・はっ、あ」
ぬるりと舌が入り込んできて、
私の舌を絡めとる。
エースは辛うじて残っていた本当に最後の下着を脱がして、
濡れたソコに指を挿れた。
「あぁっ!あ・・・・ぁぁっん」
「俺のアコ・・・・・だからな」
「・・・・っは、エース・・・可愛い・・・ぁんっ」
何処か必死なエースが可愛くて、
嬉しくて。
さっきまでの恐怖も緊迫も忘れて心から笑った。
「可愛いとか、言える余裕・・・なくしてやるよ・・・・」
「あっちょっえーすっ」
指を抜いたエースは素早く自分の着ていたものを脱ぎ、そそり立った自身を私のナカに挿れてきた。
「アコ・・・・愛してる」
「・・・・・んぁっ、は、ん・・・」
「・・・・・・・・・アコ、ごめんな」
「・・・・・なに、が?・・・あぁっ」
ゆっくり動くエースに頭の中が快感で埋め尽くされる。
「守って・・・やれなかった」
「ぁ、あ、ぁぁん・・・っほんとに、そうなら・・・今こんなこと、ぁっさせて、な、いよ」
エースが助けに来てくれたから。
ちゃんと、
『消毒』
して守ってくれたから。
私のココロは、無事。
「アコ・・・・っ」
「えー、す・・・私、もう」
「・・・・っ俺も」
身体の力が、
抜けた気がした。
「マルコにこってり絞られた」
「何て?」
「アコを1人にするなって」
後日。
私はナースの皆様から、
エースはマルコさんにたっぷり怒られました。
私は簡単にドアを開けるな、と。
エースはちゃんと私を守れよ、と。
「剣でも習おうかなー護身用に」
「・・・・・・・・必要ねェよ。次は絶対守るから」
「次も、でしょ?」
「・・・・・・・・・・・おう」