短編①
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久しぶりの島、久しぶりの上陸。
浮かれてたことは認める。
俺が、悪かったことも。
今にも泣きそうなアコの後姿を追いかけて、自分の甘さに苛立ちを抑え切れなかった。
「火拳のエースでしょ?私ファンなの」
宿の部屋に来た女はそう言って、後ろから抱き着いてきた。
相手にするのも面倒でそのまま放置していたら、
「さっき入るとこ見たの。写真よりいい男」
「そりゃどーも」
「鍛えられた筋肉・・・・素敵」
言いながら女はこともあろうに俺のズボン越しに股間を触って来た。
「っおい、やめろよ」
「うふふ、やめなぁい」
その言葉の通り女の手は止めるどころかズボンの中に入り込んできた。
「どう?気持ちいいでしょ?」
別にどうも思わないと言ったらウソになる。
その証拠に俺の息子は段々元気になってきやがった。
くそっアコ以外の女で勃つなよ・・・俺。
「俺はその気はねェって言ってんだろ?」
「あら、いいじゃない少しくらい」
「やめろって言って、」
これ以上はヤバイと手を振り払おうとした時、
「・・・・・・・・・・アコ」
ガチャ、という音と共にアコが入ってきた。
「あ。お・・・・お邪魔、しました」
微かに笑ったアコに浮かんでいた、涙。
「アコ!」
「きゃあっ」
俺は女を振りほどいて、必死でアコを追いかけた。
「アコ!」
もうやだ。
もうやだやだやだやだ。
私を呼ぶエースの声なんか聞こえない。
聞きたく、ない。
「アコ、」
私は必死で走って、今日1泊するだけの部屋に逃げ込んだ。
すぐに、鍵もかけた。
「アコ、話しくらい聞けよ!」
「やだ聞きたくない」
「聞けって」
聞きたくない。
出来心だった、とか。
つい、とかそんな言い訳聞きたくない。
前から色んな人に言われてた。
『エースだって男なんだぜ?機会がありゃ、なあ』
『浮気しない男なんて居ないのよ、アコ』
エースは浮気したことない、って言うと皆が言う。
あり得ない、いつかは、って。
でもそんなの信じてなかった。
・・・・・・・・・信じたくなかっただけ?
ドア越しの会話で良かったと頬を伝う涙を拭いながら思った。
鍵、かけて良かった。
なんて私の思いは一瞬でぶち壊された。
「おいアコ!」
「・・・・・・・・・・・・・宿のドア」
叫びながら入ってきたエースは怒ってるようにも見えた。
・・・・エースは、宿のドアを蹴り壊して入ってきた。
「んなことァどうでもいい」
「良くないでしょ!?」
私は驚きながらドアを直す
・・・ほんとに、エースは。
「俺にはアコが泣いてるのことの方が大事だ」
「・・・・っそ、そんなの」
慌ててエースに背を向けて涙を袖で拭き取った。
でもそんなので誤魔化せる訳なくて。
後ろからぎゅうっとエースに抱きしめられた。
「やっ、触んないで」
「俺にはアコだけだ」
「嘘」
「嘘じゃねェ」
耳元に囁かれる力強い言葉に、騙されそうになる。
あんな光景見せておいて、嘘じゃない、なんて。
「・・・・・・・ていうか私泣いてない」
「嘘つけ」
「嘘じゃない」
あ、この会話なんかさっきと同じ。
なんて思ったらエースの顔が見たくなって、振り返った瞬間唇を奪われた。
「・・・・ん、ふ・・・・」
「嘘じゃねェよ・・・・お前だけだ、アコ」
唇が離れると熱っぽい視線に射止められて。
・・・・・・信じたく、なる。
「でも、さっきの」
「襲われたんだよ、俺は」
「・・・・・・・・・・・は?」
「その気はまったくねェ。今も今後もアコ以外抱けねェんだよ!」
「襲われたって・・・・・白ひげ海賊団2番隊の隊長が?」
「悪ィか」
「・・・・信じられない」
向き合った姿勢でじっと睨みつけると、
「なら」
「へ?」
ふわりと身体が宙に浮き、
柔らかい何かに着地した。
「え、エース?」
柔らかい何かはベッドで。
エースの後ろに見えた天井に危機感を覚える。
「俺にはアコだけだって信じさせてやるよ」
ぎらぎらした目に釘付けになった瞬間、
「ひゃっ!?」
服を剥ぎ取られた。
「や、ちょ、服っ」
「邪魔だからな」
「あっ、エースっ」
最後の砦の下着まで奪われた。
すぐさまエースの手が胸を覆う。
優しい手つきで触られて、首には何回も唇を落とされる。
「っ、エース、痕、嫌・・・」
たまにちゅうっ、と吸われてるのがわかって焦った。
「つけてんだよ」
「や、だ」
「何で?アコは俺のだろ?・・・アコも後で俺につけていいから」
そういう問題じゃないのに、
さっきまでは怖いと思ってたのに。
いつもより優しいエースの愛撫にもう気持ちよくなってる自分が居た。
「え、す」
「俺はアコだけのもんだからな」
「ん・・・っあ、あ、ああんっ、エースっ」
エースを呼ぶ私の声に満足気に笑うと今度は胸の先に唇をつけて、吸ってきた。
「気持ちいい?」
「あ、はあっん、や、」
「アコ、こうされるの好きだもんな」
「んっ、あっあぁ、ん」
「アコの声可愛い。すげェ好き」
言いながらエースの片手が段々下がってくる。
太腿で怪しく蠢く手が、もどかしい。
何度も撫でるように動いては、付け根まで来て止まる。
「えー・・・す」
「あァ、わかってるよ」
「はぁっん、あ、っ」
下着の上からでも触れられて、焦らされたあとの待ちわびた快感に声が止らない。
「あっああ、あっ」
「・・・・アコ、俺のも、すげェことになってる」
「あ、ん・・・っでも、それっ・・・さっきの」
女の人のせいなんじゃないの、といまだに引きづってる私は最低かもしれない。
でもエースは怒りもせず、
「アコ以外の女でこんなにならねェよ」
と笑った。
「・・・・・・・う、ん」
「アコ・・・・・挿れるな?」
もうこくりと頷くだけで精一杯だった。
そんな私を見てエースはゆっくりと取り出した自身を私の入り口にあてがう。
「はっ・・・・ああっあ、あん」
私が呼吸をしたのを合図にゆっくりと腰を沈めてきた。
「・・・・・・っは、アコっ」
「えー、すっあ、ああんっ」
「アコのイイとこ、ここ、だよな」
「っふ、あっあっ駄目っ」
探りながらエースは私が1番感じるとこを突き止めて、そこを執拗に突いてくる。
「ん・・・・・・・っ一緒に、イこうな」
「・・・・っん、はあっ」
奥に放たれた熱。
最後にエース、と呟くと優しいキスをしてくれた。
「いつもあんな風に優しかったらいいのに」
ベッドでごろごろしながら呟くと、
「・・・・・・・・・んじゃあ優しくするからもう1回」
なんて調子に乗ったエース。
「・・・・・・あの女の人は?」
「まだ言ってんのか。あのな、俺は浮気しないんじゃなくて出来ないんだ」
「何それ」
髪の毛を撫でてくれたエースはひひっと嬉しそうに笑った。
「さっきも言っただろ?アコ以外勃たねェからだって」
「・・・・・・もう」
何か誤魔化されてる気もするけど、
「あ、そーいやアコまだ俺に痕つけてねェな」
「え」
そしてにっこり笑みを浮かべたエースに再び組み敷かれて。
「俺が愛してるのはアコだけだから」
私はすべてを、信じることにした。
浮かれてたことは認める。
俺が、悪かったことも。
今にも泣きそうなアコの後姿を追いかけて、自分の甘さに苛立ちを抑え切れなかった。
「火拳のエースでしょ?私ファンなの」
宿の部屋に来た女はそう言って、後ろから抱き着いてきた。
相手にするのも面倒でそのまま放置していたら、
「さっき入るとこ見たの。写真よりいい男」
「そりゃどーも」
「鍛えられた筋肉・・・・素敵」
言いながら女はこともあろうに俺のズボン越しに股間を触って来た。
「っおい、やめろよ」
「うふふ、やめなぁい」
その言葉の通り女の手は止めるどころかズボンの中に入り込んできた。
「どう?気持ちいいでしょ?」
別にどうも思わないと言ったらウソになる。
その証拠に俺の息子は段々元気になってきやがった。
くそっアコ以外の女で勃つなよ・・・俺。
「俺はその気はねェって言ってんだろ?」
「あら、いいじゃない少しくらい」
「やめろって言って、」
これ以上はヤバイと手を振り払おうとした時、
「・・・・・・・・・・アコ」
ガチャ、という音と共にアコが入ってきた。
「あ。お・・・・お邪魔、しました」
微かに笑ったアコに浮かんでいた、涙。
「アコ!」
「きゃあっ」
俺は女を振りほどいて、必死でアコを追いかけた。
「アコ!」
もうやだ。
もうやだやだやだやだ。
私を呼ぶエースの声なんか聞こえない。
聞きたく、ない。
「アコ、」
私は必死で走って、今日1泊するだけの部屋に逃げ込んだ。
すぐに、鍵もかけた。
「アコ、話しくらい聞けよ!」
「やだ聞きたくない」
「聞けって」
聞きたくない。
出来心だった、とか。
つい、とかそんな言い訳聞きたくない。
前から色んな人に言われてた。
『エースだって男なんだぜ?機会がありゃ、なあ』
『浮気しない男なんて居ないのよ、アコ』
エースは浮気したことない、って言うと皆が言う。
あり得ない、いつかは、って。
でもそんなの信じてなかった。
・・・・・・・・・信じたくなかっただけ?
ドア越しの会話で良かったと頬を伝う涙を拭いながら思った。
鍵、かけて良かった。
なんて私の思いは一瞬でぶち壊された。
「おいアコ!」
「・・・・・・・・・・・・・宿のドア」
叫びながら入ってきたエースは怒ってるようにも見えた。
・・・・エースは、宿のドアを蹴り壊して入ってきた。
「んなことァどうでもいい」
「良くないでしょ!?」
私は驚きながらドアを直す
・・・ほんとに、エースは。
「俺にはアコが泣いてるのことの方が大事だ」
「・・・・っそ、そんなの」
慌ててエースに背を向けて涙を袖で拭き取った。
でもそんなので誤魔化せる訳なくて。
後ろからぎゅうっとエースに抱きしめられた。
「やっ、触んないで」
「俺にはアコだけだ」
「嘘」
「嘘じゃねェ」
耳元に囁かれる力強い言葉に、騙されそうになる。
あんな光景見せておいて、嘘じゃない、なんて。
「・・・・・・・ていうか私泣いてない」
「嘘つけ」
「嘘じゃない」
あ、この会話なんかさっきと同じ。
なんて思ったらエースの顔が見たくなって、振り返った瞬間唇を奪われた。
「・・・・ん、ふ・・・・」
「嘘じゃねェよ・・・・お前だけだ、アコ」
唇が離れると熱っぽい視線に射止められて。
・・・・・・信じたく、なる。
「でも、さっきの」
「襲われたんだよ、俺は」
「・・・・・・・・・・・は?」
「その気はまったくねェ。今も今後もアコ以外抱けねェんだよ!」
「襲われたって・・・・・白ひげ海賊団2番隊の隊長が?」
「悪ィか」
「・・・・信じられない」
向き合った姿勢でじっと睨みつけると、
「なら」
「へ?」
ふわりと身体が宙に浮き、
柔らかい何かに着地した。
「え、エース?」
柔らかい何かはベッドで。
エースの後ろに見えた天井に危機感を覚える。
「俺にはアコだけだって信じさせてやるよ」
ぎらぎらした目に釘付けになった瞬間、
「ひゃっ!?」
服を剥ぎ取られた。
「や、ちょ、服っ」
「邪魔だからな」
「あっ、エースっ」
最後の砦の下着まで奪われた。
すぐさまエースの手が胸を覆う。
優しい手つきで触られて、首には何回も唇を落とされる。
「っ、エース、痕、嫌・・・」
たまにちゅうっ、と吸われてるのがわかって焦った。
「つけてんだよ」
「や、だ」
「何で?アコは俺のだろ?・・・アコも後で俺につけていいから」
そういう問題じゃないのに、
さっきまでは怖いと思ってたのに。
いつもより優しいエースの愛撫にもう気持ちよくなってる自分が居た。
「え、す」
「俺はアコだけのもんだからな」
「ん・・・っあ、あ、ああんっ、エースっ」
エースを呼ぶ私の声に満足気に笑うと今度は胸の先に唇をつけて、吸ってきた。
「気持ちいい?」
「あ、はあっん、や、」
「アコ、こうされるの好きだもんな」
「んっ、あっあぁ、ん」
「アコの声可愛い。すげェ好き」
言いながらエースの片手が段々下がってくる。
太腿で怪しく蠢く手が、もどかしい。
何度も撫でるように動いては、付け根まで来て止まる。
「えー・・・す」
「あァ、わかってるよ」
「はぁっん、あ、っ」
下着の上からでも触れられて、焦らされたあとの待ちわびた快感に声が止らない。
「あっああ、あっ」
「・・・・アコ、俺のも、すげェことになってる」
「あ、ん・・・っでも、それっ・・・さっきの」
女の人のせいなんじゃないの、といまだに引きづってる私は最低かもしれない。
でもエースは怒りもせず、
「アコ以外の女でこんなにならねェよ」
と笑った。
「・・・・・・・う、ん」
「アコ・・・・・挿れるな?」
もうこくりと頷くだけで精一杯だった。
そんな私を見てエースはゆっくりと取り出した自身を私の入り口にあてがう。
「はっ・・・・ああっあ、あん」
私が呼吸をしたのを合図にゆっくりと腰を沈めてきた。
「・・・・・・っは、アコっ」
「えー、すっあ、ああんっ」
「アコのイイとこ、ここ、だよな」
「っふ、あっあっ駄目っ」
探りながらエースは私が1番感じるとこを突き止めて、そこを執拗に突いてくる。
「ん・・・・・・・っ一緒に、イこうな」
「・・・・っん、はあっ」
奥に放たれた熱。
最後にエース、と呟くと優しいキスをしてくれた。
「いつもあんな風に優しかったらいいのに」
ベッドでごろごろしながら呟くと、
「・・・・・・・・・んじゃあ優しくするからもう1回」
なんて調子に乗ったエース。
「・・・・・・あの女の人は?」
「まだ言ってんのか。あのな、俺は浮気しないんじゃなくて出来ないんだ」
「何それ」
髪の毛を撫でてくれたエースはひひっと嬉しそうに笑った。
「さっきも言っただろ?アコ以外勃たねェからだって」
「・・・・・・もう」
何か誤魔化されてる気もするけど、
「あ、そーいやアコまだ俺に痕つけてねェな」
「え」
そしてにっこり笑みを浮かべたエースに再び組み敷かれて。
「俺が愛してるのはアコだけだから」
私はすべてを、信じることにした。