短編①
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「旅行?」
「ああ、久し振りにまとまった休みがとれそうなんだ」
突然シャンクスがそんなことを言い出した。
すごく嬉しい。
「旅行かあ、いいなあ」
「ハワイでも行くか?フランスとかイタリアでも」
「あ・・・・」
実はすごく行きたいとこが私にはある。
でもシャンクスの言うところとは違いすぎて言うのに迷う。
シャンクスはそんな私の様子を見て、
「アコは何処に行きたい?」
と聞いてくれた。
・・・・・うーん。
「え、と。・・・・・・・・京都、とか」
まさか国内だとは思わなかったんだろうシャンクスは少しだけ目を見開いて、すぐに笑ってくれた。
「京都か。それもいいな。そしたら俺の車で・・・」
「し・・・新幹線で、行きたいなあ、なんて」
これくらいのことじゃシャンクスが怒ったり不機嫌になったりしないのは知ってるけど、それでも少し小声になってしまう。
「珍しいな。何かあるのか?」
実際シャンクスはたいして気にした風でもなく、不思議そうに尋ねる。
理由は明確なんだけども、言うのが少し恥ずかしかったりする。
「・・・・・絶対笑わない?」
「さあ、どうだろうな」
「じゃ言わない」
京都に行きたい理由も、新幹線で行きたい理由も。
子供っぽいという自覚があるから、笑われる自信がある。
でも憧れだから笑われて気分のいいものではない為、約束できないなら言いたくない、んだけど。
「笑わない自信はないが、どんな理由であろうとアコを愛しいと思える自信はあるんだがな」
そんな風に言われたら、言ってもいいかと思ってしまう自分が居る。
むう。
覚悟を決めて私は口を開いた。
「・・・・・・新幹線で、お弁当、食べたい」
笑うなら笑えばいい、とシャンクスを見る。
と、
「アコの手作り弁当ならなお良し、だな。そうしよう」
言いながら優しく髪を撫でてくれた。
「いい、の?」
「断る理由はないな。アコが喜んでくれるならそれでいい」
「っ有難う!」
「京都には何かあるのか?」
「・・・・・神社、行きたくて」
「神社なんて京都には山ほどあるだろう?」
おっしゃる通り。
シャンクスの当然の疑問に言葉に詰まる。
そしてゆっくりと携帯を取り出して、写真を見せた。
「ここに行きたいんだけど」
シャンクスはそれを見て怪訝な顔をした。
「・・・・縁結びで有名な場所だが、必要ないだろう?アコには俺が居るんだから」
私が見せた写真の場所は、
良縁や恋の出会いを求めて来る女性に人気の場所。
確かに私にはシャンクスが居る。
でも、
「・・・だから、」
「だから?」
「シャンクスと、ずっと一緒に居られますように、って」
言った瞬間、身体を強くひかれて、閉じ込められた。
シャンクスの腕の中に。
「・・・・・・シャンクス?」
「可愛いことを言ってくれるな、アコ」
「・・・・京都でいい?新幹線で」
腕の中でぽつりと呟くと、額に、頬に唇が降ってきた。
「勿論だ。・・・まあ俺としては車で2人きり、ってのも捨てがたいところだが」
「・・・・だが?」
「そのぶん夜は覚悟しておけよ?」
抱きしめられてるのをいいことに、赤い顔を見られないよう彼の胸元に顔を埋めた。
そして小さく一言、
「了解」
とだけ答えた。
「ああ、久し振りにまとまった休みがとれそうなんだ」
突然シャンクスがそんなことを言い出した。
すごく嬉しい。
「旅行かあ、いいなあ」
「ハワイでも行くか?フランスとかイタリアでも」
「あ・・・・」
実はすごく行きたいとこが私にはある。
でもシャンクスの言うところとは違いすぎて言うのに迷う。
シャンクスはそんな私の様子を見て、
「アコは何処に行きたい?」
と聞いてくれた。
・・・・・うーん。
「え、と。・・・・・・・・京都、とか」
まさか国内だとは思わなかったんだろうシャンクスは少しだけ目を見開いて、すぐに笑ってくれた。
「京都か。それもいいな。そしたら俺の車で・・・」
「し・・・新幹線で、行きたいなあ、なんて」
これくらいのことじゃシャンクスが怒ったり不機嫌になったりしないのは知ってるけど、それでも少し小声になってしまう。
「珍しいな。何かあるのか?」
実際シャンクスはたいして気にした風でもなく、不思議そうに尋ねる。
理由は明確なんだけども、言うのが少し恥ずかしかったりする。
「・・・・・絶対笑わない?」
「さあ、どうだろうな」
「じゃ言わない」
京都に行きたい理由も、新幹線で行きたい理由も。
子供っぽいという自覚があるから、笑われる自信がある。
でも憧れだから笑われて気分のいいものではない為、約束できないなら言いたくない、んだけど。
「笑わない自信はないが、どんな理由であろうとアコを愛しいと思える自信はあるんだがな」
そんな風に言われたら、言ってもいいかと思ってしまう自分が居る。
むう。
覚悟を決めて私は口を開いた。
「・・・・・・新幹線で、お弁当、食べたい」
笑うなら笑えばいい、とシャンクスを見る。
と、
「アコの手作り弁当ならなお良し、だな。そうしよう」
言いながら優しく髪を撫でてくれた。
「いい、の?」
「断る理由はないな。アコが喜んでくれるならそれでいい」
「っ有難う!」
「京都には何かあるのか?」
「・・・・・神社、行きたくて」
「神社なんて京都には山ほどあるだろう?」
おっしゃる通り。
シャンクスの当然の疑問に言葉に詰まる。
そしてゆっくりと携帯を取り出して、写真を見せた。
「ここに行きたいんだけど」
シャンクスはそれを見て怪訝な顔をした。
「・・・・縁結びで有名な場所だが、必要ないだろう?アコには俺が居るんだから」
私が見せた写真の場所は、
良縁や恋の出会いを求めて来る女性に人気の場所。
確かに私にはシャンクスが居る。
でも、
「・・・だから、」
「だから?」
「シャンクスと、ずっと一緒に居られますように、って」
言った瞬間、身体を強くひかれて、閉じ込められた。
シャンクスの腕の中に。
「・・・・・・シャンクス?」
「可愛いことを言ってくれるな、アコ」
「・・・・京都でいい?新幹線で」
腕の中でぽつりと呟くと、額に、頬に唇が降ってきた。
「勿論だ。・・・まあ俺としては車で2人きり、ってのも捨てがたいところだが」
「・・・・だが?」
「そのぶん夜は覚悟しておけよ?」
抱きしめられてるのをいいことに、赤い顔を見られないよう彼の胸元に顔を埋めた。
そして小さく一言、
「了解」
とだけ答えた。