短編①
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エースは食べている途中で寝ることがよくある。
さっきまで勢いよく食べていたはずのエースから、がつん、と音が聞こえたと思ったら、
案の定テーブルに頭をくっつけて夢の中。
改めてまじまじとエースの顔を見つめる。
・・・・・・寝顔、可愛いなあ。
戦ってる時はあんなにカッコイイのに。
いつもはテンガロンに隠されているくせっ毛の黒い髪。
今は閉じてるけどいつも臆することなく真っ直ぐに見つめてくる瞳。
チャームポイントのそばかす。
私の作る物を食べて、美味しいと言ってくれる口。
ていうかこんなに無防備で大丈夫なのかな。
寝ている間に敵に襲われたり、しないのだろうか。
少し心配になってきた。
「・・・・・・おーい」
小声で話しかけてみる。
も、起きる気配はない。
次に、
つんつん。
いつも食べ物で膨らんでいる頬をつつく。
「んん・・・・待て・・・肉ー・・・」
・・・・・どんな夢見てるの。
まあさすがに敵が来たら殺気とかでわかるのかな。
そう思うけど、これでも起きないエースにちょっとした悪戯心が湧いてくる。
意外とさらさらの黒髪を撫でた。
するとエースの表情に変化があった。
・・・気持ち良さそう。
可愛い。
エースの寝顔に夢中になって、
思わず顔を近づけた。
その、瞬間。
がし、と髪を撫でていた腕を捕まれた。
「・・・・え、」
「捕まえた」
言うが早いか、突然ぱちりと開いた目。
そしてそのまま、
ちゅ、
と。
「無防備だなァ、アコは」
「・・・・・へ!?」
「俺が大人しく寝てると思ったか?」
「思った・・・!」
いきなり唇を奪われた私は驚いて、
頭が真っ白。
エースはといえばニヤ、と不敵に笑っている。
「いつから起きてたの?」
「んー?アコがおーい、って声かけてくるちょっと前からだな」
・・・・最初からじゃん、それ。
「・・・何で起きてくれなかったの?」
「その方が面白そうだったから。アコからちゅーしてくんねェかな、と思ったんだけどな」
「っ!結局自分からしたからいいじゃん」
「わかってねェなあアコは。俺からするよりアコからしてもらいてェんだって」
「・・・・わかんないなーそれは」
言いながら続きを食べ始めたエースに苦笑する。
そしてそのままごっくん、と飲み込んだエースは、
「ま、仕方ねェか今は。今度はアコからしてくれよな?」
「え、あ、うん・・・?」
にしし、と笑う。
そんなエースにつられて思わず頷いて、
「・・・ん?」
何かおかしいことに気づくけど、
「楽しみにしてっからな、アコ!」
「・・・・うん」
あとの祭り。
もう寝てるエースにはちょっかい出さないと決めた日。
さっきまで勢いよく食べていたはずのエースから、がつん、と音が聞こえたと思ったら、
案の定テーブルに頭をくっつけて夢の中。
改めてまじまじとエースの顔を見つめる。
・・・・・・寝顔、可愛いなあ。
戦ってる時はあんなにカッコイイのに。
いつもはテンガロンに隠されているくせっ毛の黒い髪。
今は閉じてるけどいつも臆することなく真っ直ぐに見つめてくる瞳。
チャームポイントのそばかす。
私の作る物を食べて、美味しいと言ってくれる口。
ていうかこんなに無防備で大丈夫なのかな。
寝ている間に敵に襲われたり、しないのだろうか。
少し心配になってきた。
「・・・・・・おーい」
小声で話しかけてみる。
も、起きる気配はない。
次に、
つんつん。
いつも食べ物で膨らんでいる頬をつつく。
「んん・・・・待て・・・肉ー・・・」
・・・・・どんな夢見てるの。
まあさすがに敵が来たら殺気とかでわかるのかな。
そう思うけど、これでも起きないエースにちょっとした悪戯心が湧いてくる。
意外とさらさらの黒髪を撫でた。
するとエースの表情に変化があった。
・・・気持ち良さそう。
可愛い。
エースの寝顔に夢中になって、
思わず顔を近づけた。
その、瞬間。
がし、と髪を撫でていた腕を捕まれた。
「・・・・え、」
「捕まえた」
言うが早いか、突然ぱちりと開いた目。
そしてそのまま、
ちゅ、
と。
「無防備だなァ、アコは」
「・・・・・へ!?」
「俺が大人しく寝てると思ったか?」
「思った・・・!」
いきなり唇を奪われた私は驚いて、
頭が真っ白。
エースはといえばニヤ、と不敵に笑っている。
「いつから起きてたの?」
「んー?アコがおーい、って声かけてくるちょっと前からだな」
・・・・最初からじゃん、それ。
「・・・何で起きてくれなかったの?」
「その方が面白そうだったから。アコからちゅーしてくんねェかな、と思ったんだけどな」
「っ!結局自分からしたからいいじゃん」
「わかってねェなあアコは。俺からするよりアコからしてもらいてェんだって」
「・・・・わかんないなーそれは」
言いながら続きを食べ始めたエースに苦笑する。
そしてそのままごっくん、と飲み込んだエースは、
「ま、仕方ねェか今は。今度はアコからしてくれよな?」
「え、あ、うん・・・?」
にしし、と笑う。
そんなエースにつられて思わず頷いて、
「・・・ん?」
何かおかしいことに気づくけど、
「楽しみにしてっからな、アコ!」
「・・・・うん」
あとの祭り。
もう寝てるエースにはちょっかい出さないと決めた日。