短編①
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ガツガツガツ。
お昼ごはんのおにぎりを両手に持ち、目の前にはたくさんのおかず達。
後にはデザートも待ち構えている。
もうこの際周りで驚いてるんだか呆れてるんだかわからないクルー達の反応も気にならない。
トン、と隣に誰かが座った。
「珍しいねい。アコがそんなに食うのは」
苦笑しながら私を見つめるマルコさん。
「・・・・今朝、エースに言われたんです」
「何て言われたんだい」
「お前、ちょっと太った?って」
「・・・・・で?」
「だからやけ食いしてるんです」
言いながらも食べ続ける。
「普通そこは逆なんじゃねえのかよい」
呆れたような口調とは裏腹にその顔は楽しそうに笑ってる。
・・・・・むぅ。
「やっぱマルコさんも太ったと思いますか?」
「さあな。俺にはよくわからねえよい」
「・・・・最近新作の料理試してて、結構食べてたりもしたんですよ、確かに」
「へえ、そいつは楽しみだよい」
ふ、と優しく笑ってくれたマルコさんに嬉しくなって私も思わず笑みがこぼれた。
「だから太ったかもしれませんけど、サッチさんの、皆の一生懸命作ったご飯を減らすなんて出来ないです」
同じ料理を作る者として、そんなことはしたくないから。
「・・・そうかい」
「あーもー!これもこれも美味し過ぎるんですけど!」
「ちょっとくらい太ったとこでアコはアコに変わりはねえだろい」
「・・・・・マルコさんそれは体重を気にしてる乙女にとっては卑怯な言葉です」
「気にしてる奴がやけ食いすんのもどうかと思うがねい」
くっくっく、と本当に楽しそうに笑うマルコさん。
あまりの正論にぐぅの音も出ない。
「それに卑怯ってんならそれで構わねえよい。俺ぁ海賊だからな」
「・・・・・そうでした!」
「お前もだろい」
「そうでしたあああ!!」
つい忘れちゃうんだけどここは海賊船。
「それじゃあ海賊らしく欲しいもんは奪うとするかい」
マルコさんのその言葉に私はおかずを取られるものと思い、とっさにおかずに目をやった。
が、
ひょい。と。
突然私の身体は空中に浮いた。
・・・いや、浮いたというか、
「ままっままままマルコさんん!?」
マルコさんの腕によって抱き上げられた、が正解だ。
しかもお姫様抱っこ状態。
「マルコさんの腕が!駄目ですって降ろしてくださいいいい!」
「このくらいでどうになると思うかい」
「だって!私太ったし!」
「言うほど重くねえよい。つーか気にすんのはそこしかないのか」
「・・・・はい?」
他に気にするとこあったっけ!?
「わかんねぇならこのまま俺の部屋で教えてやるよい。たっぷりとな」
マ ジ で。
何かよくわかんないけどピンチの予感。
翌日、エースに謝罪されました。
お昼ごはんのおにぎりを両手に持ち、目の前にはたくさんのおかず達。
後にはデザートも待ち構えている。
もうこの際周りで驚いてるんだか呆れてるんだかわからないクルー達の反応も気にならない。
トン、と隣に誰かが座った。
「珍しいねい。アコがそんなに食うのは」
苦笑しながら私を見つめるマルコさん。
「・・・・今朝、エースに言われたんです」
「何て言われたんだい」
「お前、ちょっと太った?って」
「・・・・・で?」
「だからやけ食いしてるんです」
言いながらも食べ続ける。
「普通そこは逆なんじゃねえのかよい」
呆れたような口調とは裏腹にその顔は楽しそうに笑ってる。
・・・・・むぅ。
「やっぱマルコさんも太ったと思いますか?」
「さあな。俺にはよくわからねえよい」
「・・・・最近新作の料理試してて、結構食べてたりもしたんですよ、確かに」
「へえ、そいつは楽しみだよい」
ふ、と優しく笑ってくれたマルコさんに嬉しくなって私も思わず笑みがこぼれた。
「だから太ったかもしれませんけど、サッチさんの、皆の一生懸命作ったご飯を減らすなんて出来ないです」
同じ料理を作る者として、そんなことはしたくないから。
「・・・そうかい」
「あーもー!これもこれも美味し過ぎるんですけど!」
「ちょっとくらい太ったとこでアコはアコに変わりはねえだろい」
「・・・・・マルコさんそれは体重を気にしてる乙女にとっては卑怯な言葉です」
「気にしてる奴がやけ食いすんのもどうかと思うがねい」
くっくっく、と本当に楽しそうに笑うマルコさん。
あまりの正論にぐぅの音も出ない。
「それに卑怯ってんならそれで構わねえよい。俺ぁ海賊だからな」
「・・・・・そうでした!」
「お前もだろい」
「そうでしたあああ!!」
つい忘れちゃうんだけどここは海賊船。
「それじゃあ海賊らしく欲しいもんは奪うとするかい」
マルコさんのその言葉に私はおかずを取られるものと思い、とっさにおかずに目をやった。
が、
ひょい。と。
突然私の身体は空中に浮いた。
・・・いや、浮いたというか、
「ままっままままマルコさんん!?」
マルコさんの腕によって抱き上げられた、が正解だ。
しかもお姫様抱っこ状態。
「マルコさんの腕が!駄目ですって降ろしてくださいいいい!」
「このくらいでどうになると思うかい」
「だって!私太ったし!」
「言うほど重くねえよい。つーか気にすんのはそこしかないのか」
「・・・・はい?」
他に気にするとこあったっけ!?
「わかんねぇならこのまま俺の部屋で教えてやるよい。たっぷりとな」
マ ジ で。
何かよくわかんないけどピンチの予感。
翌日、エースに謝罪されました。