短編①
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「いやいやいやいや!そんな馬鹿な!」
「アコ、怖ェんだろ?」
「怖いでしょ普通!ていうか幽霊なんか居ないでしょ!」
そう、最近クルーの中で話題になっているのが、それ。
出るらしいのだ、幽霊が。
マルコさんに説教されていたというエースが遅めの夕飯をとりにきてそんなことを話し出した。
「見たって奴結構居るぜ?声を聞いたってのもな」
「うわあああエースの馬鹿!何てことを!」
恐怖で取り乱す私をエースはにやにやと楽しそうに見ている。
く・・・!
「しゃべるアフロの骸骨くらいなら怖くないのに!」
「は?それがイケんなら他のも大丈夫だろ?」
何言ってんだ、とエースは訝しげな顔をする。
でも私には事実だ。
「大丈夫じゃない!妖怪は大丈夫だけど幽霊は違うでしょ?」
「・・・・よくわかんねェ」
「妖怪は可愛いとこもあるし特性もあるからいいけど、幽霊は可愛げもないし何されるかわかんないじゃん」
「幽霊が可愛いってどうなんだソレ」
「可愛い方がいいと思う」
「・・・やっぱわかんねェ」
エースは少し呆れ顔。
でも私はそれどころじゃなくて。
「・・・・・・・とりあえずアレでしょ、この船に出るのは妖怪じゃなくて幽霊なんだよね?」
「ああ、そうだ」
エースはこくりと頷いたので私は深いため息を吐く。
「エースは怖くないんだ?」
「当たり前ェだろ?海賊がンなもん怖がってどーすんだよ」
「ですよねー・・・あう」
「・・・・一緒に寝てやろーか?」
「・・・・え」
落ち込む私にエースがした1つの提案。
私はごくりと唾を飲み込んだ。
・・・・・どうしよう。
「え、私が寝付くまで部屋に居てくれるってこと」
「ばーか。ンな訳ねえだろ。一緒に寝るんだよ」
ドキ、と心臓が跳ねた。
うーん。
「な・・・・何もしない?」
「さァ、な?」
「うぐ・・・!」
「どーすんだ?」
「・・・・・・っ!一緒に、寝て」
究極の選択だった。
でも怖くて眠れなくて朝の支度に遅れたくないし、
寝不足でへましたくもない。
「マジ?」
エースは私の答えに驚いている。
「え、マジで、いいのか?」
「だって怖いもん仕方ないじゃん・・・!」
「よっしゃ!決まりだな!今夜部屋に行くから待ってろよアコ!」
言ってエースは颯爽と去っていってしまった。
夜、私の部屋のドアをノックする音。
「・・・・どーぞ」
「入るぜ」
エースはいつもの格好で枕だけ持って入ってきた。
そして私が座っているベッドの横に腰掛ける。
「・・・・なぁ、そんな怖ェか?」
「怖い。すごく怖い」
「何がそんな怖いんだよ」
「得たいのしれないところ。あととり憑かれたら私・・・皆に何するかわかんないから」
それが一番怖い、というとエースは浅くため息を吐いた。
そして、
「わかったよ。もう大丈夫だから、寝ろよ」
「・・・うん」
エースと一緒にベッドに横たわる。
エースは寝る時も上半身裸だから、目の前に鍛えられた筋肉。
ちょ、これはヤバイ。
「何が出てもアコは俺が守ってやる。だから安心していいから」
・・・ああ、でも。
エースのその言葉に私は本当にとても安心して。
緊張が解けて。
目を閉じて、
意識を手放していた。
「アコ、怖ェんだろ?」
「怖いでしょ普通!ていうか幽霊なんか居ないでしょ!」
そう、最近クルーの中で話題になっているのが、それ。
出るらしいのだ、幽霊が。
マルコさんに説教されていたというエースが遅めの夕飯をとりにきてそんなことを話し出した。
「見たって奴結構居るぜ?声を聞いたってのもな」
「うわあああエースの馬鹿!何てことを!」
恐怖で取り乱す私をエースはにやにやと楽しそうに見ている。
く・・・!
「しゃべるアフロの骸骨くらいなら怖くないのに!」
「は?それがイケんなら他のも大丈夫だろ?」
何言ってんだ、とエースは訝しげな顔をする。
でも私には事実だ。
「大丈夫じゃない!妖怪は大丈夫だけど幽霊は違うでしょ?」
「・・・・よくわかんねェ」
「妖怪は可愛いとこもあるし特性もあるからいいけど、幽霊は可愛げもないし何されるかわかんないじゃん」
「幽霊が可愛いってどうなんだソレ」
「可愛い方がいいと思う」
「・・・やっぱわかんねェ」
エースは少し呆れ顔。
でも私はそれどころじゃなくて。
「・・・・・・・とりあえずアレでしょ、この船に出るのは妖怪じゃなくて幽霊なんだよね?」
「ああ、そうだ」
エースはこくりと頷いたので私は深いため息を吐く。
「エースは怖くないんだ?」
「当たり前ェだろ?海賊がンなもん怖がってどーすんだよ」
「ですよねー・・・あう」
「・・・・一緒に寝てやろーか?」
「・・・・え」
落ち込む私にエースがした1つの提案。
私はごくりと唾を飲み込んだ。
・・・・・どうしよう。
「え、私が寝付くまで部屋に居てくれるってこと」
「ばーか。ンな訳ねえだろ。一緒に寝るんだよ」
ドキ、と心臓が跳ねた。
うーん。
「な・・・・何もしない?」
「さァ、な?」
「うぐ・・・!」
「どーすんだ?」
「・・・・・・っ!一緒に、寝て」
究極の選択だった。
でも怖くて眠れなくて朝の支度に遅れたくないし、
寝不足でへましたくもない。
「マジ?」
エースは私の答えに驚いている。
「え、マジで、いいのか?」
「だって怖いもん仕方ないじゃん・・・!」
「よっしゃ!決まりだな!今夜部屋に行くから待ってろよアコ!」
言ってエースは颯爽と去っていってしまった。
夜、私の部屋のドアをノックする音。
「・・・・どーぞ」
「入るぜ」
エースはいつもの格好で枕だけ持って入ってきた。
そして私が座っているベッドの横に腰掛ける。
「・・・・なぁ、そんな怖ェか?」
「怖い。すごく怖い」
「何がそんな怖いんだよ」
「得たいのしれないところ。あととり憑かれたら私・・・皆に何するかわかんないから」
それが一番怖い、というとエースは浅くため息を吐いた。
そして、
「わかったよ。もう大丈夫だから、寝ろよ」
「・・・うん」
エースと一緒にベッドに横たわる。
エースは寝る時も上半身裸だから、目の前に鍛えられた筋肉。
ちょ、これはヤバイ。
「何が出てもアコは俺が守ってやる。だから安心していいから」
・・・ああ、でも。
エースのその言葉に私は本当にとても安心して。
緊張が解けて。
目を閉じて、
意識を手放していた。