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エースってバレンタインだからとか、
チョコだからどうのっていうんじゃなくて。
ただ食べ物もらえる→嬉しい
っていうだけになりそうなんだよね。
好き、って言ってもサンキュ、俺も好きだぜくらいのもんだろうし。
考えよう。
私の気持ちをエースに伝えるには。
バレンタインのイベント当日。
無事に島に着いたものの、私は迷っていた。
何故なら、
「エース、口元チョコついてるよ」
チョコの材料を買いに島に降りようとしたところエースとばったり。
けれどそのエースの口元についたチョコを見て私は理解したのだ。
「ん、ああサンキュ。何かさっきからナース達がチョコくれるんだよ」
・・・・・・・・・・・・・・エースはモテる。
そうだよね、仮にも2番隊長だもんね。
顔だって悪くないし、笑顔が可愛いし。
強いし基本的に優しい。
・・・・・・・・そんなに貰ってるんなら私があげなくてもいいんじゃないかと。
ていうかそんな食べても身体に良くないし。
そう、思う。
でもその半面、
ナースさん達より美味しいチョコを作って渡したい気持ちもある。
いち料理人として、作ったチョコを食べてもらって、エースの『美味い』が聞きたい。
笑顔が見たい。
「そういえばエースは何処も行かないの?」
「あー何かサッチが今日はずっとここに居ろって。まあ食い物貰えるからいいんだけどよ」
・・・・・サッチさんめ。
こんな状況なら挑戦するしかないじゃないか。
「アコはどっか行くのか?」
「ちょっと個人的な買出しに行こうかなって」
「へェ。なあ、俺も一緒に行っていいか?」
「え、でもサッチさんに居ろって言われてるんでしょ?チョコだって貰えるだろうし」
意外なエースの言葉にそう返せばエースは満面の笑みで答える。
「でもアコと一緒に居るほうが楽しいからなァ」
・・・・・・・・・・・・何その嬉しい言葉。
ますますやる気が出てきた。
「ありがとね。でもすぐ帰ってくるし。作ったらエース食べてくれる?」
「当たり前だろ?じゃ、部屋で待ってるな。気をつけて行けよ」
さっきまで迷っていた気持ちは何処へやら、私は意気揚々と街へ繰り出した。
「よし」
イベント真っ最中ということもあって色んなチョコレートが売っていて、それだけでも楽しかった。
既製品のチョコも可愛くラッピングされていていいなと思ったけどあえて手作り用の材料だけを購入した。
街は当然のように恋人達ばかりだった。
・・・・・・・・・・・・私もエースと、なんて想像するけど。
何か、違うかも。
エースとは、
エースには・・・・隣で笑っていて欲しい。
出来れば私も隣で笑っていたい。
うん、それだけで幸せ。
モビーに戻ってサッチさんに厨房借ります、と言ったらニヤニヤされた。
・・・・・・・・・・むぅ。
でも、頑張るんだ。
「出来たっ」
時間もちょうどお昼時。
急いで部屋に居るエースを呼びに行った。
「エースエースっご飯作ったんだけど一緒に食べない?」
「マジで?食う食う!」
大喜びのエースと一緒に食堂に戻り、
テーブルの上に作ったばかりの料理たちを並べた。
私が作ったお昼ご飯。
最初はチョコだけ、と思ってたけど、エースが朝からチョコをたくさんもらってるだろうから。
それにエースは
『でもアコと一緒に居るほうが楽しいからなァ』
そう言ってくれたから。
「美味ェ!やっぱアコの作る飯は美味ェよなー」
いつものように美味しそうに料理を頬張って食べてくれるエースに思わず笑みが零れる。
途中寝てしまったエースの寝顔を眺めたりして、食事を終えた。
「ごちそーさん」
「あ、あのねエース?実は今日デザートも作ってみたんだけど」
「デザート?」
途端目を輝かすエースに気合を入れて作ったデザートを出す。
「・・・・もう食べ飽きてるかもしれないけど、チョコレートクッキー。一緒に食べよう?」
楽しく一緒に食べるなら、クッキーがいいと思った。
チョコなら今までエースはいっぱいもらってるし、クッキーならさくさくとした食感も楽しめるし。
「・・・・チョコ、ってことはバレンタインか?」
「え!?・・・・エース知ってたの?」
「サッチから聞いた。・・・・・本命からもらえるかもしれねェぜって」
まさかエースにバレてたとは思わなかった。
でもそうだよね、考えてみれば朝から何人ものナースさん達にチョコ貰ってるんだもんね。
おかしいと普通は思うよ。
「・・・・・・・・・・・なあ、これって本命だって思っていいのか?」
じ、っと見つめるエースに誤魔化すことは不可能と悟った。
「うん。好きだよ、エース」
「・・・・・でも義理ってのもあるんだろ?」
今度は不安そうな顔のエース。
「私エースにしかあげてないよ?・・・ていうかエースの本命って誰よ」
「アコ」
「・・・・・・・・・・本当?」
今度は私が不安な顔。
そんな私にエースがニヤリ。
「何なら証拠見せてもいいぜ?」
「え、どうやって?」
素直に疑問をぶつけたその瞬間、
ふわりとチョコレートの香り。
重なった唇。
「ん、んんっ・・・・・」
それからちゅ、っという軽いリップ音を残して唇が離れていった。
「愛してるぜ、アコ」
輝く君の笑顔に、
「・・・・・・・・・・ハッピーバレンタイン、エース」
チョコだからどうのっていうんじゃなくて。
ただ食べ物もらえる→嬉しい
っていうだけになりそうなんだよね。
好き、って言ってもサンキュ、俺も好きだぜくらいのもんだろうし。
考えよう。
私の気持ちをエースに伝えるには。
バレンタインのイベント当日。
無事に島に着いたものの、私は迷っていた。
何故なら、
「エース、口元チョコついてるよ」
チョコの材料を買いに島に降りようとしたところエースとばったり。
けれどそのエースの口元についたチョコを見て私は理解したのだ。
「ん、ああサンキュ。何かさっきからナース達がチョコくれるんだよ」
・・・・・・・・・・・・・・エースはモテる。
そうだよね、仮にも2番隊長だもんね。
顔だって悪くないし、笑顔が可愛いし。
強いし基本的に優しい。
・・・・・・・・そんなに貰ってるんなら私があげなくてもいいんじゃないかと。
ていうかそんな食べても身体に良くないし。
そう、思う。
でもその半面、
ナースさん達より美味しいチョコを作って渡したい気持ちもある。
いち料理人として、作ったチョコを食べてもらって、エースの『美味い』が聞きたい。
笑顔が見たい。
「そういえばエースは何処も行かないの?」
「あー何かサッチが今日はずっとここに居ろって。まあ食い物貰えるからいいんだけどよ」
・・・・・サッチさんめ。
こんな状況なら挑戦するしかないじゃないか。
「アコはどっか行くのか?」
「ちょっと個人的な買出しに行こうかなって」
「へェ。なあ、俺も一緒に行っていいか?」
「え、でもサッチさんに居ろって言われてるんでしょ?チョコだって貰えるだろうし」
意外なエースの言葉にそう返せばエースは満面の笑みで答える。
「でもアコと一緒に居るほうが楽しいからなァ」
・・・・・・・・・・・・何その嬉しい言葉。
ますますやる気が出てきた。
「ありがとね。でもすぐ帰ってくるし。作ったらエース食べてくれる?」
「当たり前だろ?じゃ、部屋で待ってるな。気をつけて行けよ」
さっきまで迷っていた気持ちは何処へやら、私は意気揚々と街へ繰り出した。
「よし」
イベント真っ最中ということもあって色んなチョコレートが売っていて、それだけでも楽しかった。
既製品のチョコも可愛くラッピングされていていいなと思ったけどあえて手作り用の材料だけを購入した。
街は当然のように恋人達ばかりだった。
・・・・・・・・・・・・私もエースと、なんて想像するけど。
何か、違うかも。
エースとは、
エースには・・・・隣で笑っていて欲しい。
出来れば私も隣で笑っていたい。
うん、それだけで幸せ。
モビーに戻ってサッチさんに厨房借ります、と言ったらニヤニヤされた。
・・・・・・・・・・むぅ。
でも、頑張るんだ。
「出来たっ」
時間もちょうどお昼時。
急いで部屋に居るエースを呼びに行った。
「エースエースっご飯作ったんだけど一緒に食べない?」
「マジで?食う食う!」
大喜びのエースと一緒に食堂に戻り、
テーブルの上に作ったばかりの料理たちを並べた。
私が作ったお昼ご飯。
最初はチョコだけ、と思ってたけど、エースが朝からチョコをたくさんもらってるだろうから。
それにエースは
『でもアコと一緒に居るほうが楽しいからなァ』
そう言ってくれたから。
「美味ェ!やっぱアコの作る飯は美味ェよなー」
いつものように美味しそうに料理を頬張って食べてくれるエースに思わず笑みが零れる。
途中寝てしまったエースの寝顔を眺めたりして、食事を終えた。
「ごちそーさん」
「あ、あのねエース?実は今日デザートも作ってみたんだけど」
「デザート?」
途端目を輝かすエースに気合を入れて作ったデザートを出す。
「・・・・もう食べ飽きてるかもしれないけど、チョコレートクッキー。一緒に食べよう?」
楽しく一緒に食べるなら、クッキーがいいと思った。
チョコなら今までエースはいっぱいもらってるし、クッキーならさくさくとした食感も楽しめるし。
「・・・・チョコ、ってことはバレンタインか?」
「え!?・・・・エース知ってたの?」
「サッチから聞いた。・・・・・本命からもらえるかもしれねェぜって」
まさかエースにバレてたとは思わなかった。
でもそうだよね、考えてみれば朝から何人ものナースさん達にチョコ貰ってるんだもんね。
おかしいと普通は思うよ。
「・・・・・・・・・・・なあ、これって本命だって思っていいのか?」
じ、っと見つめるエースに誤魔化すことは不可能と悟った。
「うん。好きだよ、エース」
「・・・・・でも義理ってのもあるんだろ?」
今度は不安そうな顔のエース。
「私エースにしかあげてないよ?・・・ていうかエースの本命って誰よ」
「アコ」
「・・・・・・・・・・本当?」
今度は私が不安な顔。
そんな私にエースがニヤリ。
「何なら証拠見せてもいいぜ?」
「え、どうやって?」
素直に疑問をぶつけたその瞬間、
ふわりとチョコレートの香り。
重なった唇。
「ん、んんっ・・・・・」
それからちゅ、っという軽いリップ音を残して唇が離れていった。
「愛してるぜ、アコ」
輝く君の笑顔に、
「・・・・・・・・・・ハッピーバレンタイン、エース」