いつかまた
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仲直り出来た。
それは良かったと思う。
ずっと気まずいままなんて絶対嫌だったし。
・・・・・・・でもこれは。
さすがに、朝からこの状態は。
・・・・押し倒されてる状況はおかしくないですかね。
「・・・マルコさん?」
「何だい」
「いくら何でもこれはおかしいですよね」
「おかしいことなんかねェだろい」
いやいやいや!!
どう考えても急展開過ぎます!!
「・・・でも、ですね」
「俺も海賊らしくねェと言われたんでねい」
・・・根に持ってるんですね。
「あー・・・その件につきましては謝ります、ハイ」
「謝らなくていいよい」
「いやしかしですね・・・・」
このままだと危ないと思うんですけどね。
「うるせェ口は塞ぐよい」
「窒息死させるおつもりで?」
「・・・んなことしねェよい」
マルコさんは呆れたようにそう言った後、
ため息を吐いてずれた。
「・・・海賊でも海賊じゃなくてもマルコさんが好きなのでどっちでもいいですよ私」
一応フォローのつもりで言ってみたんだけど、
「・・・・俺ぁ海賊であることを誇りに思ってんだい」
ぷい、と顔を逸らされてしまった。
怒らせちゃったかな、と思って起き上がって顔を見たら。
・・・・少し赤い頬。
さっきまであんな大胆なことしてたのに。
こんなことが顔赤くなるなんてやっぱり可愛い。
「あ、お茶飲みますー?」
「・・・アコ、よい」
「はいー?」
「簡単に好きとか言うんじゃねェよい・・・」
「・・・・・・・・」
乙女か。
「や、私も前は色々考えてたんですけど。もういいかなって」
「もういい?」
「言える時に言わないとなって思ったので」
マルコさんの気持ちとか色々考えて言わないようにしようって思ってた。
でも、今は違う。
今マルコさんが居るからこそ、言わなきゃと思うようになった。
でなきゃ居なくなった時後悔するだろうなーと思った。
また会えるかもしれないとしても。
・・・って私も乙女か。
「・・・の割に前から言ってた気もするけどよい」
「・・・そうでしたっけ」
いやでも好きだって自覚したの最近なんだけどな。
思い出してみるけど全然記憶にない。
考えながらお茶を淹れて、
「どうぞー」
「ありがとよい」
おせんべいと一緒に出して、マルコさんの隣に座った。
・・・・ていうか。
私は結構マルコさんに好きって言ってるけど、
マルコさんはどうなんだろう。
・・・・私のことどう思ってるんだろう。
キスもしたし、
さっきは襲われもしたけど(未遂だけど)だからと言ってイコール好きとはならないのが大人だし。
・・・・悲しいな大人って。
でも今更聞くのもなぁ・・・何かな。
聞きたいけど・・・聞きにくい。
新聞読みながら煎餅食べて、お茶すするマルコさんはどっからどう見てもおっさんで。
・・・・でも私の好きな人で。
・・・・はあ。
心の中でため息を吐きながら私もお茶をすする。
「あ、そういえば私明日帰り遅いんで」
「残業かい?」
「飲み会ですー。先に寝ちゃってて大丈夫なので」
唐突に思い出した。
明日は飲み会よ!強制参加よー!と先輩が張り切っていたことを。
「寝れねェよい。迎えに行く」
「え、でも」
「連絡寄越せ、絶対にだ」
「・・・・・はい」
ぎろ、と睨まれた。
・・・・嬉しい。
「・・・何だよい」
「え?」
マルコさんが急に小さく呟いた。
いつも堂々としてるのに、珍しい。
「怖いか、俺が」
「・・・・ぶはっ、今更!睨まれても怖くないですよー」
こうやって心配してくれるとことか、
きっと嫌われてる訳じゃないと思う。
・・・・うん、そこは自信ある。
そこそこ好かれてる自信もある。
でもそれは愛に繋がるかと言われれば自信ない。
ただでさえ海賊だしね・・・マルコさん。
「・・・・それはそれで問題だよい」
とか言いながら嬉しそうなマルコさんに、
やっぱり好きだなぁとドキドキしてしまう。
「じゃあ明日、よろしくお願いしますね」
「絶対ェ連絡しろよい」
「はいはい」
「・・・返事は1回だろい」
「はーい」
「・・・もう1回押し倒してやろうかい?」
「必ずご連絡差し上げます!」
・・・・何されても、怖くない。
だって、大好きだから。
「生追加で!」
「・・・あんた飲み過ぎじゃない?」
「だいじょぶッス!」
先輩の言う通り結構飲んでる。
でも、大丈夫。
「次でやめときな。1人で帰れる?」
「お迎えが来ます!」
「・・・まだあの男と住んでるの?」
「でっす!」
「いつまで続けるつもりなの?」
・・・・大丈夫。
いつまでも、なんて言わないから。
「いつまで・・・ですかねえ」
「・・・・何なのそれ」
「いつまで続くかわかんない恋もまた一興、ですかね。あはははー」
「無理して笑ってんなら殴るけど?」
「無理・・・してないですよー」
今は本当に幸せだから。
マルコさんの気持ちがわからなくても。
「ならいいけど・・・そろそろ帰りな」
「ふぁーい!」
先輩の言葉に従って、お金を払って先に店を出た。
携帯を取り出して、家に電話。
『終わったのかい』
「お店出ましたー!場所わかります?」
『わかるよい。待ってろい』
「はーい!」
マルコさんには今朝地図を書いて渡しておいた。
お店の前で待ちながら数分。
「・・・だいぶ酔ってんな?」
不機嫌そうなマルコさんがお迎えに来てくれた。
「酔ってます!でも大丈夫です!」
「・・・何が大丈夫なんだよい」
「マルコさんが来てくれたから」
「変なこと言ってっと口塞ぐよい」
「おやおやぁ?今キスしたら酒臭いですよー私」
そんなのは御免だよい、とか返ってくると予測して言ったのに、
すぐに唇が塞がれた。
そして、この間とは違う少し荒々しいキス。
「・・・上等だい。その方が海賊らしいだろい?」
離れたマルコさんの唇がにぃ、と引き上げられて。
・・・・確かに、
海賊さんでした。
+海賊らしく 終+
それは良かったと思う。
ずっと気まずいままなんて絶対嫌だったし。
・・・・・・・でもこれは。
さすがに、朝からこの状態は。
・・・・押し倒されてる状況はおかしくないですかね。
「・・・マルコさん?」
「何だい」
「いくら何でもこれはおかしいですよね」
「おかしいことなんかねェだろい」
いやいやいや!!
どう考えても急展開過ぎます!!
「・・・でも、ですね」
「俺も海賊らしくねェと言われたんでねい」
・・・根に持ってるんですね。
「あー・・・その件につきましては謝ります、ハイ」
「謝らなくていいよい」
「いやしかしですね・・・・」
このままだと危ないと思うんですけどね。
「うるせェ口は塞ぐよい」
「窒息死させるおつもりで?」
「・・・んなことしねェよい」
マルコさんは呆れたようにそう言った後、
ため息を吐いてずれた。
「・・・海賊でも海賊じゃなくてもマルコさんが好きなのでどっちでもいいですよ私」
一応フォローのつもりで言ってみたんだけど、
「・・・・俺ぁ海賊であることを誇りに思ってんだい」
ぷい、と顔を逸らされてしまった。
怒らせちゃったかな、と思って起き上がって顔を見たら。
・・・・少し赤い頬。
さっきまであんな大胆なことしてたのに。
こんなことが顔赤くなるなんてやっぱり可愛い。
「あ、お茶飲みますー?」
「・・・アコ、よい」
「はいー?」
「簡単に好きとか言うんじゃねェよい・・・」
「・・・・・・・・」
乙女か。
「や、私も前は色々考えてたんですけど。もういいかなって」
「もういい?」
「言える時に言わないとなって思ったので」
マルコさんの気持ちとか色々考えて言わないようにしようって思ってた。
でも、今は違う。
今マルコさんが居るからこそ、言わなきゃと思うようになった。
でなきゃ居なくなった時後悔するだろうなーと思った。
また会えるかもしれないとしても。
・・・って私も乙女か。
「・・・の割に前から言ってた気もするけどよい」
「・・・そうでしたっけ」
いやでも好きだって自覚したの最近なんだけどな。
思い出してみるけど全然記憶にない。
考えながらお茶を淹れて、
「どうぞー」
「ありがとよい」
おせんべいと一緒に出して、マルコさんの隣に座った。
・・・・ていうか。
私は結構マルコさんに好きって言ってるけど、
マルコさんはどうなんだろう。
・・・・私のことどう思ってるんだろう。
キスもしたし、
さっきは襲われもしたけど(未遂だけど)だからと言ってイコール好きとはならないのが大人だし。
・・・・悲しいな大人って。
でも今更聞くのもなぁ・・・何かな。
聞きたいけど・・・聞きにくい。
新聞読みながら煎餅食べて、お茶すするマルコさんはどっからどう見てもおっさんで。
・・・・でも私の好きな人で。
・・・・はあ。
心の中でため息を吐きながら私もお茶をすする。
「あ、そういえば私明日帰り遅いんで」
「残業かい?」
「飲み会ですー。先に寝ちゃってて大丈夫なので」
唐突に思い出した。
明日は飲み会よ!強制参加よー!と先輩が張り切っていたことを。
「寝れねェよい。迎えに行く」
「え、でも」
「連絡寄越せ、絶対にだ」
「・・・・・はい」
ぎろ、と睨まれた。
・・・・嬉しい。
「・・・何だよい」
「え?」
マルコさんが急に小さく呟いた。
いつも堂々としてるのに、珍しい。
「怖いか、俺が」
「・・・・ぶはっ、今更!睨まれても怖くないですよー」
こうやって心配してくれるとことか、
きっと嫌われてる訳じゃないと思う。
・・・・うん、そこは自信ある。
そこそこ好かれてる自信もある。
でもそれは愛に繋がるかと言われれば自信ない。
ただでさえ海賊だしね・・・マルコさん。
「・・・・それはそれで問題だよい」
とか言いながら嬉しそうなマルコさんに、
やっぱり好きだなぁとドキドキしてしまう。
「じゃあ明日、よろしくお願いしますね」
「絶対ェ連絡しろよい」
「はいはい」
「・・・返事は1回だろい」
「はーい」
「・・・もう1回押し倒してやろうかい?」
「必ずご連絡差し上げます!」
・・・・何されても、怖くない。
だって、大好きだから。
「生追加で!」
「・・・あんた飲み過ぎじゃない?」
「だいじょぶッス!」
先輩の言う通り結構飲んでる。
でも、大丈夫。
「次でやめときな。1人で帰れる?」
「お迎えが来ます!」
「・・・まだあの男と住んでるの?」
「でっす!」
「いつまで続けるつもりなの?」
・・・・大丈夫。
いつまでも、なんて言わないから。
「いつまで・・・ですかねえ」
「・・・・何なのそれ」
「いつまで続くかわかんない恋もまた一興、ですかね。あはははー」
「無理して笑ってんなら殴るけど?」
「無理・・・してないですよー」
今は本当に幸せだから。
マルコさんの気持ちがわからなくても。
「ならいいけど・・・そろそろ帰りな」
「ふぁーい!」
先輩の言葉に従って、お金を払って先に店を出た。
携帯を取り出して、家に電話。
『終わったのかい』
「お店出ましたー!場所わかります?」
『わかるよい。待ってろい』
「はーい!」
マルコさんには今朝地図を書いて渡しておいた。
お店の前で待ちながら数分。
「・・・だいぶ酔ってんな?」
不機嫌そうなマルコさんがお迎えに来てくれた。
「酔ってます!でも大丈夫です!」
「・・・何が大丈夫なんだよい」
「マルコさんが来てくれたから」
「変なこと言ってっと口塞ぐよい」
「おやおやぁ?今キスしたら酒臭いですよー私」
そんなのは御免だよい、とか返ってくると予測して言ったのに、
すぐに唇が塞がれた。
そして、この間とは違う少し荒々しいキス。
「・・・上等だい。その方が海賊らしいだろい?」
離れたマルコさんの唇がにぃ、と引き上げられて。
・・・・確かに、
海賊さんでした。
+海賊らしく 終+