ホームセンターストーリー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
たまたま道端で会ったサッチの愚痴に付き合わされて、帰りが遅くなった。
ルフィの奴明日のぶんまで飯食ってねェだろうな、なんて思いながら家に帰れば、そこに居るはずのない人物。
「遅くなって悪いルフィ、飯は食った・・・アコ?」
何でここに、アコが?
そう思ったのも束の間で、すぐにアコの様子がおかしいことに気づいた。
「・・・ごめ、なさ」
「アコ?どうした!?」
「ごめん、私、ごめん・・・・!!」
俺の顔を見た瞬間泣き出したアコ。
でもそれは恐らく俺に対しての拒否、じゃない。
「・・・・・アコ、大丈夫だ」
守ってやりてェ。
そう思ったらたまらなくなって、アコを抱きしめた。
腕の中で小さくなるアコを見て、ああ俺は昔も同じように思ったんだ、と思った。
「泣いてんのかアコ?腹減ったのか?」
ルフィ君の心配そうな声にハッとして、私は顔をあげた。
「エースく、わたし、どうしよう、2人に迷惑っ!」
抱きしめられた姿勢はそのままに、エース君は私の背中をぽんぽん、と優しく叩く。
「落ち着けって、アコ。な?」
「エース、君」
「ルフィ!茶頼めるか?」
「ん!わかった!」
エース君はルフィ君が台所に向かったのを見届けると、
「とにかく座ろうぜ?・・・歩けるか?」
「・・・う、ん」
エース君に促されて、座布団の上に座った。
「アコ!お茶持ってきたぞ」
「ありがとね、ルフィ君」
「・・・で、何があったんだ?アコ」
ルフィ君が持ってきてくれたお茶を一口啜って、私は話しはじめた。
「仕事終わって、帰り道で、足音がして。誰かにつけられてるかも、なんて」
「・・・・なるほど」
「そんな訳ないかもしれないけど、怖くなって、それでここに来ちゃって」
「そんな奴俺達がぶっ飛ばしてやるよ!な、エース!」
「ぶっ飛ばすだけで済むか。半殺しだ、半殺し」
ルフィ君とエース君の物騒な台詞が面白くて、少しだけ笑えた。
「・・・・怒ってない、の?」
それでもまだ胸に残る罪悪感。
私の身勝手で2人を巻き込んだ。
「何で俺達が怒るんだ?」
けれどルフィ君はきょとん、として。
「関係ない俺達を巻き込んだ、なんて言わねェよな、アコ?」
エース君は不敵に笑った。
その笑みがカッコ良い、なんて不謹慎にも思ってしまった。
「関係ないなんて思ってないよ・・・でもだからこそ、大事な2人を巻き込みたくなかったっていうか」
「そんなの俺達も同じだぞ、アコ」
にし、とルフィ君も笑う。
「そうだぜアコ。俺達だってお前のこと大事だと思ってんだ、巻き込めよ」
2人の笑顔に、言葉に。
また涙が出そうになる。
「アコは俺が守ってやるからな!しし!」
「ルフィお前・・・俺の台詞とんな」
「何言ってんだ?エース」
「・・・・何でもねェよ馬鹿ルフィ」
「シッケイだぞエース!」
・・・・・何か、
2人がいつも通り過ぎて。
「・・・はは、あはははっもう、2人とも変わってないよね、ホント」
泣きそうになった気持ちが引っ込んで、
代わりに笑いがこみあげてきた。
「でも、有難う・・・すっごく心強い」
「・・・その顔が出りゃ大丈夫だな。アコ、明日は出勤だったよな?」
「え、うん」
「家から行くのか?」
「うん、そうだけど」
「じゃあ一緒に行こう」
「・・・・・ええ!?」
「俺も明日出勤だし、帰りも同じだから、送る」
・・・申し訳ないけど、エース君の言葉は本当に有り難かった。
「・・・・いいの?」
「当たり前だろ?じゃ、決まりだな」
「ん・・・お願いします」
明日のことが決まったところで、
「あ、私そろそろ帰らなきゃ・・・」
「じゃあ、俺送る。留守番頼んだぞルフィ」
「おう!任せろ!」
「でも、家、すぐそこだし」
「でも何もねェって保障はねェだろ?」
ここから私の家までは目の前だけど、確かにその通りなので、お言葉に甘えることにした。
「でも、エース君帰り大丈夫?ルフィ君だって家に1人なっちゃう」
「俺もルフィもその辺の奴らになんか負けねェよ。何なら捕まらねェ程度に半殺ししとく」
エース君の言葉にルフィ君もおう、と笑った。
私の家までの短い距離。
それでもエース君が側に居てくれたおかげで、怖くなかった。
家に着いて数分後、エース君からメールが届いた。
『今家に着いた。ルフィも俺も無事。明日家まで迎えに行くから、待ってろよ?』
メールの内容にほっとして、それでもこれから、このままじゃいけないと覚悟を決めた。
+巻き込むよ+
ルフィの奴明日のぶんまで飯食ってねェだろうな、なんて思いながら家に帰れば、そこに居るはずのない人物。
「遅くなって悪いルフィ、飯は食った・・・アコ?」
何でここに、アコが?
そう思ったのも束の間で、すぐにアコの様子がおかしいことに気づいた。
「・・・ごめ、なさ」
「アコ?どうした!?」
「ごめん、私、ごめん・・・・!!」
俺の顔を見た瞬間泣き出したアコ。
でもそれは恐らく俺に対しての拒否、じゃない。
「・・・・・アコ、大丈夫だ」
守ってやりてェ。
そう思ったらたまらなくなって、アコを抱きしめた。
腕の中で小さくなるアコを見て、ああ俺は昔も同じように思ったんだ、と思った。
「泣いてんのかアコ?腹減ったのか?」
ルフィ君の心配そうな声にハッとして、私は顔をあげた。
「エースく、わたし、どうしよう、2人に迷惑っ!」
抱きしめられた姿勢はそのままに、エース君は私の背中をぽんぽん、と優しく叩く。
「落ち着けって、アコ。な?」
「エース、君」
「ルフィ!茶頼めるか?」
「ん!わかった!」
エース君はルフィ君が台所に向かったのを見届けると、
「とにかく座ろうぜ?・・・歩けるか?」
「・・・う、ん」
エース君に促されて、座布団の上に座った。
「アコ!お茶持ってきたぞ」
「ありがとね、ルフィ君」
「・・・で、何があったんだ?アコ」
ルフィ君が持ってきてくれたお茶を一口啜って、私は話しはじめた。
「仕事終わって、帰り道で、足音がして。誰かにつけられてるかも、なんて」
「・・・・なるほど」
「そんな訳ないかもしれないけど、怖くなって、それでここに来ちゃって」
「そんな奴俺達がぶっ飛ばしてやるよ!な、エース!」
「ぶっ飛ばすだけで済むか。半殺しだ、半殺し」
ルフィ君とエース君の物騒な台詞が面白くて、少しだけ笑えた。
「・・・・怒ってない、の?」
それでもまだ胸に残る罪悪感。
私の身勝手で2人を巻き込んだ。
「何で俺達が怒るんだ?」
けれどルフィ君はきょとん、として。
「関係ない俺達を巻き込んだ、なんて言わねェよな、アコ?」
エース君は不敵に笑った。
その笑みがカッコ良い、なんて不謹慎にも思ってしまった。
「関係ないなんて思ってないよ・・・でもだからこそ、大事な2人を巻き込みたくなかったっていうか」
「そんなの俺達も同じだぞ、アコ」
にし、とルフィ君も笑う。
「そうだぜアコ。俺達だってお前のこと大事だと思ってんだ、巻き込めよ」
2人の笑顔に、言葉に。
また涙が出そうになる。
「アコは俺が守ってやるからな!しし!」
「ルフィお前・・・俺の台詞とんな」
「何言ってんだ?エース」
「・・・・何でもねェよ馬鹿ルフィ」
「シッケイだぞエース!」
・・・・・何か、
2人がいつも通り過ぎて。
「・・・はは、あはははっもう、2人とも変わってないよね、ホント」
泣きそうになった気持ちが引っ込んで、
代わりに笑いがこみあげてきた。
「でも、有難う・・・すっごく心強い」
「・・・その顔が出りゃ大丈夫だな。アコ、明日は出勤だったよな?」
「え、うん」
「家から行くのか?」
「うん、そうだけど」
「じゃあ一緒に行こう」
「・・・・・ええ!?」
「俺も明日出勤だし、帰りも同じだから、送る」
・・・申し訳ないけど、エース君の言葉は本当に有り難かった。
「・・・・いいの?」
「当たり前だろ?じゃ、決まりだな」
「ん・・・お願いします」
明日のことが決まったところで、
「あ、私そろそろ帰らなきゃ・・・」
「じゃあ、俺送る。留守番頼んだぞルフィ」
「おう!任せろ!」
「でも、家、すぐそこだし」
「でも何もねェって保障はねェだろ?」
ここから私の家までは目の前だけど、確かにその通りなので、お言葉に甘えることにした。
「でも、エース君帰り大丈夫?ルフィ君だって家に1人なっちゃう」
「俺もルフィもその辺の奴らになんか負けねェよ。何なら捕まらねェ程度に半殺ししとく」
エース君の言葉にルフィ君もおう、と笑った。
私の家までの短い距離。
それでもエース君が側に居てくれたおかげで、怖くなかった。
家に着いて数分後、エース君からメールが届いた。
『今家に着いた。ルフィも俺も無事。明日家まで迎えに行くから、待ってろよ?』
メールの内容にほっとして、それでもこれから、このままじゃいけないと覚悟を決めた。
+巻き込むよ+