空と海、そして君
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エースに抱きしめられて、何分そうしてたんだろう。
突然エースが、
「よし!」
と叫んで、
ゆっくり離れた身体。
「今夜は宴だからな、アコ!」
満面の笑みで言われて、私もつられて笑った。
「楽しみだね?」
「おう!」
それから頃合を見計らってナースの部屋に戻った。
「あらアコ、ちょうどいいところに」
ミリアが嬉しそうに話しかけてきた。
「ん、何か手伝う?」
「ふふ、そうじゃないのよ。さっきサッチ隊長が来たの。エース隊長の隣の部屋が空いたって」
「え」
「アコの部屋よ」
私の部屋?
・・・そういえばエースの隣の部屋が空くまでここに寝泊りするって話だったんだっけ。
すっかり忘れてた。
「あらかたの荷物は運んでもらったけど。あとはアコの持ってきたバッグだけね」
「そっかあ・・・何か寂しいかも」
「あら嬉しい。アコならいつでも遊びに来ていいのよ?」
「ほんと?やった」
今まで一緒に居たミリア達と離れるのはやっぱり寂しいもので。
時々は泊まりに来ようかな、なんて考えていると。
「良かった」
ミリアがほっとしたように呟いた。
「良かった?」
「アコにとっては初めての襲撃だったでしょう?だから心配してたの」
「・・・そっか」
「エース隊長のおかげなのかしらね?」
意味ありげにふふ、と笑うミリアに顔が熱くなった。
「ちがっ・・・くはないけど!でも、エースだけじゃないよ?ミリア達が側に居てくれて、心配してくれたから」
「アコは優しいのね。嬉しいわ。・・・・アコがこのままずっとここに居ればいいのに」
「ミリア・・・・」
「あら、ごめんなさいね。今のは気にしないで。自分の部屋を見に行ってきたら?」
「・・・ん、ありがとね」
複雑な気持ちのまま私は部屋を出た。
・・・・・ずっとこのままここに、か。
白ひげさんにも言われた。
娘になるか、と。
どちらの言葉にも返事出来ずにいる。
もし・・・・エースに言われたら私はどうするんだろ。
「お、来たな」
「エース?」
私の部屋、と教えられた部屋に入ると何故かエースがベッドに座ってた。
「あれ、ここ私の部屋だよね?」
「ああ。さっきサッチから部屋が空いたって聞いて、もうすぐここに来るんじゃねェかと思って待ってたんだ」
一瞬部屋を間違えたのかもと思ったけど、私の荷物もあるし、ルフィの手配書も貼ってないし。
「今日からお隣さんだもんね。よろしく、エース」
「・・・ああ、こちらこそ、だ」
挨拶の意味をこめてエースに向かって差し出した手。
エースも立ち上がって私のその手を取ってくれて、硬く握られた手と手。
何も考えずに嬉しさだけを感じていたら、
突然エースの方に手を引っ張られた。
「ふわ!?」
優しく抱きしめられて、驚いている私にエースは耳元で囁く。
「アコ。俺は今からお前にひどいことを言うつもりだ」
「え、」
ひどく真剣な、それでいて熱のこもったエースの低い声音にくらり、と眩暈がした。
+部屋で 終+
突然エースが、
「よし!」
と叫んで、
ゆっくり離れた身体。
「今夜は宴だからな、アコ!」
満面の笑みで言われて、私もつられて笑った。
「楽しみだね?」
「おう!」
それから頃合を見計らってナースの部屋に戻った。
「あらアコ、ちょうどいいところに」
ミリアが嬉しそうに話しかけてきた。
「ん、何か手伝う?」
「ふふ、そうじゃないのよ。さっきサッチ隊長が来たの。エース隊長の隣の部屋が空いたって」
「え」
「アコの部屋よ」
私の部屋?
・・・そういえばエースの隣の部屋が空くまでここに寝泊りするって話だったんだっけ。
すっかり忘れてた。
「あらかたの荷物は運んでもらったけど。あとはアコの持ってきたバッグだけね」
「そっかあ・・・何か寂しいかも」
「あら嬉しい。アコならいつでも遊びに来ていいのよ?」
「ほんと?やった」
今まで一緒に居たミリア達と離れるのはやっぱり寂しいもので。
時々は泊まりに来ようかな、なんて考えていると。
「良かった」
ミリアがほっとしたように呟いた。
「良かった?」
「アコにとっては初めての襲撃だったでしょう?だから心配してたの」
「・・・そっか」
「エース隊長のおかげなのかしらね?」
意味ありげにふふ、と笑うミリアに顔が熱くなった。
「ちがっ・・・くはないけど!でも、エースだけじゃないよ?ミリア達が側に居てくれて、心配してくれたから」
「アコは優しいのね。嬉しいわ。・・・・アコがこのままずっとここに居ればいいのに」
「ミリア・・・・」
「あら、ごめんなさいね。今のは気にしないで。自分の部屋を見に行ってきたら?」
「・・・ん、ありがとね」
複雑な気持ちのまま私は部屋を出た。
・・・・・ずっとこのままここに、か。
白ひげさんにも言われた。
娘になるか、と。
どちらの言葉にも返事出来ずにいる。
もし・・・・エースに言われたら私はどうするんだろ。
「お、来たな」
「エース?」
私の部屋、と教えられた部屋に入ると何故かエースがベッドに座ってた。
「あれ、ここ私の部屋だよね?」
「ああ。さっきサッチから部屋が空いたって聞いて、もうすぐここに来るんじゃねェかと思って待ってたんだ」
一瞬部屋を間違えたのかもと思ったけど、私の荷物もあるし、ルフィの手配書も貼ってないし。
「今日からお隣さんだもんね。よろしく、エース」
「・・・ああ、こちらこそ、だ」
挨拶の意味をこめてエースに向かって差し出した手。
エースも立ち上がって私のその手を取ってくれて、硬く握られた手と手。
何も考えずに嬉しさだけを感じていたら、
突然エースの方に手を引っ張られた。
「ふわ!?」
優しく抱きしめられて、驚いている私にエースは耳元で囁く。
「アコ。俺は今からお前にひどいことを言うつもりだ」
「え、」
ひどく真剣な、それでいて熱のこもったエースの低い声音にくらり、と眩暈がした。
+部屋で 終+