空と海、そして君
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駄目モトで言ってみたけどやっぱ駄目だった。
そりゃ確かにミリアは大人だしスタイルもいいし美人だし。
・・・・私には似合わない服かもしれないけど。
でもマルコさんが似合うって言ってくれた服。
思い出のある物だし、
ミリアがくれるって言ってくれたしたまにでいいから着たいなと思ったんだけどな。
エースとも何か気まずくなっちゃったし。
・・・それでも歩くときは約束したかのように手を繋いでいる。
「あ、あと下着も買わなきゃ。あそこ行っていい?」
「・・・俺はここで待ってる」
「あ、そ、そうだよね!じゃあぱぱっと買ってくる!」
「・・・おう」
う・・・うっかりしてた。
つい下着屋さんにまでついて来て貰うつもりだった。
繋いでいた手を離して、
急いでお店に入った。
お母さんが入れてくれた物もあるけど、
いつまで居るかわからないことを考えて買い足ししなくては。
うーんと、あんまし派手なのは無理だから。
・・・・・エースは何色が好きなんだろ。
って何考えてんだ私!
適当に選んでレジへ持っていって、
外で待たせているエースのもとに向かう。
「エー・・・」
エースの名前を呼ぼうとして、止めた。
エースの前に1人の女の人が居たから。
何かを話してる。
露出の多いセクシーな服を着てることから海軍ではないはずだ。
木の陰に隠れて2人の会話を聞くことにした。
「待ってるのって、女の子?」
「そうだ」
「ふぅん。火拳のエースが待ってる女の子ってどんなコなのかしら」
・・・・何これ、すんごい出て行きずらいんですけど。
てかエース火拳のエースってバレてるのか。
大丈夫なのかな。
「あんたにゃ関係ねえ話だな」
「あら冷たいのね」
「何か用か?」
「私ならあなたを退屈させなくてよ?」
「興味ねェな」
もうそれ以上聞いていられなくなって、
私は飛び出した。
「エース、ごめんね待たせて」
「ちゃんと買えたか?アコ」
「うん、大丈夫」
「じゃ、行くか」
「あら、そのコが待ってた子なの?」
行くか、と言ったエースにあてつけるように女の人は声を張り上げた。
エースはめんどくさそうに頭をぽりぽりとかきながら、
「まだ何か用か?」
「随分と可愛い子が好みなのね、火拳さんは」
「・・・ああ、知ってる」
エースはそれだけ言ってくるりと背を向けた。
私は呆然とする女の人にぺこりと頭を下げて、エースと手を繋いだ。
今の嫌味だったって気づいてんのかなエース。
「アコ今・・・」
「ん、何?」
「・・・・何でもねェ」
「・・・・・?」
「次は何買うんだ?」
「あ、えっとタオルとー歯ブラシとー」
エースが何かを言いかけたけど、
何でもないと言うので気にしないことにして、次の店に向かうことにした。
初めてアコから、手を繋いでくれた。
やべェ。
すげー嬉しい。
あの変な女のおかげか、たまたまかはわかんねェけど。
・・・・・アコなら受け入れてくれんのか。
あのことを。
+もやもや 終+
そりゃ確かにミリアは大人だしスタイルもいいし美人だし。
・・・・私には似合わない服かもしれないけど。
でもマルコさんが似合うって言ってくれた服。
思い出のある物だし、
ミリアがくれるって言ってくれたしたまにでいいから着たいなと思ったんだけどな。
エースとも何か気まずくなっちゃったし。
・・・それでも歩くときは約束したかのように手を繋いでいる。
「あ、あと下着も買わなきゃ。あそこ行っていい?」
「・・・俺はここで待ってる」
「あ、そ、そうだよね!じゃあぱぱっと買ってくる!」
「・・・おう」
う・・・うっかりしてた。
つい下着屋さんにまでついて来て貰うつもりだった。
繋いでいた手を離して、
急いでお店に入った。
お母さんが入れてくれた物もあるけど、
いつまで居るかわからないことを考えて買い足ししなくては。
うーんと、あんまし派手なのは無理だから。
・・・・・エースは何色が好きなんだろ。
って何考えてんだ私!
適当に選んでレジへ持っていって、
外で待たせているエースのもとに向かう。
「エー・・・」
エースの名前を呼ぼうとして、止めた。
エースの前に1人の女の人が居たから。
何かを話してる。
露出の多いセクシーな服を着てることから海軍ではないはずだ。
木の陰に隠れて2人の会話を聞くことにした。
「待ってるのって、女の子?」
「そうだ」
「ふぅん。火拳のエースが待ってる女の子ってどんなコなのかしら」
・・・・何これ、すんごい出て行きずらいんですけど。
てかエース火拳のエースってバレてるのか。
大丈夫なのかな。
「あんたにゃ関係ねえ話だな」
「あら冷たいのね」
「何か用か?」
「私ならあなたを退屈させなくてよ?」
「興味ねェな」
もうそれ以上聞いていられなくなって、
私は飛び出した。
「エース、ごめんね待たせて」
「ちゃんと買えたか?アコ」
「うん、大丈夫」
「じゃ、行くか」
「あら、そのコが待ってた子なの?」
行くか、と言ったエースにあてつけるように女の人は声を張り上げた。
エースはめんどくさそうに頭をぽりぽりとかきながら、
「まだ何か用か?」
「随分と可愛い子が好みなのね、火拳さんは」
「・・・ああ、知ってる」
エースはそれだけ言ってくるりと背を向けた。
私は呆然とする女の人にぺこりと頭を下げて、エースと手を繋いだ。
今の嫌味だったって気づいてんのかなエース。
「アコ今・・・」
「ん、何?」
「・・・・何でもねェ」
「・・・・・?」
「次は何買うんだ?」
「あ、えっとタオルとー歯ブラシとー」
エースが何かを言いかけたけど、
何でもないと言うので気にしないことにして、次の店に向かうことにした。
初めてアコから、手を繋いでくれた。
やべェ。
すげー嬉しい。
あの変な女のおかげか、たまたまかはわかんねェけど。
・・・・・アコなら受け入れてくれんのか。
あのことを。
+もやもや 終+