空と海、そして君
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ツッコミたい。
激しく。
・・・・貴方は私のお父さんか!と。
あ、でも年齢的に言えばお兄ちゃんか。
「露出が多すぎる。却下だ」
「・・・じゃあこれ」
「スカート短すぎンだろ。却下」
「これは?」
「似合ってるけど駄目だ」
「何故!」
似合ってるならいいじゃん!
エースは私が持ってきた服という服を却下する。
その為まだ買うどころか試着さえ出来てない。
「何で駄目なの?似合ってるなら着てもいいでしょ?」
「駄目だ」
「・・・・何で」
「何でも」
納得いかない。
・・・でも思えば私が学校に行く時もそうだった。
スカートが短いからって引き止められたんだ。
でも、寂しい。
「・・・でもエースが似合うって言ってくれる服着たい」
そう、思ってるのに。
せっかくこっちの世界来て初めての島で、エースとデート・・・もとい買い物なのに。
素直にそう文句を言ったら、エースは少し怒ったような顔をした。
「アコお前・・・それわかって言ってんのか」
「え、何が?」
「・・・何でもねェ」
ふい、と顔を背けたエース。
え、私変なこと言ったかな。
「とにかく!このまま何も買えなかったらミリアの服と交互に着なきゃいけないんだよ?」
「・・・それは駄目だ」
ミリアの服は露出が激しかったりスカート丈が短かったりと、
私がその服を着ることをエースはそれもうすごい勢いで嫌がっている。
「じゃあエースが選んでよ」
「・・・・あれ、とか」
控えめに指さした服を見ると、
大き目の花柄が散りばめられた赤とオレンジカラーのワンピース。
確かに露出も少ないし丈も短くないけど。
・・・・でもちょっと派手じゃない?
と思いつつ手を伸ばす。
「これ?」
「・・・・ん」
エースが頷くのを確認して、服をそっと身体にあてた。
「・・・似合う?」
「・・・いいんじゃねェ?」
言い方は少しぶっきらぼうだったけど、エースが似合うって言って選んでくれた。
それだけでも嬉しいし、これは買うことにしよう。
あとは適当にラフなTシャツなどを選んでもらって。
服は買い物終了。
結局似合ってるけど却下って言われた服は何が駄目だったんだろう。
それも聞きたいけど、他にも聞かなきゃいけないことがある。
アコがこれは、と持ってきた服は正直似合ってたと思う。
似合ってるならいいじゃないかという台詞も正論だ。
・・・・何で駄目かなんて言えるか。
青だったから、なんて。
そんなこと言える訳ねェ。
何となく青は着て欲しくなかったなんて言っても納得しねェだろうしな。
そんなことを考えていたら、何かを言いたそうにしてるようにこっちを見るアコと目が合った。
「アコ?」
「・・・・あのね、エース。相談なんだけど」
「相談?」
「ミリアがくれた服も着ちゃ駄目?」
申し訳なさそうに小声で、上目遣いで見上げてくるアコ。
・・・ミリアがくれた服って、
「お前がこっちに来た最初の日に着たやつか?」
「うん」
「必要ないだろ?こんだけ買えば」
胸元が開いてて、スカートが短すぎる。
ンなもん着て船内うろうろされた日にゃどうなるかわかんねェっての。
「それは、そうなんだけど・・・でもせっかく貰ったし、たまに着るだけでも、さ」
叱られた子供が言い訳をするようにしゅんとなるアコが可愛くて、思わず頷きそうになった。
「気持ちはわかるけどよ・・・」
「っじゃあ!エースの前でだけで着るから!」
「認めねェ」
尚更認められるかそんなの!
2人きりの時にあんな格好してみろ。
襲う。
確実に。
・・・つーか実際襲ってるじゃねェか俺。
「・・・じゃあ持ってるだけなら、いい?」
「・・・まあ、それなら」
せっかくのアコの願いだ。
聞いてやりたかった。
思い出すのはミリアの言葉。
『あんまり束縛が激しいと嫌われますよ』
・・・・・嫌わないでくれ、と
言えない俺は。
どうしようもねェ馬鹿だ。
+可愛いお願い 終+
激しく。
・・・・貴方は私のお父さんか!と。
あ、でも年齢的に言えばお兄ちゃんか。
「露出が多すぎる。却下だ」
「・・・じゃあこれ」
「スカート短すぎンだろ。却下」
「これは?」
「似合ってるけど駄目だ」
「何故!」
似合ってるならいいじゃん!
エースは私が持ってきた服という服を却下する。
その為まだ買うどころか試着さえ出来てない。
「何で駄目なの?似合ってるなら着てもいいでしょ?」
「駄目だ」
「・・・・何で」
「何でも」
納得いかない。
・・・でも思えば私が学校に行く時もそうだった。
スカートが短いからって引き止められたんだ。
でも、寂しい。
「・・・でもエースが似合うって言ってくれる服着たい」
そう、思ってるのに。
せっかくこっちの世界来て初めての島で、エースとデート・・・もとい買い物なのに。
素直にそう文句を言ったら、エースは少し怒ったような顔をした。
「アコお前・・・それわかって言ってんのか」
「え、何が?」
「・・・何でもねェ」
ふい、と顔を背けたエース。
え、私変なこと言ったかな。
「とにかく!このまま何も買えなかったらミリアの服と交互に着なきゃいけないんだよ?」
「・・・それは駄目だ」
ミリアの服は露出が激しかったりスカート丈が短かったりと、
私がその服を着ることをエースはそれもうすごい勢いで嫌がっている。
「じゃあエースが選んでよ」
「・・・・あれ、とか」
控えめに指さした服を見ると、
大き目の花柄が散りばめられた赤とオレンジカラーのワンピース。
確かに露出も少ないし丈も短くないけど。
・・・・でもちょっと派手じゃない?
と思いつつ手を伸ばす。
「これ?」
「・・・・ん」
エースが頷くのを確認して、服をそっと身体にあてた。
「・・・似合う?」
「・・・いいんじゃねェ?」
言い方は少しぶっきらぼうだったけど、エースが似合うって言って選んでくれた。
それだけでも嬉しいし、これは買うことにしよう。
あとは適当にラフなTシャツなどを選んでもらって。
服は買い物終了。
結局似合ってるけど却下って言われた服は何が駄目だったんだろう。
それも聞きたいけど、他にも聞かなきゃいけないことがある。
アコがこれは、と持ってきた服は正直似合ってたと思う。
似合ってるならいいじゃないかという台詞も正論だ。
・・・・何で駄目かなんて言えるか。
青だったから、なんて。
そんなこと言える訳ねェ。
何となく青は着て欲しくなかったなんて言っても納得しねェだろうしな。
そんなことを考えていたら、何かを言いたそうにしてるようにこっちを見るアコと目が合った。
「アコ?」
「・・・・あのね、エース。相談なんだけど」
「相談?」
「ミリアがくれた服も着ちゃ駄目?」
申し訳なさそうに小声で、上目遣いで見上げてくるアコ。
・・・ミリアがくれた服って、
「お前がこっちに来た最初の日に着たやつか?」
「うん」
「必要ないだろ?こんだけ買えば」
胸元が開いてて、スカートが短すぎる。
ンなもん着て船内うろうろされた日にゃどうなるかわかんねェっての。
「それは、そうなんだけど・・・でもせっかく貰ったし、たまに着るだけでも、さ」
叱られた子供が言い訳をするようにしゅんとなるアコが可愛くて、思わず頷きそうになった。
「気持ちはわかるけどよ・・・」
「っじゃあ!エースの前でだけで着るから!」
「認めねェ」
尚更認められるかそんなの!
2人きりの時にあんな格好してみろ。
襲う。
確実に。
・・・つーか実際襲ってるじゃねェか俺。
「・・・じゃあ持ってるだけなら、いい?」
「・・・まあ、それなら」
せっかくのアコの願いだ。
聞いてやりたかった。
思い出すのはミリアの言葉。
『あんまり束縛が激しいと嫌われますよ』
・・・・・嫌わないでくれ、と
言えない俺は。
どうしようもねェ馬鹿だ。
+可愛いお願い 終+