空と海、そして君
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
航海士との話を終えてナースの部屋の前に戻ると、アコも既に部屋に戻っていることがわかった。
一瞬だけ迷って、そっとドアを開ける。
アコは背中を向けていて、何かを見ている。
気配を消してそっとアコに近づいた。
アコが見ていたのは、俺があげた物だ。
・・・さっきまでつけていたハズだったのに、はずしたのか。
近づいても気づかないアコをいいことに、アコの肩に首を乗せて話しかけると面白い程の反応が返ってきた。
「にゃあああ!えええエース!いつの間に!?」
「ネコか。今来たとこだ」
「あ、そうなんだ。や、ほらここに来れたのがこのネックレスのおかげだから」
俺の反応を窺うようなアコの表情に出来るだけ普通に返す。
「ああ・・そういやそうだったな」
とりあえず避けられなくて良かった。
「・・・やっぱエースが買ってくれたものだから何かあるのかなあ」
「さァな。別に不思議じゃねェだろ?グランドラインだし」
「いや不思議だけども。・・・消えちゃったりしないよね?」
「あ?」
「だってせっかくエースが買ってくれた物だし、消えちゃったりしたら、やだし」
しゅん、と俯いたアコ。
やべェ、可愛い。
逃げちゃ駄目だ。
誰かもそう言ってたし!
なんて自分に言い聞かせて会話を続けることにした。
にしてもグランドラインだと何が起こっても不思議じゃないとか。
せっかくエースが買ってくれて、しかもエースとお揃い(もどき)なのに万が一消えたりしたら悲しすぎる。
「もしそんなことになっても、また新しいの買ってやるよ」
ぽん、と大きな手が頭に乗せられた。
「え、や、自分で買うよ!?」
「金持ってんのか?」
「・・・持ってない」
「どうやって買うんだよ」
「・・・・・じゃっじゃあお礼に何かする!」
まさか白ひげさんからお小遣いもらったとしてもアクセサリーなんて買う訳にもいかないし。
結局買えないことに気づいた。
「へぇ、そりゃ楽しみだ」
「って、もしもの話だからね?まだ消えちゃうとは限らないんだし」
「それもそうだな。そーいやアコ、島着いて買うモン決まってんのか?」
「んーと、だいたいは。衣類と雑貨中心かな」
「了解。楽しみだな!」
しし、と笑ったエースに、私も自然に笑い返すことが出来た。
いつまでもこのままじゃいけないのはわかってるけど。
・・・もう少しだけ、このままで。
その日の夕飯の時、隣に座ったサッチさんにものすごい勢いで謝罪された。
「ほんっと申し訳ない!ごめんなエース、アコちゃん!」
「え!?何かしたんですかサッチさん?」
「・・・・え!?」
謝罪される心当たりがまったくない私は逆隣に座っているエースをちらりと見る、が。
エースは完璧に知らんフリ。
「あーえーと、とりあえずエースに燃やさないよう頼んでくれる?アコちゃん」
「本気で何したんですかサッチさん」
「・・・・それは聞かないで」
ふい、と目を逸らしたサッチさん。
さらにエースを見ると、
・・・・寝てた。
それがなんだかすごくおかしくて、
笑った。
楽しいと、思った。
+今は、まだ 終+
一瞬だけ迷って、そっとドアを開ける。
アコは背中を向けていて、何かを見ている。
気配を消してそっとアコに近づいた。
アコが見ていたのは、俺があげた物だ。
・・・さっきまでつけていたハズだったのに、はずしたのか。
近づいても気づかないアコをいいことに、アコの肩に首を乗せて話しかけると面白い程の反応が返ってきた。
「にゃあああ!えええエース!いつの間に!?」
「ネコか。今来たとこだ」
「あ、そうなんだ。や、ほらここに来れたのがこのネックレスのおかげだから」
俺の反応を窺うようなアコの表情に出来るだけ普通に返す。
「ああ・・そういやそうだったな」
とりあえず避けられなくて良かった。
「・・・やっぱエースが買ってくれたものだから何かあるのかなあ」
「さァな。別に不思議じゃねェだろ?グランドラインだし」
「いや不思議だけども。・・・消えちゃったりしないよね?」
「あ?」
「だってせっかくエースが買ってくれた物だし、消えちゃったりしたら、やだし」
しゅん、と俯いたアコ。
やべェ、可愛い。
逃げちゃ駄目だ。
誰かもそう言ってたし!
なんて自分に言い聞かせて会話を続けることにした。
にしてもグランドラインだと何が起こっても不思議じゃないとか。
せっかくエースが買ってくれて、しかもエースとお揃い(もどき)なのに万が一消えたりしたら悲しすぎる。
「もしそんなことになっても、また新しいの買ってやるよ」
ぽん、と大きな手が頭に乗せられた。
「え、や、自分で買うよ!?」
「金持ってんのか?」
「・・・持ってない」
「どうやって買うんだよ」
「・・・・・じゃっじゃあお礼に何かする!」
まさか白ひげさんからお小遣いもらったとしてもアクセサリーなんて買う訳にもいかないし。
結局買えないことに気づいた。
「へぇ、そりゃ楽しみだ」
「って、もしもの話だからね?まだ消えちゃうとは限らないんだし」
「それもそうだな。そーいやアコ、島着いて買うモン決まってんのか?」
「んーと、だいたいは。衣類と雑貨中心かな」
「了解。楽しみだな!」
しし、と笑ったエースに、私も自然に笑い返すことが出来た。
いつまでもこのままじゃいけないのはわかってるけど。
・・・もう少しだけ、このままで。
その日の夕飯の時、隣に座ったサッチさんにものすごい勢いで謝罪された。
「ほんっと申し訳ない!ごめんなエース、アコちゃん!」
「え!?何かしたんですかサッチさん?」
「・・・・え!?」
謝罪される心当たりがまったくない私は逆隣に座っているエースをちらりと見る、が。
エースは完璧に知らんフリ。
「あーえーと、とりあえずエースに燃やさないよう頼んでくれる?アコちゃん」
「本気で何したんですかサッチさん」
「・・・・それは聞かないで」
ふい、と目を逸らしたサッチさん。
さらにエースを見ると、
・・・・寝てた。
それがなんだかすごくおかしくて、
笑った。
楽しいと、思った。
+今は、まだ 終+