空と海、そして君
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
燃やす。
サッチの奴絶対ェ燃やしてやる。
航海士のところへ向かいながらサッチへの怒りが収まらない。
・・・・今度鍵かけとくか。
1日と少し会ってなかっただけなのに、無性に恋しくて。
ずっと抱きしめて居たかった。
離したくねェと思った。
真っ赤になって俯いたアコが可愛くて、キスしてェな、なんて思ったら身体が動いてた。
・・・・避けられたり、しねェかな。
想像して少し凹む。
情けねェ。
「あら、それで逃げてきちゃったの?」
「グラララ・・・!!」
・・・白ひげさんにまで笑われた。
結局ミリアの所に逃げてきて、何事もなかったかのように振舞おうと思ったのに、バレた。
『顔が赤いわよ、アコ。どうしたの?』
やっぱナースなんだなあ。
仕方なくさっきあったことを話した訳だけども。
検診中だった為必然的に白ひげさんにも聞かれてしまった。
「エースが何考えてるのかほんとわかんない」
「だから言ってるのに。両思いだって」
「・・・そんな都合良く考えられないもん」
もしかしてエースも、って思う時もあるけど。
でもこんだけ美人が居る中でそんなことある訳ないとも思ってしまうのも当然だと思う。
「グラララ・・・・!で、おめえはどうすんだ、アコ」
「・・・どう、とは?」
「そのまま逃げんのかって聞いてんだ」
鋭い視線で、ぎろりと睨まれる。
「逃げません」
「あァ?」
「逃げないけど、今はまだ自分からどうこうするつもりはないです」
「グラララ・・・ハナッタレの考えるこたぁわかんねえな」
そう言って楽しそうに笑う白ひげさん。
ミリアもほっとしたよう微笑んだ。
「アコ」
不意に白ひげさんに名前を呼ばれ、びくっとした。
「は、い」
「俺の娘になるか」
「・・・・・え」
今、何て。
自分の耳に入った言葉が信じられなくて、思わず思考が止まった。
「お前ェならいつでも歓迎するぜ」
「あ、有難う御座います」
「グラララ・・・!」
楽しそうな白ひげさんの笑い声が部屋に響く。
まさか自分が白ひげさんに娘になれ、と言われる日が来るとは思わなかった。
恐る恐る部屋に戻ると、誰も居なかった。
少しだけ安心する自分が居る。
逃げない、って決めたんだけど。
そういえばあの時サッチさんが航海士さんが話し、とか言ってたっけ。
航海士さんとこに行ってるのか。
ふと首を彩っているネックレスを見る。
エースがくれた、大切なもの。
きゅう、と胸がしめつけられた。
ネックレスが原因じゃないのはわかってるけど何気なくそれをはずした。
手にとって改めて見る。
・・・あの時これをつけたら声が聞こえたんだよね。
うーん。
「はずしたのか、それ」
突然左から聞こえた声に驚いて見ると、
私の左肩にエースの顔。
「にゃあああ!えええエース!いつの間に!?」
思わず飛び跳ねて逃げた。
「ネコか。今来たとこだ」
「あ、そうなんだ。や、ほらここに来れたのがこのネックレスのおかげだから」
「ああ・・そういやそうだったな」
普通。
エースの態度めっちゃ普通!!
何かここまで普通にされると逆にどうしたらいいのか。
・・・・・・もうしばらくは今のままで、逃げないって言ったばっかだけど。
逃げたい。
+逃げない 終+
サッチの奴絶対ェ燃やしてやる。
航海士のところへ向かいながらサッチへの怒りが収まらない。
・・・・今度鍵かけとくか。
1日と少し会ってなかっただけなのに、無性に恋しくて。
ずっと抱きしめて居たかった。
離したくねェと思った。
真っ赤になって俯いたアコが可愛くて、キスしてェな、なんて思ったら身体が動いてた。
・・・・避けられたり、しねェかな。
想像して少し凹む。
情けねェ。
「あら、それで逃げてきちゃったの?」
「グラララ・・・!!」
・・・白ひげさんにまで笑われた。
結局ミリアの所に逃げてきて、何事もなかったかのように振舞おうと思ったのに、バレた。
『顔が赤いわよ、アコ。どうしたの?』
やっぱナースなんだなあ。
仕方なくさっきあったことを話した訳だけども。
検診中だった為必然的に白ひげさんにも聞かれてしまった。
「エースが何考えてるのかほんとわかんない」
「だから言ってるのに。両思いだって」
「・・・そんな都合良く考えられないもん」
もしかしてエースも、って思う時もあるけど。
でもこんだけ美人が居る中でそんなことある訳ないとも思ってしまうのも当然だと思う。
「グラララ・・・・!で、おめえはどうすんだ、アコ」
「・・・どう、とは?」
「そのまま逃げんのかって聞いてんだ」
鋭い視線で、ぎろりと睨まれる。
「逃げません」
「あァ?」
「逃げないけど、今はまだ自分からどうこうするつもりはないです」
「グラララ・・・ハナッタレの考えるこたぁわかんねえな」
そう言って楽しそうに笑う白ひげさん。
ミリアもほっとしたよう微笑んだ。
「アコ」
不意に白ひげさんに名前を呼ばれ、びくっとした。
「は、い」
「俺の娘になるか」
「・・・・・え」
今、何て。
自分の耳に入った言葉が信じられなくて、思わず思考が止まった。
「お前ェならいつでも歓迎するぜ」
「あ、有難う御座います」
「グラララ・・・!」
楽しそうな白ひげさんの笑い声が部屋に響く。
まさか自分が白ひげさんに娘になれ、と言われる日が来るとは思わなかった。
恐る恐る部屋に戻ると、誰も居なかった。
少しだけ安心する自分が居る。
逃げない、って決めたんだけど。
そういえばあの時サッチさんが航海士さんが話し、とか言ってたっけ。
航海士さんとこに行ってるのか。
ふと首を彩っているネックレスを見る。
エースがくれた、大切なもの。
きゅう、と胸がしめつけられた。
ネックレスが原因じゃないのはわかってるけど何気なくそれをはずした。
手にとって改めて見る。
・・・あの時これをつけたら声が聞こえたんだよね。
うーん。
「はずしたのか、それ」
突然左から聞こえた声に驚いて見ると、
私の左肩にエースの顔。
「にゃあああ!えええエース!いつの間に!?」
思わず飛び跳ねて逃げた。
「ネコか。今来たとこだ」
「あ、そうなんだ。や、ほらここに来れたのがこのネックレスのおかげだから」
「ああ・・そういやそうだったな」
普通。
エースの態度めっちゃ普通!!
何かここまで普通にされると逆にどうしたらいいのか。
・・・・・・もうしばらくは今のままで、逃げないって言ったばっかだけど。
逃げたい。
+逃げない 終+