空と海、そして君
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「なあアコ、エースがそっちに居た時の様子聞かせてくれよ!」
だいぶ酔った様子のラクヨウさんは、にこにこしながら話しかけてくれる。
「んーでもあんまり変わらないですよ?よく食べたし、食べてる途中に寝てたし」
実は今もさっきまで寝てたし。
「エースらしいな」
「あ、でも悪魔の実の能力は使えなくて、なので私火使うとこ見たことないんですよねー」
「よっし!見せてやれエース!」
おおお、と盛り上がる周囲をよそに、エースはつまらなさそう。
「・・・酔いすぎだっつーの」
「あはは、確かに皆酔ってるけど。エースは・・・食べすぎじゃない?」
エースの目の前には皿、皿、皿。
積み上げられたお皿がこれでもかというほどにある。
うちではこんなに食べてなかったよね?
「そうかァ?こんくらい普通だろ?アコももっと食えよ」
「や、私はもうお腹いっぱい。何か眠くなってきちゃった」
「疲れたのかもな。もう部屋戻るか?」
「・・・ん、そうしよっかな」
話してる間にも瞼が重くなっていく。
「そんじゃ行くか」
「何だもう寝るのかよー?もっと付き合えって」
ラクヨウさんの優しい声が聞こえて、私は笑いながらごめんなさいーとだけ言って立ち上がった。
エースもまだ口に食べ物を詰め込みながら立ち上がる。
「しゃーねえなあ。ゆっくり休めよ!また明日な!」
「はーい!今日は有難う御座いました!」
大学とか会社での飲み会もこんな感じなのかな、と思いながら私は皆に手を振った。
「だいぶ馴染んできたみたいだな」
「うん、おかげ様で。皆良い人たちだし」
「だろ?アコならすぐ慣れる」
「ん!頑張る!」
「・・・頑張らなくてもいいだろ。俺が居る」
そう言って歩きながら優しく頭を撫でてくれるエース。
・・・・・何か、眼差しも優しい。
「何かさ、エースに頭撫でられると安心するかも」
「こんなんでいいならいつでもしてやるよ。ほら、着いたぜ」
やっぱ、優しい。
どうしよう今顔赤いかも。
「エースは戻ってもいいよ?まだ食べたりないんじゃない?」
「そしたら意味ねェだろ。気にすんな」
さり気なくドアを開けて私を先に通してくれたエース。
・・・・紳士だ。
「ありがと・・・」
そういえばあっちの世界でも買い物袋持ってくれたりしたっけ。
基本的に紳士なんだなあ。
「あ、ベッドはエースが使っていいんだからね?」
「だからよ・・・お前が使えって言ってんだろ?」
「でもエースのベッドだし」
エースの気持ちは嬉しいけど申し訳なさすぎで受け入れられない私を、埒が明かないと思ったのか、
エースは呆れたようにため息を吐く。
そして、
「よしわかった。じゃあ選べアコ。お前が1人でベッドで寝るか、俺と一緒にベッドで寝るか、だ」
一緒に、って・・・・!
「な!なななん、何言ってんの!?」
「答えねェなら問答無用で一緒に寝る」
「ちょっと待って!」
一緒に寝るとか!
そんなの恥ずかしすぎるんですけど!
むしろ寝れない!!
ていうか今のエースの発言で一気に目が覚めた。
「俺と一緒は嫌だろ?さっさと寝ろって」
「・・・嫌じゃないけど恥ずかしいから嫌」
「・・・・・結局嫌なんじゃねェか」
「1人で寝る!おやすみ!」
何か色々恥ずかしくなって、私は急いでベッドに潜り込んだ。
今日寝れるといいけど。
『嫌じゃないけど恥ずかしいから嫌』
・・・・って何だそれ。
誘ってんのかおい。
『エースに頭撫でられると安心するかも』
とか言われた時はヤバかった。
アコの顔は赤ェしよ。
一緒に寝るとか言われたらどうなってたかわかんねぇな。
・・・・俺今日寝れねェだろうな。
+寝れない夜 終+
だいぶ酔った様子のラクヨウさんは、にこにこしながら話しかけてくれる。
「んーでもあんまり変わらないですよ?よく食べたし、食べてる途中に寝てたし」
実は今もさっきまで寝てたし。
「エースらしいな」
「あ、でも悪魔の実の能力は使えなくて、なので私火使うとこ見たことないんですよねー」
「よっし!見せてやれエース!」
おおお、と盛り上がる周囲をよそに、エースはつまらなさそう。
「・・・酔いすぎだっつーの」
「あはは、確かに皆酔ってるけど。エースは・・・食べすぎじゃない?」
エースの目の前には皿、皿、皿。
積み上げられたお皿がこれでもかというほどにある。
うちではこんなに食べてなかったよね?
「そうかァ?こんくらい普通だろ?アコももっと食えよ」
「や、私はもうお腹いっぱい。何か眠くなってきちゃった」
「疲れたのかもな。もう部屋戻るか?」
「・・・ん、そうしよっかな」
話してる間にも瞼が重くなっていく。
「そんじゃ行くか」
「何だもう寝るのかよー?もっと付き合えって」
ラクヨウさんの優しい声が聞こえて、私は笑いながらごめんなさいーとだけ言って立ち上がった。
エースもまだ口に食べ物を詰め込みながら立ち上がる。
「しゃーねえなあ。ゆっくり休めよ!また明日な!」
「はーい!今日は有難う御座いました!」
大学とか会社での飲み会もこんな感じなのかな、と思いながら私は皆に手を振った。
「だいぶ馴染んできたみたいだな」
「うん、おかげ様で。皆良い人たちだし」
「だろ?アコならすぐ慣れる」
「ん!頑張る!」
「・・・頑張らなくてもいいだろ。俺が居る」
そう言って歩きながら優しく頭を撫でてくれるエース。
・・・・・何か、眼差しも優しい。
「何かさ、エースに頭撫でられると安心するかも」
「こんなんでいいならいつでもしてやるよ。ほら、着いたぜ」
やっぱ、優しい。
どうしよう今顔赤いかも。
「エースは戻ってもいいよ?まだ食べたりないんじゃない?」
「そしたら意味ねェだろ。気にすんな」
さり気なくドアを開けて私を先に通してくれたエース。
・・・・紳士だ。
「ありがと・・・」
そういえばあっちの世界でも買い物袋持ってくれたりしたっけ。
基本的に紳士なんだなあ。
「あ、ベッドはエースが使っていいんだからね?」
「だからよ・・・お前が使えって言ってんだろ?」
「でもエースのベッドだし」
エースの気持ちは嬉しいけど申し訳なさすぎで受け入れられない私を、埒が明かないと思ったのか、
エースは呆れたようにため息を吐く。
そして、
「よしわかった。じゃあ選べアコ。お前が1人でベッドで寝るか、俺と一緒にベッドで寝るか、だ」
一緒に、って・・・・!
「な!なななん、何言ってんの!?」
「答えねェなら問答無用で一緒に寝る」
「ちょっと待って!」
一緒に寝るとか!
そんなの恥ずかしすぎるんですけど!
むしろ寝れない!!
ていうか今のエースの発言で一気に目が覚めた。
「俺と一緒は嫌だろ?さっさと寝ろって」
「・・・嫌じゃないけど恥ずかしいから嫌」
「・・・・・結局嫌なんじゃねェか」
「1人で寝る!おやすみ!」
何か色々恥ずかしくなって、私は急いでベッドに潜り込んだ。
今日寝れるといいけど。
『嫌じゃないけど恥ずかしいから嫌』
・・・・って何だそれ。
誘ってんのかおい。
『エースに頭撫でられると安心するかも』
とか言われた時はヤバかった。
アコの顔は赤ェしよ。
一緒に寝るとか言われたらどうなってたかわかんねぇな。
・・・・俺今日寝れねェだろうな。
+寝れない夜 終+