宣戦布告!
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文化祭の準備が、忙しい。
高校の頃はまだ大変でも楽しいの方が大きかった。
大学も楽しいけど、忙しい、大変、なことの方が多い。
・・・・おかげで、全然エースと会えてない。
「エースに会いたい病」
「はいはい、わかったから手動かして」
「えーすーぅ」
「はいはい」
でもたぶん今エースに会えてもエースも忙しいんだと思う。
もう本番、明日だし。
エースが怪我してませんように。
「でもじゃあアコ、エース君とばっちりなの?」
「・・・・何が?」
「・・・・・エース君、誘ってないの?」
「何を?」
「デートに」
「・・・・・・・・・・・・・・何ということ」
「手は動かして。ちゃんとタコ切ってアコ」
「タコよりエースが大事!!」
「今はタコが大事でしょ!?タコの入ってないたこ焼き食べさせる気?」
「だぁぁってええええ!!」
うちのサークルはたこ焼きの屋台。
「よそ見してると怪我するわよ、エース君に心配させたくないでしょ?」
「・・・・心配、してくれるかなあエース」
「何、駄目そうなの?」
「・・・・わかんない」
この間一瞬いい雰囲気になれたけどあれから全然会えてないし。
「じゃあ明日が勝負じゃない」
「そうだよねー・・・・・」
「ベストカップルコンテストもあるし」
「・・・・そんなのあるの?」
「知らなかったの?2人で出れば?」
「エースが出る訳ないじゃんそんなの」
例え付き合ってても絶対出ないよ。
「あ、エース君」
「何処っ」
確かに目の前をエースが歩いてた。
・・・・女の子と、一緒に。
「・・・・あらぁ」
「・・・・・・・・いやいや、私束縛しない女だから」
「エース君モテるもんねえ」
「知ってる」
・・・・昔から、知ってる。
ずっと側で見て来たから。
「最近会えてないからネガティブアコみたいね」
「・・・・かなあ」
「はいコレ」
「・・・・何コレ」
友人に渡された紙2枚。
「タコ焼き無料券。これで明日デートに誘ってきな」
「有難う友よ・・・・・!!」
持つべきものはやっぱ友達!!
お昼ご飯を早々に食べ終えて、エースを探した。
学食には居なかった、から。
何処だろ。
電話、してみようかと考えて。
昔言われたことのある言葉が脳裏を過った。
『いいよね幼馴染は。メアドも電話番号も苦労して聞き出すことないんだから』
・・・・幼馴染はいいよね、有利だよね。
昔から言われ続けて来た。
確かに有利な部分はあるけど、決していいことばっかりでもない。
何をしたって、『幼馴染』は消えない。
幼馴染から恋人に昇格出来る確率は低いと思う。
それならいっそ高校くらいの時に出会ってたら。
何度もそう思った。
どうしようか悩んでいると、
「あ、アコちゃーん。ちょうどいいところに」
「・・・先輩、何か?」
女好きと噂の先輩。
「明日ベストカップルコンテストがあるの知ってる?」
「知ってます」
さっき知りました。
「俺と一緒に出ない?」
「出ません」
「誰かと予定あるの?」
「エースと出ます」
「・・・・・まじか」
・・・・先輩は背中を丸めて去って行った。
・・・・・・・・・・・・嘘、ついちゃった。
あーあ、ここでエースが、こいつは俺と出るんで。
みたいにカッコ良く登場してくれたら良かったのに。
・・・なんて無理か。
現実なんてこんなもん。
「アコ」
後ろから名前を呼ばれて振り返って驚いた。
「・・・・なんというタイミング」
あと少し早ければ私の妄想が現実になっていたかもしれなかった。
・・・・と思ってる場合じゃない。
エースが、私の名前を呼んでくれた。
「は?」
「良かった、エース探してたの」
「あー・・・・俺も、探してた」
「そうなの?何か用事?」
「・・・・・・・・・・・・あのよ」
「うん」
エースは何だか話しにくそう。
・・・・・・あれ、これもしかして私フられる?
「アコ、俺と・・・・・」
・・・・・・・・・・・え。
「俺とベスト何ちゃらってやつに一緒に出てくれ」
「・・・・・・・・・・・・・・え?」
「・・・・駄目か?」
「べ・・・ベストカップルコンテスト?」
「それだ」
エースは至って真面目な顔で頷く。
何、そんなの。
・・・・・・・・そんなの。
「出る!!!」
に決まってる。
+決まってる 終+
高校の頃はまだ大変でも楽しいの方が大きかった。
大学も楽しいけど、忙しい、大変、なことの方が多い。
・・・・おかげで、全然エースと会えてない。
「エースに会いたい病」
「はいはい、わかったから手動かして」
「えーすーぅ」
「はいはい」
でもたぶん今エースに会えてもエースも忙しいんだと思う。
もう本番、明日だし。
エースが怪我してませんように。
「でもじゃあアコ、エース君とばっちりなの?」
「・・・・何が?」
「・・・・・エース君、誘ってないの?」
「何を?」
「デートに」
「・・・・・・・・・・・・・・何ということ」
「手は動かして。ちゃんとタコ切ってアコ」
「タコよりエースが大事!!」
「今はタコが大事でしょ!?タコの入ってないたこ焼き食べさせる気?」
「だぁぁってええええ!!」
うちのサークルはたこ焼きの屋台。
「よそ見してると怪我するわよ、エース君に心配させたくないでしょ?」
「・・・・心配、してくれるかなあエース」
「何、駄目そうなの?」
「・・・・わかんない」
この間一瞬いい雰囲気になれたけどあれから全然会えてないし。
「じゃあ明日が勝負じゃない」
「そうだよねー・・・・・」
「ベストカップルコンテストもあるし」
「・・・・そんなのあるの?」
「知らなかったの?2人で出れば?」
「エースが出る訳ないじゃんそんなの」
例え付き合ってても絶対出ないよ。
「あ、エース君」
「何処っ」
確かに目の前をエースが歩いてた。
・・・・女の子と、一緒に。
「・・・・あらぁ」
「・・・・・・・・いやいや、私束縛しない女だから」
「エース君モテるもんねえ」
「知ってる」
・・・・昔から、知ってる。
ずっと側で見て来たから。
「最近会えてないからネガティブアコみたいね」
「・・・・かなあ」
「はいコレ」
「・・・・何コレ」
友人に渡された紙2枚。
「タコ焼き無料券。これで明日デートに誘ってきな」
「有難う友よ・・・・・!!」
持つべきものはやっぱ友達!!
お昼ご飯を早々に食べ終えて、エースを探した。
学食には居なかった、から。
何処だろ。
電話、してみようかと考えて。
昔言われたことのある言葉が脳裏を過った。
『いいよね幼馴染は。メアドも電話番号も苦労して聞き出すことないんだから』
・・・・幼馴染はいいよね、有利だよね。
昔から言われ続けて来た。
確かに有利な部分はあるけど、決していいことばっかりでもない。
何をしたって、『幼馴染』は消えない。
幼馴染から恋人に昇格出来る確率は低いと思う。
それならいっそ高校くらいの時に出会ってたら。
何度もそう思った。
どうしようか悩んでいると、
「あ、アコちゃーん。ちょうどいいところに」
「・・・先輩、何か?」
女好きと噂の先輩。
「明日ベストカップルコンテストがあるの知ってる?」
「知ってます」
さっき知りました。
「俺と一緒に出ない?」
「出ません」
「誰かと予定あるの?」
「エースと出ます」
「・・・・・まじか」
・・・・先輩は背中を丸めて去って行った。
・・・・・・・・・・・・嘘、ついちゃった。
あーあ、ここでエースが、こいつは俺と出るんで。
みたいにカッコ良く登場してくれたら良かったのに。
・・・なんて無理か。
現実なんてこんなもん。
「アコ」
後ろから名前を呼ばれて振り返って驚いた。
「・・・・なんというタイミング」
あと少し早ければ私の妄想が現実になっていたかもしれなかった。
・・・・と思ってる場合じゃない。
エースが、私の名前を呼んでくれた。
「は?」
「良かった、エース探してたの」
「あー・・・・俺も、探してた」
「そうなの?何か用事?」
「・・・・・・・・・・・・あのよ」
「うん」
エースは何だか話しにくそう。
・・・・・・あれ、これもしかして私フられる?
「アコ、俺と・・・・・」
・・・・・・・・・・・え。
「俺とベスト何ちゃらってやつに一緒に出てくれ」
「・・・・・・・・・・・・・・え?」
「・・・・駄目か?」
「べ・・・ベストカップルコンテスト?」
「それだ」
エースは至って真面目な顔で頷く。
何、そんなの。
・・・・・・・・そんなの。
「出る!!!」
に決まってる。
+決まってる 終+