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お姉ちゃんに負けてはいられない、と。
焼肉の前にルフィとエース、私の3人でたこ焼きパーティをすることにした。
・・・・・・・・・・のがいけなかった。
何がどうしてこうなった。
たこ焼きは美味しかったのに。
エースとルフィが喧嘩しながらも、
形はいびつながらも。
美味しく出来て。
幸せを噛みしめながら揚げたこ焼きまで食べつくして。
私が買って来たアイスを食べていた時のことだった。
とっくに食べ終わっていたルフィが私をじっと見つめていたかと思うと、
「アコ、ついてるぞ」
と言って私の口元をぺろり。
・・・ひと舐め。
「る・・・・・・・っルフィ・・・・・・」
・・・・・驚いていいのやら恥ずかしがるべきなのか。
いやでもまだまだ子供だなあルフィは。
なんて呑気に思ってたら。
エースが真顔で。
「ルフィちょっと来い」
とルフィを隣の部屋に連れ出すこと数分が経過した。
・・・・・・・えええ、怖いんですけど。
・・・・どうしたんだろエース。
・・・・・もしかして妬いてくれ・・・・た・・・・?
・・・・・はないか。
しばらくして帰って来たエースは何も変わってなかったけど。
ルフィが随分と大人しくなっていた。
「・・・・・エース?」
おずおずと名前を呼んでみたら、
「おらルフィ」
「・・・・すびばせんでした・・・・」
「・・・き、気にしなくていいからね?ルフィ」
「アコも気にしろよ」
「・・・・はい」
あれ何で私まで怒られてるの!?
ていうかすっごい雰囲気気まずい!!
もういっそこのままここから立ち去りたい!!
でも帰るに帰れない・・・・・!
ルフィの帰らないでくれって視線・・・・!
これは何、誰が悪いの!?
いや誰も悪くない・・・・・・のか・・・・?
とにかくここは私が動かないと!!
未来の弟(になるかもしれない)の可愛いルフィを助けてあげないと!
「ねえルフィ、私食べ足りなかった」
「俺も!」
「いい?この千円で買えるお菓子買ってきて」
「わかった!」
「・・・・アコ」
「エースは片付け手伝って?・・・・お願い」
エースは軽くちっ、と舌打ちをしながらも、
「無駄遣いすんなよルフィ」
と優しい言葉でルフィを見送って、
「やるんだろ、片付け」
と言ってくれた。
「あ、ありがと・・・・」
お皿やらコップやらを運んで、
2人で並んで台所に立つ。
「私洗うからエース拭いてくれる?」
「嫌だ」
「嫌だ!?」
まさかの返答に驚いたら、
「代われよ」
「え」
「俺が洗う」
「え、でも」
「・・・・手、荒れンだろ」
「・・・・・・・・ハンドクリームあるよ?」
「うるせェ代われ」
「・・・ありがと」
不機嫌な様子ながらもエースは優しい。
「・・・・ったく、赤くなってんなよお前も」
「へ?赤く・・・・・?」
「いいか、ルフィはお前のことが好きな訳じゃねェからな」
「そうなの!?」
ルフィ私のこと好きじゃないんだ・・・・!
「か・・・・勘違いすんなよ」
「・・・・エースは?」
「・・・・俺が、何だよ」
「エースも私のこと・・・好きじゃない・・・・?」
隣でお皿を洗うエースに小声で問いかけた。
「・・・・好きだぜ」
「え・・・・・・」
一瞬心臓が止まった気さえした。
「こうして食い物持ってきてくれたりするしな」
「・・・・そっち?」
恋愛の好き、ではないのか。
残念。
・・・・まあでも、嫌い、じゃなかったからいいのかな。
「まあそう言う意味ではルフィもお前のこと大好きだけどな」
「ほんと?良かった・・・・」
何だルフィにも嫌われてなかったのか。
・・・・・・・・ん?
ってことはさっきのエースの言葉って。
・・・・・・いやいやないない。
ないよ。
・・・・・・・でも、もしかして。
「ねえエース・・・・もしかしてさっきの・・・ヤキモチ?」
少しの期待をこめて口にしてみたら、
エースの手が止まった。
そして一瞬の沈黙。
・・・・・あれ。
戸惑った瞬間、
「いだっ!!」
額に軽い痛み。
エースのデコピン。
「ばーか」
痛がってる私を楽しそうに笑うエースからは、
さっきのがヤキモチだったのかそうでなかったのかはわからない。
「えー・・・・・」
「ほら、ちゃんと拭けよ。サボんな」
「・・・・・えいっ」
お皿を受け取りながらエースの方に身体を寄せてみた。
エースは、
「おい・・・・」
と言いながらも突き放したりはしなくて。
また期待しちゃう。
「なんかさ、こうしてるとさ」
「夫婦みたい」
「え!?」
言いたかったことをエースに言われて驚いた。
「だろ?アコが言いそうなことくらいわかる」
恥ずかしいやら嬉しいやら。
「いつかほんとになれたらいいのに」
いつかエースと。
本当の夫婦に。
「・・・・・そーだな」
「え!?エース・・・・え!?」
「ほら、手を動かせ手を」
・・・・エースの考えてること全然わかんないけど。
たこ焼きも美味しかったし。
幸せな1日。
・・・・太ったけど!!
+それでも幸せに 終+
焼肉の前にルフィとエース、私の3人でたこ焼きパーティをすることにした。
・・・・・・・・・・のがいけなかった。
何がどうしてこうなった。
たこ焼きは美味しかったのに。
エースとルフィが喧嘩しながらも、
形はいびつながらも。
美味しく出来て。
幸せを噛みしめながら揚げたこ焼きまで食べつくして。
私が買って来たアイスを食べていた時のことだった。
とっくに食べ終わっていたルフィが私をじっと見つめていたかと思うと、
「アコ、ついてるぞ」
と言って私の口元をぺろり。
・・・ひと舐め。
「る・・・・・・・っルフィ・・・・・・」
・・・・・驚いていいのやら恥ずかしがるべきなのか。
いやでもまだまだ子供だなあルフィは。
なんて呑気に思ってたら。
エースが真顔で。
「ルフィちょっと来い」
とルフィを隣の部屋に連れ出すこと数分が経過した。
・・・・・・・えええ、怖いんですけど。
・・・・どうしたんだろエース。
・・・・・もしかして妬いてくれ・・・・た・・・・?
・・・・・はないか。
しばらくして帰って来たエースは何も変わってなかったけど。
ルフィが随分と大人しくなっていた。
「・・・・・エース?」
おずおずと名前を呼んでみたら、
「おらルフィ」
「・・・・すびばせんでした・・・・」
「・・・き、気にしなくていいからね?ルフィ」
「アコも気にしろよ」
「・・・・はい」
あれ何で私まで怒られてるの!?
ていうかすっごい雰囲気気まずい!!
もういっそこのままここから立ち去りたい!!
でも帰るに帰れない・・・・・!
ルフィの帰らないでくれって視線・・・・!
これは何、誰が悪いの!?
いや誰も悪くない・・・・・・のか・・・・?
とにかくここは私が動かないと!!
未来の弟(になるかもしれない)の可愛いルフィを助けてあげないと!
「ねえルフィ、私食べ足りなかった」
「俺も!」
「いい?この千円で買えるお菓子買ってきて」
「わかった!」
「・・・・アコ」
「エースは片付け手伝って?・・・・お願い」
エースは軽くちっ、と舌打ちをしながらも、
「無駄遣いすんなよルフィ」
と優しい言葉でルフィを見送って、
「やるんだろ、片付け」
と言ってくれた。
「あ、ありがと・・・・」
お皿やらコップやらを運んで、
2人で並んで台所に立つ。
「私洗うからエース拭いてくれる?」
「嫌だ」
「嫌だ!?」
まさかの返答に驚いたら、
「代われよ」
「え」
「俺が洗う」
「え、でも」
「・・・・手、荒れンだろ」
「・・・・・・・・ハンドクリームあるよ?」
「うるせェ代われ」
「・・・ありがと」
不機嫌な様子ながらもエースは優しい。
「・・・・ったく、赤くなってんなよお前も」
「へ?赤く・・・・・?」
「いいか、ルフィはお前のことが好きな訳じゃねェからな」
「そうなの!?」
ルフィ私のこと好きじゃないんだ・・・・!
「か・・・・勘違いすんなよ」
「・・・・エースは?」
「・・・・俺が、何だよ」
「エースも私のこと・・・好きじゃない・・・・?」
隣でお皿を洗うエースに小声で問いかけた。
「・・・・好きだぜ」
「え・・・・・・」
一瞬心臓が止まった気さえした。
「こうして食い物持ってきてくれたりするしな」
「・・・・そっち?」
恋愛の好き、ではないのか。
残念。
・・・・まあでも、嫌い、じゃなかったからいいのかな。
「まあそう言う意味ではルフィもお前のこと大好きだけどな」
「ほんと?良かった・・・・」
何だルフィにも嫌われてなかったのか。
・・・・・・・・ん?
ってことはさっきのエースの言葉って。
・・・・・・いやいやないない。
ないよ。
・・・・・・・でも、もしかして。
「ねえエース・・・・もしかしてさっきの・・・ヤキモチ?」
少しの期待をこめて口にしてみたら、
エースの手が止まった。
そして一瞬の沈黙。
・・・・・あれ。
戸惑った瞬間、
「いだっ!!」
額に軽い痛み。
エースのデコピン。
「ばーか」
痛がってる私を楽しそうに笑うエースからは、
さっきのがヤキモチだったのかそうでなかったのかはわからない。
「えー・・・・・」
「ほら、ちゃんと拭けよ。サボんな」
「・・・・・えいっ」
お皿を受け取りながらエースの方に身体を寄せてみた。
エースは、
「おい・・・・」
と言いながらも突き放したりはしなくて。
また期待しちゃう。
「なんかさ、こうしてるとさ」
「夫婦みたい」
「え!?」
言いたかったことをエースに言われて驚いた。
「だろ?アコが言いそうなことくらいわかる」
恥ずかしいやら嬉しいやら。
「いつかほんとになれたらいいのに」
いつかエースと。
本当の夫婦に。
「・・・・・そーだな」
「え!?エース・・・・え!?」
「ほら、手を動かせ手を」
・・・・エースの考えてること全然わかんないけど。
たこ焼きも美味しかったし。
幸せな1日。
・・・・太ったけど!!
+それでも幸せに 終+