宣戦布告!
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「え・・・・・す・・・・?」
驚いた。
エースの顔が近づいた、と思ったら。
唇が重なったから。
「・・・・・言っただろ、俺も男だって」
「・・・・・・や、あの」
「・・・・何だよ」
「・・・・・・これ、夢?」
「は?」
「だって・・・・これ・・・・・エースが」
「おい」
「私、エースと・・・・・っ」
キス。
したんだよね?今。
嘘みたい。
夢みたい。
「はああああああぁぁ・・・・・・・っ」
けど、舞い上がったのは一瞬。
・・・・キスはしてくれたけど、
それはエースが私の想いに応えてくれたからとは限らない。
そこに愛があったとは、限らない。
「・・・・アコ?」
「・・・・や、だめかも」
「・・・・怒ってっか?」
「顔がニヤけちゃうううう!!!」
「おーい」
やばいやばい!!
唇リップ塗っておけば良かった!!
カサついてなかったかな!?
ああっ口臭大丈夫だったかな!?
でもこれはチャンス?
今のエースの気持ちを聞くチャンス。
「・・・・ねえエース」
「・・・・・ん」
「私は、エースの好きな人にはなれませんか・・・・・?」
私の問いかけにエースはとても苦しそうな顔をした。
だから私は、
何か言いかけたエースの口を。
「ごめん、エース」
自分の手でふさいだ。
「・・・何すんだ」
「ごめんね、わかりきってる答えなのに。エース、好きなコいるのに」
優しいエースを苦しめてる。
こんなの私の望んでることじゃない。
「でも嬉しかった、ありがとね」
エースは私をじっと見て、
はあああああ、とそれはそれは大きいため息を吐いた。
そして、
「覚悟しとけよアコ」
「え。何が」
「こっちの話し」
「そ・・・・そんな手酷くフられるの?」
てことはエースの恋は脈あり?
そんな進展あったの?
いつの間に!?
「ははっ、ばーか」
「・・・・・・・っ、エースこそ覚悟しといてよ!!」
あの時、エースに告白した日から。
ずっとエースを落とすつもりできてるんだから。
エースがどんだけそのコのこと好きなのかは知らないけど!!
「あァ、わかってるよ」
「エースのこと絶対あきらめないから」
「知ってる」
エースは何故か嬉しそう。
「・・・・ねえ、いい加減好きなコの名前くらい教えてよ」
「絶対ェ嫌だ」
・・・・頑なだな。
ってことは私の知ってるコ?
「もしかしてナミ?」
「金のことしか言わねェ女は嫌だ」
「ひどっ!!ナミはそんなコじゃないよ!・・・・お金のことは大事にしてるけど」
でもナミじゃなくて良かった。
ナミなら勝ち目ないもん。
「ロビンちゃん・・・・じゃないよね」
「ばあちゃんにしか見えねェ」
「さっきからちょいちょい酷くない!?ただ大人なだけだよ!!」
・・・・ロビンちゃんでもない、か。
「・・・・・・・・・私の、お姉ちゃん?」
それなら、と。
もしそうなら絶対嫌だけど。
1番可能性がありそうな人。
「絶対ねェ。敵には回したくねェけどな」
「・・・それには同感」
優しくて私よりずっと大人で女っぽくて。
頭もいい。
なんて言ってたら携帯が鳴って。
「あ、電話・・・私」
・・・・・何と言うタイミング。
「出ないのか?」
「・・・・お姉ちゃんから」
「・・・出ろよ」
「ん。もしもし」
『アコ?ニュース見たけど大丈夫?』
「あ、うん。大丈夫」
『家には帰れたの?』
「あー・・・・・・・・えっと、電車止まってて。タクシーもバスも駄目で」
『・・・・・・・・で?』
・・・・まるですべてを見透かしてるような声。
「とりあえずホテルだけは確保したから朝には帰れるよ」
『ふぅん・・・・・1人で?』
「え・・・・・・・・・・・・」
『代わって』
「え!?」
『いるんでしょ?エース。そこに』
何故バレた!?
『代わらないならお父さんにバラすよ』
「代わる!!・・・・エース、お姉ちゃんが代われって」
「・・・・ったく」
エースは仕方なさそうに携帯を受け取って。
「ああ・・・わかってる・・・っするか!・・・仕方ねェな」
・・・・何話してるんだろ。
ドキドキしながら見守ってたら。
「・・・・おう。・・・・・・今言わないと駄目か、それ」
え・・・・何。
「・・・・・・ああ、好きだ」
・・・・・・・・・・・・エースは、
確かにそう言った。
・・・・・・・・・やっぱり、
エースが好きなのはお姉ちゃん?
+最大のライバル 終+
驚いた。
エースの顔が近づいた、と思ったら。
唇が重なったから。
「・・・・・言っただろ、俺も男だって」
「・・・・・・や、あの」
「・・・・何だよ」
「・・・・・・これ、夢?」
「は?」
「だって・・・・これ・・・・・エースが」
「おい」
「私、エースと・・・・・っ」
キス。
したんだよね?今。
嘘みたい。
夢みたい。
「はああああああぁぁ・・・・・・・っ」
けど、舞い上がったのは一瞬。
・・・・キスはしてくれたけど、
それはエースが私の想いに応えてくれたからとは限らない。
そこに愛があったとは、限らない。
「・・・・アコ?」
「・・・・や、だめかも」
「・・・・怒ってっか?」
「顔がニヤけちゃうううう!!!」
「おーい」
やばいやばい!!
唇リップ塗っておけば良かった!!
カサついてなかったかな!?
ああっ口臭大丈夫だったかな!?
でもこれはチャンス?
今のエースの気持ちを聞くチャンス。
「・・・・ねえエース」
「・・・・・ん」
「私は、エースの好きな人にはなれませんか・・・・・?」
私の問いかけにエースはとても苦しそうな顔をした。
だから私は、
何か言いかけたエースの口を。
「ごめん、エース」
自分の手でふさいだ。
「・・・何すんだ」
「ごめんね、わかりきってる答えなのに。エース、好きなコいるのに」
優しいエースを苦しめてる。
こんなの私の望んでることじゃない。
「でも嬉しかった、ありがとね」
エースは私をじっと見て、
はあああああ、とそれはそれは大きいため息を吐いた。
そして、
「覚悟しとけよアコ」
「え。何が」
「こっちの話し」
「そ・・・・そんな手酷くフられるの?」
てことはエースの恋は脈あり?
そんな進展あったの?
いつの間に!?
「ははっ、ばーか」
「・・・・・・・っ、エースこそ覚悟しといてよ!!」
あの時、エースに告白した日から。
ずっとエースを落とすつもりできてるんだから。
エースがどんだけそのコのこと好きなのかは知らないけど!!
「あァ、わかってるよ」
「エースのこと絶対あきらめないから」
「知ってる」
エースは何故か嬉しそう。
「・・・・ねえ、いい加減好きなコの名前くらい教えてよ」
「絶対ェ嫌だ」
・・・・頑なだな。
ってことは私の知ってるコ?
「もしかしてナミ?」
「金のことしか言わねェ女は嫌だ」
「ひどっ!!ナミはそんなコじゃないよ!・・・・お金のことは大事にしてるけど」
でもナミじゃなくて良かった。
ナミなら勝ち目ないもん。
「ロビンちゃん・・・・じゃないよね」
「ばあちゃんにしか見えねェ」
「さっきからちょいちょい酷くない!?ただ大人なだけだよ!!」
・・・・ロビンちゃんでもない、か。
「・・・・・・・・・私の、お姉ちゃん?」
それなら、と。
もしそうなら絶対嫌だけど。
1番可能性がありそうな人。
「絶対ねェ。敵には回したくねェけどな」
「・・・それには同感」
優しくて私よりずっと大人で女っぽくて。
頭もいい。
なんて言ってたら携帯が鳴って。
「あ、電話・・・私」
・・・・・何と言うタイミング。
「出ないのか?」
「・・・・お姉ちゃんから」
「・・・出ろよ」
「ん。もしもし」
『アコ?ニュース見たけど大丈夫?』
「あ、うん。大丈夫」
『家には帰れたの?』
「あー・・・・・・・・えっと、電車止まってて。タクシーもバスも駄目で」
『・・・・・・・・で?』
・・・・まるですべてを見透かしてるような声。
「とりあえずホテルだけは確保したから朝には帰れるよ」
『ふぅん・・・・・1人で?』
「え・・・・・・・・・・・・」
『代わって』
「え!?」
『いるんでしょ?エース。そこに』
何故バレた!?
『代わらないならお父さんにバラすよ』
「代わる!!・・・・エース、お姉ちゃんが代われって」
「・・・・ったく」
エースは仕方なさそうに携帯を受け取って。
「ああ・・・わかってる・・・っするか!・・・仕方ねェな」
・・・・何話してるんだろ。
ドキドキしながら見守ってたら。
「・・・・おう。・・・・・・今言わないと駄目か、それ」
え・・・・何。
「・・・・・・ああ、好きだ」
・・・・・・・・・・・・エースは、
確かにそう言った。
・・・・・・・・・やっぱり、
エースが好きなのはお姉ちゃん?
+最大のライバル 終+