宣戦布告!
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エースと進展がなさすぎる。
わかってるんだよ。
これじゃ駄目っていうのは。
でもエース、好きなコのことホントに好きみたいだし、
エースがフられるまでは何も出来ないじゃないか。
でも私の性格上、何もしないで待つのは無理。
困ったことになった。
「というわけで来た」
「一生困ってろ」
「・・・・・冷たいエースも好きだよ」
「・・・・あ、そ」
困ったので私を困らせている張本人、エースのところへやって来た。
日曜日、昼。
穏やかな日差し。
昨日はエースバイトの筈だから、昼まで寝てるだろうと踏んで昼頃やってきて正解だった。
居たもの。
予想通り寝てたもの。
「ねえ、私どうしたらいい?」
「・・・・別に何もしなくていい」
「無理」
「あのな」
「エースの迷惑にはなりたくないけど、じっと待ってるのも辛いの」
「・・・・・わかった。わかったからせめてベッドから降りろ」
「でもさ」
「でもじゃねェ。女がベッドに寝てる男の上に乗って来んな、何されても文句言えねェんだぜ」
「別に言わないけど。エース限定で」
「おい」
「というかしないけど、するのエースだけだし」
エースは少し頬を赤らめて怒った顔。
「もっとまずいっつーの」
「そうなの!?何で?」
「何でってお前・・・・こんなとこルフィに見られたら」
見られたら、とエースが話してる途中で。
ばたーん!!
勢い良くドアが開いて、
「エースー!!腹減った!!」
「あ、ルフィ」
ルフィが入って来た。
ルフィは私とエースを見て、
「何してんだ?プロレスか?俺もやる!!」
「やらんでいい。つーかプロレスじゃねェ!!」
だから言っただろ、と言わんばかりにじろりとエースに睨まれた。
あー・・・・なるほど、こういうことになるから早く降りろって言ってたのね。
「ルフィ、このお金で3人分のお弁当買ってきてくれる?」
「は?おいアコ」
「行って来る!!」
「ちゃんとお釣りとレシートもらってきてねーあんまり買い過ぎちゃ駄目よー」
ルフィにお金を渡すと物凄い速さで受け取って出て行った。
「・・・・・・アコ」
地獄の底から出してる?ってくらい低いエースの声。
「わあカッコイイお声ですねエース君」
「どういうつもりだよ」
「お昼を奢るつもりだよ?」
「ったく・・・・甘やかすなっていつも言ってんだろ?」
「ルフィを甘やかしちゃ駄目なら私を甘やかして?」
「もう十分だろ?」
可愛く言ってみてもエースはそっけない。
・・・あんまり欲かいちゃいけないかあ。
「・・・・・ん、ごめん」
「何だよ急に」
「エース好きなコ・・・いるのにね」
「・・・・情緒不安定か?」
「そんなとこ」
恋する乙女はいつだって不安定。
言いながら私はベッドからゆっくり降りた。
「いくらだ?」
「へ?」
「ルフィにやった金、返す」
「え、いいよ」
「よくねェ。返す」
「・・・・駄目だよ」
「何でだよ」
「私はあのお金で今のこの時間を買ったの」
「は?」
「エースと2人きりのこの時間を買ったの」
・・・・私はエースの恋人じゃないから。
無条件で2人きりでいられないから。
「・・・・そっか。んじゃ仕方ねェな」
・・・優しいエースは、そう言って笑ってくれた。
そういうところ、好き。
好きだけど・・・・・苦しい。
苦しいけど好きだから仕方ない。
ああ、ぐるぐる回る。
「おい・・・・アコ」
「大丈夫泣いてない」
「まだ何も言ってねェだろ・・・・・ったく」
だって本当だもん、泣きそうだけどまだ泣いてない。
そう言ったらエースが何も言わずに抱きしめてくれてまた泣きそうになった。
「知ってるか?アコ」
「・・・何を?」
「ゾロ、告白されたらしいぜ」
「・・・・・チャレンジャーなコもいたもんだね」
エースは何が言いたいんだろう。
「返事、気にならねェ?」
「女の子が怪我してなきゃどうでもいい」
「ははっ、気になるのそこかよ」
まあゾロはなんだかんだ優しいから大丈夫だとは思ってるけど。
「っていうかエースだって結構告白されてるじゃん」
「主にアコにな」
「・・・・それ、ほんとなら嬉しい」
「こんなことで嘘ついてどーすんだよ」
「・・・・・・・っ」
「・・・だから泣くなって」
「エースに泣かされてるんですぅぅ!!!」
「今の会話の中に泣く要素あったか?」
今度は本当に涙が出た。
「エースのことを好きな人が私だけならいいのに」
・・・私、馬鹿だ。
何言ってるんだろ。
「人類アコ以外、皆敵か?」
「それが嫌ならエースが私のこと好きになればいいんだよ・・・私のことだけ」
勝手なこと言ってるってわかってる。
これじゃまた嫌われちゃう。
わかってるのに、口が勝手に動く。
心がぐちゃぐちゃになる。
わかってる、私焦ってる。
そんな私を理解しているかのように、エースの腕の力が強くなった。
「・・・・エース?」
「・・・・・悪ィ」
・・・・・・なんかエース、謝ってばっかりな気がするなあ。
+もどかしい 終+
わかってるんだよ。
これじゃ駄目っていうのは。
でもエース、好きなコのことホントに好きみたいだし、
エースがフられるまでは何も出来ないじゃないか。
でも私の性格上、何もしないで待つのは無理。
困ったことになった。
「というわけで来た」
「一生困ってろ」
「・・・・・冷たいエースも好きだよ」
「・・・・あ、そ」
困ったので私を困らせている張本人、エースのところへやって来た。
日曜日、昼。
穏やかな日差し。
昨日はエースバイトの筈だから、昼まで寝てるだろうと踏んで昼頃やってきて正解だった。
居たもの。
予想通り寝てたもの。
「ねえ、私どうしたらいい?」
「・・・・別に何もしなくていい」
「無理」
「あのな」
「エースの迷惑にはなりたくないけど、じっと待ってるのも辛いの」
「・・・・・わかった。わかったからせめてベッドから降りろ」
「でもさ」
「でもじゃねェ。女がベッドに寝てる男の上に乗って来んな、何されても文句言えねェんだぜ」
「別に言わないけど。エース限定で」
「おい」
「というかしないけど、するのエースだけだし」
エースは少し頬を赤らめて怒った顔。
「もっとまずいっつーの」
「そうなの!?何で?」
「何でってお前・・・・こんなとこルフィに見られたら」
見られたら、とエースが話してる途中で。
ばたーん!!
勢い良くドアが開いて、
「エースー!!腹減った!!」
「あ、ルフィ」
ルフィが入って来た。
ルフィは私とエースを見て、
「何してんだ?プロレスか?俺もやる!!」
「やらんでいい。つーかプロレスじゃねェ!!」
だから言っただろ、と言わんばかりにじろりとエースに睨まれた。
あー・・・・なるほど、こういうことになるから早く降りろって言ってたのね。
「ルフィ、このお金で3人分のお弁当買ってきてくれる?」
「は?おいアコ」
「行って来る!!」
「ちゃんとお釣りとレシートもらってきてねーあんまり買い過ぎちゃ駄目よー」
ルフィにお金を渡すと物凄い速さで受け取って出て行った。
「・・・・・・アコ」
地獄の底から出してる?ってくらい低いエースの声。
「わあカッコイイお声ですねエース君」
「どういうつもりだよ」
「お昼を奢るつもりだよ?」
「ったく・・・・甘やかすなっていつも言ってんだろ?」
「ルフィを甘やかしちゃ駄目なら私を甘やかして?」
「もう十分だろ?」
可愛く言ってみてもエースはそっけない。
・・・あんまり欲かいちゃいけないかあ。
「・・・・・ん、ごめん」
「何だよ急に」
「エース好きなコ・・・いるのにね」
「・・・・情緒不安定か?」
「そんなとこ」
恋する乙女はいつだって不安定。
言いながら私はベッドからゆっくり降りた。
「いくらだ?」
「へ?」
「ルフィにやった金、返す」
「え、いいよ」
「よくねェ。返す」
「・・・・駄目だよ」
「何でだよ」
「私はあのお金で今のこの時間を買ったの」
「は?」
「エースと2人きりのこの時間を買ったの」
・・・・私はエースの恋人じゃないから。
無条件で2人きりでいられないから。
「・・・・そっか。んじゃ仕方ねェな」
・・・優しいエースは、そう言って笑ってくれた。
そういうところ、好き。
好きだけど・・・・・苦しい。
苦しいけど好きだから仕方ない。
ああ、ぐるぐる回る。
「おい・・・・アコ」
「大丈夫泣いてない」
「まだ何も言ってねェだろ・・・・・ったく」
だって本当だもん、泣きそうだけどまだ泣いてない。
そう言ったらエースが何も言わずに抱きしめてくれてまた泣きそうになった。
「知ってるか?アコ」
「・・・何を?」
「ゾロ、告白されたらしいぜ」
「・・・・・チャレンジャーなコもいたもんだね」
エースは何が言いたいんだろう。
「返事、気にならねェ?」
「女の子が怪我してなきゃどうでもいい」
「ははっ、気になるのそこかよ」
まあゾロはなんだかんだ優しいから大丈夫だとは思ってるけど。
「っていうかエースだって結構告白されてるじゃん」
「主にアコにな」
「・・・・それ、ほんとなら嬉しい」
「こんなことで嘘ついてどーすんだよ」
「・・・・・・・っ」
「・・・だから泣くなって」
「エースに泣かされてるんですぅぅ!!!」
「今の会話の中に泣く要素あったか?」
今度は本当に涙が出た。
「エースのことを好きな人が私だけならいいのに」
・・・私、馬鹿だ。
何言ってるんだろ。
「人類アコ以外、皆敵か?」
「それが嫌ならエースが私のこと好きになればいいんだよ・・・私のことだけ」
勝手なこと言ってるってわかってる。
これじゃまた嫌われちゃう。
わかってるのに、口が勝手に動く。
心がぐちゃぐちゃになる。
わかってる、私焦ってる。
そんな私を理解しているかのように、エースの腕の力が強くなった。
「・・・・エース?」
「・・・・・悪ィ」
・・・・・・なんかエース、謝ってばっかりな気がするなあ。
+もどかしい 終+