宣戦布告!
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焼肉食べてゲーセン行って。
それから何も買わなかったけどショッピングモールにも行った。
本当のデートみたいで幸せで。
でもやっぱりルフィが心配で、
送るって言ってくれたエースに、
「エースの家に寄りたい」
と言ったら変な顔をされてしまった。
「何でだよ」
「だってやっぱりルフィ心配だし・・・・」
「ルフィなら心配ねェって言ってんだろ?」
「じゃ、じゃあ・・・・夕飯どうするの?」
「今日はカップ麺」
「出た、カップ麺」
エースは割と手料理をする。
しかも美味しい。
でもカップ麺の割合も多いっちゃ多い。
まあ、私もカップ麺が楽だからわかるんだけど。
「今日のお礼に・・・夕飯作りたいって言ったら怒る?」
「はァ?礼って・・・・金出したのアコだろ?」
「そうだけど・・・・でも楽しかったから」
嬉しかったから。
「・・・・・別に今日でなくてもいいだろ」
・・・・・ピンときた。
今日家に何かある。
いや・・・・・誰か居る?
もしかして、エースの好きな女の子が居たりして!?
「部屋散らかってても気にしないよ?」
「そういんじゃねェ」
「家に誰かいるの?」
「ルフィが居る」
「ルフィ以外に」
「・・・・・・・・・居ねェ」
嘘だ。
・・・・・嘘をつく、ってことは。
「・・・・いるんだ、女の子」
「女ァ!?」
「好きな子・・・・?」
「女なんか居るか」
「じゃあ連れてって」
エースがちっと舌打ちをした。
・・・・不機嫌マックス。
それでも、気になる。
だから私も引かない。
「・・・・・・飯、作ってくれんだろうな」
「うん、作る」
エースが無言で歩き出した。
私は慌てて後ろをついていく。
とエースが途中でスーパーに入った。
「え、エース?」
「買い物、すんだろ」
「あ、うん」
エースはお肉をぼんぼんとカゴに放り込んでいく。
いつも思うけどハンパないよね肉の量。
・・・・・でも何だか今日は、いつもより少し多い、ような。
「え、ビールも?」
「ん」
・・・・珍しいな、なんて思いながらも。
「・・・・何か夫婦みたいだね、私たち」
少し嬉しくなった。
「・・・ばーか」
こつんと頭を小突かれたけど痛くなくて。
これで女の子が本当に居なかったら、幸せなんだけどなあ。
「帰ったぞ」
「お邪魔しまーす」
玄関に入ってまず違和感。
・・・・知らない靴。
しかも革靴で立派なもの。
でもたぶん男物・・・・?
良かった、女の人はいなさそう。
とほっと安堵したのも束の間。
どたどたどたとものすごい足音が響いた。
「おかえりエースー!!」
「帰ったかエース!!」
声が、2人分。
「あ・・・・・・・が・・・・ガープさん?」
そこに居たのは、ルフィとエースのおじいちゃん。
ガープさん、だった。
「・・・ルフィ、今日はアコが飯作るからな」
「ほんとか!やった!」
「こらエース、ワシは無視かい!・・・まったく久しぶりじゃのうアコ」
「ご無沙汰してます・・・ガープさん」
ルフィとエースが苦手としているガープさん。
何でここに・・・・!!
あ、でも納得。
だから私を連れてきたくなかったのね。
あとビール買った理由もガープさんの為。
「今回は大変だったようじゃのう、あの馬鹿息子のせいで」
「え、ガープさんご存知で?」
「そりゃあ知っとる。エースがワシに頭を下げた理由じゃからな!」
「エースが・・・・・」
「ジジィ!!余計なこと言うな!!」
すぐにエースの罵声が飛び込んで来て、
ガープさんは満面の笑みで私を見た。
「とにかくもう奴らの好きにはさせん、安心してエースと結婚せい」
「ええええ!?」
「ジジィ・・・・・!!」
「おっと、これ以上は男同士の秘密じゃ!」
・・・・・・・ガープさんといえば、警察のお偉い人。
そっか。
・・・・お金と権力。
エースがガープさんに頭を下げてくれた・・・・?
それで何とかなったうえで、
もしかしてもしかして。
私を元気づける為に今日デートに誘ってくれたの、かな。
「アコ、飯」
「エース、ありがと」
「・・・・うっせェ、何もしてねェよ俺は」
「今日のデートすっごい楽しかったし嬉しかった」
「でっデートじゃねェ!!」
「ぬいぐるみ大事にするね」
「・・・・っ飯!!」
「はーい」
それからみんなで食べたチンジャオロースはとっても美味しかったです。
+大丈夫の理由 終+