宣戦布告!
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「家出してきたのか?アコ」
カラカラと笑うルフィに1人暮らしでそんな必要あるかい、と突っ込む余裕はない。
「・・・・・エースは?」
「今いねェ」
・・・・そっかエースは不在か。
それならもういっそルフィでいい。
「ルフィ今すぐうちに来て」
「何かくれんのか?」
「出たの・・・・奴が」
奴を何とかしてくれるならルフィでいい!!
「出たのか!?お化けか!」
私の言葉を聞いて目を光らせたルフィ。
手に持つは、
虫取り網。とカゴ。
「・・・・お化けは虫じゃないからそれじゃ無理だと思うよ」
「そうなのか!?」
「てかさ、もうその装備でいいから!!」
「お化けじゃなきゃ何が出たんだ?」
「ご・・・・・・・・・・だよ」
「ご?」
「とにかくうちに来て!!お菓子あげるから!!」
「おー行く行く!!」
よしこれで助かった!!!
「・・・・これでいいのか?」
「ありがとールフィー!!!!」
うちに出没したゴ・・・・・をルフィに退治してもらった。
これで一安心。
「カブト虫だったらうちで飼うんだったんだけどなー」
「・・・・ルフィならアレでも飼うとか言いそうで怖いよ」
「前にエースに言ったら怒られたから言わねェ」
「言ったんだ・・・・」
「飼えねェなら食うとか」
「やめて」
・・・・ルフィらしいよ。
居てくれて助かったけど。
「アコアコ、菓子は!?」
「はいはい、今用意するから。ところでエースは何処に行ったの?」
「飯の買い物!」
「じゃあもうすぐ帰ってくる?」
「と思う。あ、それ全部食う!!」
「・・・・はいはい」
お煎餅とスナック菓子とどっち出そうか迷っていたらまさかの答え。
あとは飲み物出して。
「・・・・ルフィ、電話」
食べ物に夢中なルフィの持っている携帯が鳴っていたので教えてあげたら、
「エースだ!エースー!!」
ドキッ。
・・・・エース。
うちに来てくれたりしないかなぁ。
しないよね。
早く帰って来い、で終わりだよね。
なんてやきもきしながら飲み物の準備をして出してあげたら、
「わかった!」
の言葉を皮切りにルフィが通話を終えた。
「・・・エース、なんて?」
「待ってろって」
「・・・・え、それって」
「今何処だって聞かれたからアコん家って言ったら待ってろ、って言われたぞ」
これでオヤツがゆっくり食える、と喜ぶルフィ。
・・・・・エースが、来る。
エースに会える!!
服!!ふくふく!!
大丈夫かなこれで汚れてないかな!?
あ、あとは化粧!!
口紅くらいしとかないと!!!
部屋ももう少し片付けておかないとー!!
「ルフィ!!ゆっくり食べててね!!」
「食ってる!!」
よし!!
「いらっしゃいエース!!」
「・・・・ルフィは?」
「奥でお菓子食べてる」
電話から数分後エースはスーパーの袋持ったままやってきた。
「何でルフィがアコん家に居んだよ」
・・・不機嫌さを隠さないところはエースらしい。
「ルフィに助けてもらったの」
「助けて?・・・これルフィのだよな?」
玄関に置かれてたルフィが持ってきた虫取り網とカゴを見てエースが怪訝な顔。
「・・・・ご・・・・が出てね」
「・・・おいまさか」
「ちゃんと処分してもらいました」
エースの言いたいことを予測して答えれば、
ほっと肩を撫で下ろしたエース。
「邪魔するぜ」
「どーぞ!!」
ずかずかと上がったエースはルフィを見るなり、
「帰るぞルフィ」
「え、エースも寛いでいけばいいのに」
「まだ菓子あるんだぞエース」
「この間と言い・・・アコはルフィに甘ェ」
「だ・・・・だって怖かったんだもん」
「なら・・・・」
「・・・・なら?」
エースは何かを言いかけてやめた。
「・・・・・・・何でもねェ」
「・・・・・・エース、何買ったの?」
「あ?今日の夕飯」
「夕飯何?」
しつこく聞いても怒るだけなのは知ってるから。
話題を変えた。
「カレー」
「一緒に作ろっか」
「はァ!?」
「ご飯今から炊くし。・・・・・・ね?」
お米ならある、材料も揃ってる。
ルフィもいる、エースも居る。
「私エースのカレー食べたい」
「俺も俺もっエースっ!!飯は大勢で食った方が美味いんだぞ!」
「・・・・台所、借りるぜ」
・・・・・2人きりじゃないけど、
1人暮らしの私には嬉しい時間。
ご・・・・には感謝しないけど!!
+3人の 終+