宣戦布告!
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「ルフィのことは頼んだわよゾロ」
「どっかの兄貴みたいなこと言うんじゃねェよ・・・・」
呆れ顔のゾロにびしっと言ってやった。
だって私とエースの大事なルフィを預けるんだもの。
・・・・・って今更だけど。
「そんな心配ならお前も来りゃいいだろ。ぐるぐる眉毛が喜ぶ」
「残念私はエースと2人きり」
「あーそりゃ良かったな。今日も作りに行く訳か」
「や、それがいいって」
「・・・・・じゃあ何しに行くんだ」
「最初はエース来なくていいって言ってたんだけど」
「アコがしつこく行くと粘った訳か」
「・・・・それもあるけど。何か途中から何も持たずに来いって」
「何にせよ邪魔はねぇんだ、しっかりやれ」
「ありがとー!!」
そうよ!!何はともあれ今夜はエースと2人きり!!
告白したあとだって勝負!!
少なくともエースの思い人の情報くらいは手に入れたい。
何着て行こうお洒落して行った方がいいかな!?
化粧もバッチリしていかないと!
・・・・・気合は入れるけど、本当は少し不安。
告白の返事、だったりして。
そう思ったら。
・・・・・だって返事なら絶対ノーに決まってる。
そんな返事聞きたくない。
・・・・・・我が儘なのはわかってるけど。
エースを忘れて新しい恋、かぁ。
無理だな。
絶対無理。
・・・・・・・・でもエースは何だかんだ優しいから。
まだ言わないでくれるかもしれない。
・・・・・・がんばろ。
「・・・・・お邪魔しまーす」
勝手知ったるエースの家。
いつもはルフィも居るし遠慮なんかどこ吹く風でさくさく入っちゃうんだけど。
今日ばっかりはちょっと控えめになっちゃう。
「おー入れよ」
迎えてくれたエースは至って普通。
そ・・・・そうだよね、普通だよね。
良かった。
「夕飯もう食べたの?」
「いや、まだ。アコも食ってねェよな?」
「え、うん」
「行こうぜ」
「え」
「飯。奢ってやるよ」
「・・・・・・・・・・・ええええ!?嘘!?」
まさかのエースの言葉に驚きを隠せない。
「・・・あのな。俺がそんなにケチだと思ってたのかよ?」
呆れてるんだか怒ってるんだかエースは、
軽いデコピンを私に放って、
「いたっ」
「行くぜ」
さっさと玄関に向かっていく。
エースと2人でご飯!!
しかもエースの奢り・・・・!!
「行くー!!!」
行かない訳ない!!
「腕どうなの?」
何処に連れて行ってくれるのかは行ってからのお楽しみってことにして、
まずはずっと聞きたかったエースの腕のことを聞いてみる。
「今リハビリ中」
「リハビリって結構痛いって聞くけど・・・」
「別にたいしたことねェよ。医者の話しじゃあと数日でコレもはずれる」
「そっか。・・・・良かった」
「だから今日は今までの礼に俺が奢る」
「別にいいのに」
「いいんだよ、アコの飯ルフィも喜んでたしな」
「・・・・・・・エースは?」
「は?」
「エースも喜んでくれた?」
ルフィが喜んでくれた、そのことは嬉しいけど。
私はエースに1番、喜んで欲しいのだ。
「ああ、助かってる」
「助かってる、じゃなくて」
「・・・・言わなくてもわかんだろ」
「わかるけど言われたい」
「・・・・・お前な」
隣に並んで歩くエースをじっと見つめたら、
エースはぱっと顔を逸らして、
「喜んでるに決まってんだろ・・・・」
ぼそりと小さく、でも確かに呟いた。
・・・・嬉しい。
これはライバルさんに勝ってるんじゃない!?
いやいや、油断はしない。
「ほら、着いたぜ」
「あ、ここ?」
「すっげー美味いから腰抜かすなよ」
満面の笑みのエースに期待も上がる。
ラーメン店。
・・・・まあね、エースだもんね。
こじゃれたレストランとかの訳ない。
でも、
「おいっしい・・・・!!」
すっごく美味しいここのラーメン!!
しかも、
「俺とアコしか知らねェ店だからな」
なんてエースが言ってくれちゃうもんで。
ねえそれってルフィにも好きな子にも言ってないってことだよね!?
これは・・・・・・・勝ったでしょう!?
よっし!!
一歩リードしたかも!!
+勝ちたいのだ 終+